現在販売されているホンダのSUVと、かつて販売されていた絶版SUVを一覧形式でまとめてお伝えします。現行モデルの価格・ボディサイズ・燃費は本記事中盤まで比較一覧表でまとめています。
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【新型】ZR-V（2023年4月発売）
北米では、2022年4月から3代目HR-Vとして発売されているミドルSUVが日本市場に上陸、日本市場では2022年9月に『ZR-V』の車名で先行予約開始、2023年4月に発売されます。
プラットフォームはシビックと同じで、パワートレインはシビック e：HEVがZR−V用にチューニングされて搭載されます。シビック e：HEVは、基本モーター走行となるハイブリッドシステムながら、アクセル開度に応じたエンジン音をコンピューターが生成してスピーカーから流しています。疑似音ながらも専門家が運転しても本物と区別がつかないぐらいの仕上がりで、多くの人が肝を抜かれていました。
足回りの仕上がりも良好で、車中泊も可能な室内空間の広さを持ち、順調な受注台数となっているようです。
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【新車】ヴェゼル（2代目：2021年4月〜）
※業界では発売1年以内に「新型車」という表現を使うことがマナーとなっていますので、「新車」で表現しています。
2代目が先行公開されたときのSNSの反応はすさまじく「#cxハリアー」などというハッシュタグで盛り上がりました。しかし、実車を見た人はそのデザイン性の高さに納得した人がたくさんいました。
先代ヴェゼルのコンセプトを引き継いだ正常進化モデルで（正常大幅進化と表現しても問題なさそう）、2モーターハイブリッドシステム『e：HEV』のモーター出力を向上し、走りの質をアップ、Honda SENSINGも機能が強化されました。
インテリアは、リビングにいるような落ち着きのある上質な仕上がりで、エアコンの吹き出し口に『そよ風アウトレット』と名付けられた、風が直接顔や体に当たらない機構を備えるなど、快適性も大幅進化しました。
専門家からの評価も高く、非の打ち所がないといって過言ではないおすすめのミドルSUVです。
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【ホンダのSUV】価格・ボディサイズ・燃費比較一覧
| 車名 | 販売 台数 |
分類 | 全長 (mm) |
全高 (mm) |
燃費 (最良) |
燃費 (最低) |
価格 （最安） |
価格 （最上級） |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ヴェゼル | 50,736 | ミドル | 4,330 | 4330 | 16 | 25 | 2,279,200 | 3,298,900 |
| ZR-V | 0 | アッパーミドル | 4,570 | 4570 | 14 | 22.1 | 2,949,100 | 4,119,500 |
※販売台数：自販連、全軽自協の2022年1〜12月、同一車種内に複数のボディサイズがある場合は小さいほうの数値。燃費はWLTCモードで、最も良いグレードと悪いグレードをそれぞれ掲載。
【絶版】CR-V（初代1995年〜5代目2022年）
日本ではCR-Vの初代は売れましたが、2代目以降は人気が低迷、しかし北米では一定の人気があります。5代目は特に北米で販売好調の人気モデルで現在も販売されていますが、日本では2022年8月で販売終了してしまいました。
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【絶版】クロスロード（2007-10年）
2010年まで日本で発売されていたクロスロードは2代目。初代（1993-98年）は、当時ホンダと提携関係にあったローバーグループ（現在は、ジャガー・ランドローバー）のSUV、ディスカバリーをOEMで販売していました。
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【絶版】エレメント（2002-11年）
エレメントは全長4,300mmと短いながらも全幅1,815mm、全高1,790mmのずんぐりむっくりしたボディのSUV。観音開き式のドアをもつなど個性たっぷりでした。細川茂樹さんが主演の『仮面ライダー響鬼』で登場していました。しかし、個性が強すぎ2年半で販売終了。が、今、中古車市場では強気の価格で販売されています。
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【絶版】ホンダ ホライゾン（1994〜99年）
当時はまだSUVという言葉が浸透していない時期、空前の「RVブーム」のまっただ中に登場した、いすゞ『ビックホーン』をホンダがOEM供給を受けて販売していました。『ハンドリング・バイ・ロータス』はホライゾンにも設定されていたというと、エモーショナルな気持ちになる方がいらっしゃるはずです。
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【絶版】ジャズ（1993〜96年）
こちらは、いすゞ『ミュー』のOEM。ホンダは、その頃は自社でSUVをもっていませんでしたが、当時は乗用車を生産していたいすゞと車種の相互補完提携を結んでいました。
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【絶版】バモス・ホンダ（1970〜73年）
『バモス』と聞くと、かつて販売されていた軽1BOXのアクティの派生モデルを思い浮かべる方のほうが多いと思いますが、元祖バモスはこちらです。車名とメーカー名の位置関係が逆になっています。今の安全基準では絶対にこんなクルマは出てきません。当時、カリフォルニアで流行していた、ワーゲンバスことフォルクスワーゲン タイプ2のキャンパー仕様をヒントに開発されたそうです。バモス・ホンダは、軽自動車。当時の規格で排気量は360ccでした。
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※この記事は、2023年3月時点での情報で執筆しています。
