初代はスカイアクティブテクノロジーと魂動デザインを採用したマツダの新世代商品の第1弾として2012年にデビュー。躍動的なデザインや意のままに操れるハンドリングのよさ、優れた環境・安全性能が評価されマツダの年間販売台数の4分の1を占める基幹モデルへと成長したミドルサイズSUVがCX-5です。
初代モデルで築いたブランドイメージを継承しながら、マツダが追求する「走る歓びのさらなる深化」に挑戦したのが2代目モデル。2016年11月の米国LAショーで初公開され、2017年2月に発売されました。
【サマリー】走る歓びと同乗者の快適性を独自技術で両立
群雄割拠のSUV市場において世界的なヒット作になった初代CX-5のイメージやコンセプトを継承した2代目は、ドライバーだけでなく同乗者を含めた「全てのお客様を笑顔にするSUV」をキーワードに、マツダが追求する走る歓びのさらなる深化に挑戦しています。
その軸になるのが車両運動制御技術「SKYACTIV-VEHICLE DYNAMICS」の第一弾、G-ベクタリングコントロールの搭載です。トレードオフの関係になりがちなドライバーの走る歓びと同乗者の快適性を独自技術で両立し、SUVの理想形をカタチにしています。
【外観スタイル】無駄を削ぎ落したスタイリッシュで力強いデザイン
デザインキーワードは「洗練された力強さ」。エモーショナルで躍動感に満ちた魂動(こどう)-SOUL of MOTIONのコンセプトをより高い次元へと昇華させることに挑戦。日本の伝統的なモノづくりに受け継がれている、無駄な要素を削ぎ落したところに生まれるシンプルで研ぎ澄まされた造形をベースに、「熟成した骨格」「品格のあるフォルム」「仕立ての良い質感」の3つを軸に、エクステリアデザインを構成しています。
【インテリア】人間中心の空間を構築し、質感を極めたインテリア
インテリアは「空間」「フォルム」「質感」の各領域でデザインテーマの「洗練された力強さ」を表現することに注力。コクピットはマツダ車に共通する、ドライバーを中心に操作機器や計器類を左右対称に配したデザインで、ドライバーとの一体感を高めています。
インテリアを構成するシートや加飾部分の造形は、SUVらしい力強さと上質さを融合させたフォルムを追求。インパネやドアトリムなどの手が直接触れる部分にソフト素材を多用し、初代の課題と言われていた質感を高めています。
【走り・燃費】クリーンディーゼルエンジンと3種類のガソリンエンジンが選べる
エンジンのバリエーションが豊富なのもCX-5の特長。クリーンディーゼルエンジンのSKYACTIV-D2.2を筆頭に、直噴ガソリンエンジンSKYACTIV-G2.5およびSKYACTIV-G 2.0をラインアップ。
2018年の一部改良で2.5Lガソリンターボも追加されました。組み合わされるトランスミッションは全車6速ATで、新世代AWDシステム「i-ACTIV AWD」やアイドリングストップシステム「i-stop」を継承し、リニアで力強い加速と優れた燃費性能、高い環境性能を実現しています。
【安全装備】先進安全装備の充実で世界基準の安全性能を実現
マツダの安全思想「マツダ・プロアクティブ・セーフティ」に基づき、アクティブ/パッシブの双方で世界基準の安全性能を満たしています。アクティブセーフティでは、全車速追従機能付きのクルーズコントロール、ブレーキサポート、アダプティブLEDヘッドライトなどの先進安全技術を充実。パッシブセーフティでは高強度・安全ボディの「スカイアクティブボディ」の効率化や超高張力鋼板の採用拡大で、グローバル基準の衝突安全評価を高いレベルでクリアすることを目標に安全性能を作り込んでいます。
【グレード構成】上級、ミドル、ベーシックの3グレード構成
2代目CX-5は装備の違いにより3つのタイプに分かれています。
■Lパッケージ(写真上)
本革シートを採用し、上質さを際立たせたLパッケージ。
■プロアクティブ(写真下)
先進の安全装備を充実させた中間グレードのプロアクティブ。
■XD、S(写真下)
中間グレードのプロアクティブに対し、シンプルな装備のベースグレード。
【マイナーチェンジ&改良一覧】年次改良で運動性能と安全性能をブラッシュアップ
2018年3月の一部改良では、ガソリンエンジンに「エッジカットピストン」「低抵抗ピストン」などの新技術を採用。2.5Lガソリンエンジンにはマツダ初の「気筒休止」技術を採用。2.2Lディーゼルターボエンジンに「急速多段燃焼」などの技術を採用し、実用燃費と走行性能を向上させました。また、360°ビュー・モニターをメーカーセットオプションで設定し、車速感応式オートドアロックが全グレードに標準装備になりました。
2018年10月:一部改良 ガソリン2.5Lターボを追加。GVCも進化
マツダの国内向け車種では初めて2.5L直4ガソリンターボエンジンを設定。Gベクタリングコントロール(GVC)は、ハンドルを切った際の制御に加えてハンドルを戻す際の制御を追加した「G-ベクタリングコントロールプラス」に進化。高速走行での車線変更時や滑りやすい路面での挙動安定性が高まりました。さらに、2.2Lディーゼルターボエンジン搭載車に、新たに6速MTが設定されました。
2020年1月:一部改良 AWDの悪路走破性を強化
AWD車に悪路でもスムーズな脱出をサポートするオフロード・トラクション・アシストを採用。ステアリングシフトスイッチの標準装備により、走る楽しさを向上させています。
2020年12月:一部改良 ディーゼルエンジンの出力向上
2.2Lディーゼルターボエンジンの最高出力を140kW(190ps)から147kW(200ps)/4,000rpmに向上。6速AT搭載車はエンジンとトランスミッションの制御技術をアップデートすることで、アクセル操作に対する応答性を高めています。また、センターディスプレイのサイズを8インチから8.8または10.25インチに拡大し、すべての機種に車載通信機能を標準設定しています。
2021年12月:大幅改良 フロントフェイスの意匠を一新
フロントフェイスとグリル、前後ランプの意匠を変更。ダイナミクス性能ではMAZDA3から採用している車両構造技術「SKYACTIV-VEHICLE ARCHITECTURE」の思想を取り入れ、快適性・静粛性を向上。走行シーンに応じてスイッチ操作ひとつで任意に走行モードを切り替えられる「Mi-DRIVE」を新採用。オンロードからオフロードまでマツダ車らしい「意のままの走り」を楽しめます。
【CX-5のおすすめモデル#1】2.2Lディーゼルターボの6速MT
「人馬一体の走り」を追求するマツダならではのグレードが、ミドルサイズSUVでは唯一となる、2.2Lディーゼルターボエンジン搭載車に設定された6速マニュアルトランスミッション。SUVでもクルマを意のままに操る楽しさが味わえます。
【CX-5のおすすめモデル#2】25Sプロアクティブ
ミドルサイズSUVの車格感を味わうならプロアクティブ以上のグレード一択になります。CX-5はエンジンや駆動方式、トランスミッションのバリエーションが豊富ですが、中でもバランスに優れているのが自然吸気の2.5Lガソリンエンジンを搭載するモデル。年次改良のたびに乗り心地や操安性がブラッシュアップしているので、予算が許せば高年式のモデルを選びたいところです。
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【まとめ】走りの楽しさとプレミアム感を兼ね備えた理想のSUV
プラットフォームからパワートレイン、内外装のデザインに至るまでトータルで開発するマツダの新世代商品群のトップバッターが初代CX-5。日本のみならず世界でも高く評価され、マツダのグローバル販売台数の約3分の1を占める基幹車種へと成長しました。
2代目で魂動デザインとスカイアクティブテクノロジーはさらに進化し、2代続けてヒット作に。FR+直列6気筒エンジンのCX-60が話題を呼んでいますが、扱いやすいサイズ感と割安感のあるCX-5もまだまだ魅力十分です。
この記事は2022年9月の情現在報に基づいています。