当時、ほぼ絶滅状態だった小型のFRスポーツを復活させ、多くの人に『走る楽しさ』を思い出させたのがトヨタ 86。2012年にデビューした初代の車検についてお伝えします。2021年10月にフルモデルチェンジしたGR86はまだ初回車検時期を迎えていないので、ここでは割愛します。
トヨタ 86の車検を受ける前に……カスタムとタイヤに注意!
車検対応のパーツでも、車検に通らないケースがある
走りにこだわったFRスポーツである86なので、チューニングやカスタムをしている人も多いでしょう。トヨタがカスタムした状態で発売した特別仕様車、トヨタ純正パーツやトヨタのカスタマイズブランドであるモデリスタのパーツであれば問題なく車検に通りますが、社外品のパーツには車検に対応していないものもあります。
また、車検対応品として販売されたパーツでも、車検時の状況によっては車検にパスできない可能性もあります。もし車検に通らなかった場合は該当部分を修理したりパーツを交換したりして再車検を行いましょう。
タイヤの減り具合に要注意
スポーツモデルである86は、乗り方によっては一般のクルマよりタイヤが早くすり減ります。
■タイヤの溝
車検ではタイヤの溝の深さが『1.6mm以上』と決められています。1本でもこれより浅いと車検には通りません。
■タイヤの劣化
ひび割れや亀裂、偏摩耗などがあるタイヤも危険なので車検に通らない可能性があります。
■はみ出し
走りを良くするために純正サイズより大きなタイヤをつけている場合、フェンダーからはみ出していると車検に通りません。
▼カープレミアでお得な車検店舗が見つかる!▼
カープレミアで「トヨタ 86対応の車検店」を探す
▼カープレミアなら月々の支払額でクルマを探せる▼
カープレミアで「トヨタ 86」を探す
【初代】トヨタ 86(2012年4月〜2021年10月)
2011年の東京モーターショーに参考出品されたプロトタイプが2012年4月にトヨタ 86として発売されたとき、スポーツカーファンは大歓迎しました。スバルと共同開発された86は最高出力200psを発揮する2L水平対向エンジン(直噴『D-4S』)を搭載し、超低重心のFRパッケージを採用。トランスミッションは6速MT6速ATが要されました。
決してパワーがあるわけではありませんが、エンジンを高回転まで回し、クルマを操る楽しさを多くの人に思い出させるモデルとなりました。
その後、86は小変更を繰り返して性能をブラッシュアップ。同時に86 GRMNや86GR、86GRスポーツなどのコンプリートモデルも発売しました。
▼カープレミアでお得な車検店舗が見つかる!▼
カープレミアで「トヨタ 86対応の車検店」を探す
▼カープレミアなら月々の支払額でクルマを探せる▼
カープレミアで「トヨタ 86」を探す
トヨタ 86の車検費用の相場はいくら?
車検費用は、「法定費用」と「整備費用」の2つがあります。法定費用は国が定めた自動車重量税と自賠責保険料(自動車賠償責任保険)は、どこで車検を受けても金額が変わりません。法定費用のうち検査費用(印紙代・証紙代)は整備を受ける場所が指定工場(=民間車検場)かそれ以外かで600〜700円異なります。整備費用は、車検を受ける店、工場によって金額が変わってきます。
初代86の自動車重量税は1〜1.5tの区分になります。
エコカーは自動車重量税が優遇されます。しかし86はその対象ではありません。また、初度登録から13年経過すると自動車重量税は重加算されます。2023年1月現在で86はまだその対象にはなっていませんが、2012年デビューなので、その対象時期が近づいているモデルになります。
【初代】トヨタ 86の車検費用の相場
【初代】トヨタ 86の法定費用
自動車重量税 | ¥24,600 |
---|---|
自賠責保険料(24ヵ月) | ¥20,010 |
検査手数料(印紙代・証紙代) | 指定工場:¥1,800円(電子申請1,600円) 認証工場:¥2,300 |
合計 | ¥46,210〜¥46,910 |
※自賠責保険は沖縄県・離島など一部地域は上記保険料例と異なります。
■自賠責保険は25ヵ月分かけるケースもある
自賠責保険は、次回車検までの期間分加入します。次回車検までなら24ヵ月の加入でいいのですが、実は車検の有効期限満了は夜24時までなのに対し、自賠責保険の有効満了は正午12時までと、12時間のズレがあります。そのため、車検をギリギリのタイミングで受ける場合、数時間の保険未加入期間が発生してしまいます。
自賠責保険に加入していないクルマは公道を走行できないだけでなく、車検を通すこともできません。このような事態を防ぐために自賠責保険を25ヵ月分かけるケースがあります。
【現行 初代】トヨタ 86の車検整備費用の相場
86はデビュー時のものが初度登録から10年以上経過しています。そのため低年式のものだと通常の車検整備に加え、車検を機に消耗部品の交換が必要になるケースが増えてきます。編集部がインターネットで調べたところでは、5万円台から15万円程度の間が最も多い実際の車検整備費用でした。法定費用と車検整備費用の合計の相場は、10万円弱〜20万円程度となります。
前述したように86は走行距離を含む乗り方で交換部品などが大きく変わってきます。タイヤやブレーキ関係などで部品交換が必要な場合は費用が高くなります。
▼カープレミアでお得な車検店舗が見つかる!▼
カープレミアで「トヨタ 86対応の車検店」を探す
▼カープレミアなら月々の支払額でクルマを探せる▼
カープレミアで「トヨタ 86」を探す
トヨタ 86の車検費用を「安く・安心」に済ませる方法〜「カープレミアガレージ」とは
「カープレミアガレージ」では、国家資格を持った整備士が点検に対応するため、クルマに関する疑問点や不安点は何でもご相談いただけます。また、定期点検などのサービスも行っているため、長期的なクルマの管理も安心して任せることができます。
また、カープレミアでは「カープレミアパーツ」としてリビルト・中古部品を推奨しており、自社グループ会社においても、リユースの生産から販売まで自社工場を有し低価格の実現を進めています。
「カープレミアパーツ」とは?
カープレミアのグループ会社が提供する自動車パーツです。整備・修理の際に、主に「中古・リビルト部品」といった「リサイクル・リユース部品」などの低価格で安心のパーツを提供しています。
中古・リビルト部品って何?
中古部品(リユース)は、使用済み自動車等から取外され、テスターによる点検、清掃などを行い商品化された部品です。リビルト部品は、中古部品(コア)を分解洗浄、消耗品交換や故障個所の交換を行い、性能をほぼ新品同等に回復させた部品です。
リビルト部品をオススメする理由
1.新品部品を利用するよりもコストパフォーマンスが良い事
2.リサイクル、リユースといった資源の有効活用に繋がること。
3.品質基準をクリアした部品で安心して使用できること。
中古・リビルト部品のメリット
新品部品と比較して部品にもよりますが、20%~30%ほど部品代金が抑えられるケースがあります。
その他、万が一の故障時に0円で修理対応する故障保証や、24時間365日対応可能なロードサービスなどのサポートも充実しています。安心・快適なカーライフは、「カープレミアガレージ」にお任せください。
※故障保証の利用は車両購入時に別途加入が必要です。
※この記事は、2022年12月時点での情報を元に執筆しています。