広い荷室と前倒しした後席をつなげるとフラットな寝床に変身。遠方の目的地に向かう途中で仮眠したり、早めに現着して睡眠したりと、スケジュールを有効に使える車中泊が根強い人気を集めています。中でも内装がシンプルでベッドや荷棚を作りやすく、維持費の安い軽バンは車中泊に最適。軽バンで快適に車中泊するためのポイントを押さえましょう。
軽バンで車中泊するなら、最低これだけはやっておきたい
軽バンに限らず車中泊の快適性を大きく左右するのが、フラットなフロア。ここに凹凸や段差、盛り上がりがあると、上にエアマットを敷いても角度がついたりくぼみができたりと、快眠の妨げになります。フラットな就寝スペースとプライバシー保護の目隠し、結露対策は必須です。
フロアはフラットに
写真は新型ダイハツ ハイゼット カーゴのシートアレンジ。水平格納式リアシートが全車に採用され、リアシートを足元スペースに収めるとフラットな荷室を拡大できます。この状態のフロア長は1,965mmで長身の人でも足を伸ばしてゆったり横になれます。さらに助手席を前倒しすると2,350mmのスペース長が得られますが、荷室フロアと前倒ししたシートバックの間に隙間が生じるため、アウトドア用のエアマットを敷くと完璧にフラットな寝床になります。
新型アトレーの純正アクセサリー「収納式デッキボードセット」を使ったベッドの展開例。収納時は長さ880×幅1,110×ボード下高さ440mm、展開時は長さ1,750×幅1,110×ベッド下高さ440mmになり、最大積載荷重は200kg。大人2名分のベッドになり、ベッド下を収納スペースに利用できます。
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遮光・目隠し
車中泊で最も気になるのが車外からの目。ジロジロ見られたら落ち着いて寝られず、防犯上も好ましくありません。窓をシェードで覆ってしまえばプライバシーが保たれ、まぶしい日差しもさえぎることができます。また、外気と内気の寒暖差で生じる結露も抑えることができます。シェードを自作する場合、ホームセンターで売っているスタイロフォームやプラダンを活用できます。
換気・虫よけ
夏場の車中泊に欠かせないアイテムが網戸。窓を閉め切ると蒸し暑くて眠れず、窓を開けると蚊が入ってきます。バックドアやサイド窓に装着する防虫ネットや網戸を取り付ければ、不快な虫の侵入を防ぎながら新鮮な空気を取り込めます。
網戸は車種専用設計の純正アクセサリーや社外品があり、窓にぴったりフィットするように作られています。
収納
車中泊時に困るのが荷物の置き場所。リアシートを倒して寝床にするのでフロントシートの上や足元に置く、もしくはルーフラックやボックスに収納するしかありませんが、意外に見落としがちなのが頭上空間や壁面。
軽バンは室内高に余裕があるので、ルーフの両側にマルチレールやサイドバーを装着して、ネットやルームラックを取り付けると収納スペースを増やせます。
壁面は軽バンに標準装備されているユースフルナットを活用することで、フックや小物ホルダーを取り付けられます。
DIYで改造・自作するポイント
DIYでベッドや棚を取り付ける場合、これらは積載物の扱いになるために車検時に取り外して原状復帰できるようにしておきましょう。例えばリアシートは倒したままではなく、座席として機能しなければなりません。
ベッドのフレームやルーフ、壁面に棚を取り付ける場合、軽バンには荷物の固定や純正アクセサリーを装着するためのユースフルナットを多数装備しているので、これを活用すれば車両側に穴を開けることなくボルトオンで取り付けられます。
車中泊におすすめの軽バン3モデル
【新車】ダイハツ アトレー
先代モデルは商用バンがハイゼット カーゴ、乗用ワゴンはアトレーという扱いでしたが、フルモデルチェンジでアトレーも4ナンバー化。その理由は積載量と積載スペースを確保するため。
水平格納式リアシートで床がフラットになり、スマートアシストや全車速追従機能付きACC(アダプティブクルーズコントロール)など、安全装備も充実しています。
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【中古】ホンダ バモスホビオバン(初代・2003〜2018年)
アクティバンをベースに趣味やアウトドアユースを意識したモデルがバモスホビオ。バモスがロールーフなのに対しホビオはハイルーフを採用し、荷室高を120mm高く設定しています。荷室にφ6mmボルトを取り付けられるユーティリティナットが28ヵ所備わり、パイプや金具を固定して荷室を自在にアレンジできます。
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【中古】スズキ エブリイ(現行型・2015年〜)
エブリイ現行モデルの前期型。ライバルのハイゼット カーゴがフルモデルチェンジで注目を集めていますが、荷室の広さは両者拮抗しています。
5速MTをベースにクラッチとシフト操作を自動化したAGS(オートギアシフト)も選べ、MT感覚のダイレクト感あふれる走りを手軽に楽しめます。
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【まとめ】大人の秘密基地を自作するのも楽しい!
荷物を運ぶために無駄を省いた軽バンの大空間を車中泊スペースにアレンジしていく楽しみは「大人の秘密基地」のような感覚です。ホームセンターなどで材料をそろえてDIYで作り込んでいけば、趣味の幅や旅の行動範囲が格段に広がります。
※この記事は、2023年1月時点での情報で執筆しています