そもそも女性に人気が高い軽自動車ですが、数多く存在するモデルから1台を選ぶのは簡単ではありません。今回は新車と比べてリーズナブルに購入できる、女性ユーザー向けの中古軽自動車を紹介していきましょう。
今、どんな軽自動車が女性に人気になっているのか?
軽自動車といえば昔から女性ユーザ比率が高いことはご存じのとおり。そのため女性目線で考えられたデザインやカラーリングを備えたモデルが数多く登場しています。
近年登場する軽自動車も女性をターゲットにしたモデルが数多く登場していますが、子供がいる女性向けにスライドドアを採用した開口部が大きいスーパーハイトワゴンがとくに人気を集めています。
かわいいデザインはもちろん、広い室内、優れた実用性と機能性を備えた軽自動車が今どき人気のモデルといえるでしょう。
スズキ ハスラー(初代) 中古車相場価格:30〜200万円
「ユーティリティ性能が高いワゴンRとジムニーの機動力をミックスした新ジャンル軽自動車」と、これまでにありそうでなかった軽SUVとして登場した初代ハスラー。2代目となる現行モデルも引き続き高い人気を誇っていますが、登場時のインパクトという面においては初代の比ではありませんでした。
丸形ヘッドランプなどの見た目は現行モデルも引き継いでいますが、かわいさや愛嬌の良さは初代が上。先代ワゴンRをベースとしたことで居住性なども現行モデルに劣ってはいません。
インパネまわりもギア感が漂う現行モデルに比べ、ピュアホワイトをベースとしたパネルなど、初代のほうが女性に好まれるデザインを採用しています。
ただ現行モデルは全車にマイルドハイブリッドを搭載し優れた燃費性能を誇るのが大きなメリット。エネチャージ搭載車が用意された初代の燃費性能も悪くはありませんが、現行モデルには劣ってしまいます。
とはいえ今見ても初代の魅力が高いことは事実。軽SUVを欲する女性にとって初代ハスラーは自信をもっておすすめできる1台です。
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スズキ アルトラパン(2代目) 中古車相場価格:10〜130万円
以前から標準車をベースに顔つきなどを変え個性的なデザインに仕立てた軽自動車は多数存在しましたが、外観すべてを愛くるしくデザインし登場したのは初代アルトラパンが先駆けといえます。ちなみに同車は2015年にフルモデルチェンジで3代目となる現行モデルが登場しました。
2代目はアルトの名がつくものの4代目ワゴンRをベースに開発されたことで、初代と比べ室内空間が広がったことが特徴。またスクエアなフォルムとファニーなフロントフェイスを備えたエクステリアデザインは愛くるしいもので、女性からの指名買いが多かったことが話題となりました。
現行モデルがレトロモダンテイストなデザインとなったこともあり、かわいらしい見た目を重視するなら2代目アルトラパンをおすすめします。
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ダイハツ ムーヴコンテ 中古車相場価格:10〜130万円
「カクカクシカジカ」のキャッチフレーズで2008年に登場したムーヴコンテ。四角いヘッドランプや角張ったボディなど、デビュー時、他車が備えていなかった個性的なデザインが目を引くクルマでした。
スクエアなフォルムではありますがマスカットグリーンなど淡いボディカラーを備えていたことで女性からの人気は抜群。燃費性能に特化したエコ技術「イーステクノロジー」もマイナーチェンジ時に採用されたことで燃費性能に優れていました。
ただこのクルマは外観だけがウリではありません。他車が重視してこなかったシートにこだわったのです。
軽自動車とは思えない分厚いシートの座り心地は抜群。サイズも大きくシートだけでも買ったかいがあると満足できるものでした。
ただ、座り心地にこだわったためサポート性はいまいち……。とはいえ街乗りメインで使用するなら、この豪華さを感じるシートを備えたムーヴコンテはおすすめできます。
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ダイハツ タント(3代目) 中古車相場価格:20〜180万円
スーパーハイトワゴンのパイオニアとして初代から現行モデルまで高い人気を維持し続けているタント。女性ユーザーの中でも、とくに子供がいる方にイチオシのモデルです。
タントの自慢は助手席側をピラーレス構造にして大開口部を備えたミラクルオープンドア。もちろん3代目もこのスライドドアを備えているため、ベビーカーをたたまずにそのまま乗せることができます。
また室内スペースも現行モデル同様に広大な空間を実現しています。リアシートの足元は広く、シートの座面が長いことで大人の男性もゆったり乗車できるのもうれしいポイント。
現行モデルに劣るのは安全支援機能「スマートアシスト」の内容くらいでしょうか。スーパーハイトワゴンを求める女性ならこのクルマを買っておけば、幸せなカーライフが待っています!
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ホンダ N-ONE(初代) 中古車相場価格:10〜260万円
軽自動車きっての人気車種、N-BOXが万能車であることはご存じのとおり。ただ、パーソナル感が欲しいと思うのであればN-BOXと同じプラットフォームを備えたN-ONEが最適です。
N-ONEは2代目も販売されていますが、購入するのであれば2012年に登場した初代がおすすめです。
1967年に登場したN360をインスパイアしたスタイルは現行モデルも同様で、初代と2代目はパッと見ただけでは違いがわからないほど。安全性能こそ「Honda SENSING」を標準装備した現行モデルに劣りますが、その他、走行性能で見劣りすることはありません。
初代N-ONEはスーパーハイトワゴンほど広い室内空間を有してはいませんが、センタータンクレイアウトを採用したことで頭上や足元は広々。また、軽自動車のレベルを超えたプレミアム性を備えています。
トータル性能が高いN-ONEは幅広い女性ユーザーにおすすめできるクルマです。
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女性ユーザー向け軽自動車の選び方のポイント
小回りが効くため運転が楽な軽自動車は女性ユーザーに最適なクルマであることは間違いないでしょう。
そんな軽自動車ですが、さらに女性にピッタリなモデルを選ぶのであれば以下のポイントを重視するべきだと考えます。
①かわいらしい見た目と内装を備える
②燃費性能が優れている
③(子育て世代には)開口部が広いスライドドア装着車
これらのポイントに加え、安全性能、広い室内空間、動力性能など自分が求めるニーズを満たしてくれるクルマが最適な1台となります。
また欲しい装備やグレードを手に入れることができる新車かリーズナブルに購入できるかで新車か中古車を選ぶことになります。
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【まとめ】中古車にも女性向けモデルは多数存在
かわいく、室内が広く、機能的……そんな女性向け軽自動車ですが新車はもちろん、中古車にも数多く存在することを紹介してきました。
ひとえにかわいいといっても時代とともにその基準は変わりますが、ファンシーなフォルムを求めるなら旧型車のほうが選択肢はあったりします。
燃費性能や安全性能は一歩劣るものの、とにかくかわいさを重視するのであれば旧型車の中古がおすすめとなります。
※この記事は、2023年1月時点での情報で執筆しています