軽トラの荷台のサイズからカスタム方法まで・荷台に人を乗せてもいい？

軽トラオーナーと、これから軽トラを買おうと考えている方からよくある質問にお答えします。この記事では、軽トラの荷台についてお伝えします。

軽トラの荷台のサイズは？

軽自動車のボディサイズ規格の最大値が、全長3,400mm・全幅1,480mm・全高2,000mmと定められています。したがって、荷台はこの規格サイズ以下になり、キャビンやアオリといった構造物を除いた部分が荷台サイズとなります。

軽トラの製造は現在、スズキとダイハツの2社だけとなり、その他のメーカーはこの2社からOEM供給を受けて販売しています。なお、各メーカーのOEMモデルは、元の車両をそのまま流用し、エンブレムを変える程度の違いに留められています。このため、荷台サイズもOEMモデルと元のモデルと同一となります。

軽トラのボディタイプは2タイプあります（ダンプなどの特装車を除きます）。そのうち1つは、標準的なタイプ、もう1つは乗員のスペースを広げたビックキャビンタイプ（ダイハツのハイゼット ジャンボがそれを代表して、メーカー問わず「ジャンボ」と呼ばれることも多い）となります。

次に、各軽トラの荷台サイズをまとめて掲載します。

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【ダイハツ ハイゼット トラック】トヨタ ピクシス トラック・スバル サンバー トラック

ダイハツ ハイゼット トラック ジャンボ

※OEMなし

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【スズキ キャリイ】日産 NT100クリッパー・マツダ スクラム トラック・三菱 ミニキャブ トラック

スズキ スーパーキャリイ

※OEMなし

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軽トラの荷台のカスタム方法

軽トラの荷台は、まるでキャンバスのように使う人の思い思いで自由にカスタムができます。そのカスタム方法を大別すると、プライベートユースと業務用に分かれています。プライベートユースでは、趣味に合わせて、ギアやグッズ、ツールを運ぶことを目的としたカスタムと、軽トラを本来の目的としては使わず、ドレスアップをして楽しむカスタムに分かれています。

軽トラのカスタムパーツは実に多種多様なサードパーティーから製造・販売されています。また、軽トラは車両本体価格が安い上、カスタムパーツも安い傾向にあるのが特徴です。

軽トラの荷台をカスタムするときの注意点

軽トラを含む軽自動車の最大積載寸法は、幅1.48m・長さ3.4m・高さは2.5mと定められています。これを超えるカスタムを行うときは、構造変更となり車検を通して普通車にするなどの対応が必要となります。また、構造変更を伴うカスタムは、保安基準に適合していなければなりません。

軽トラの荷台をカスタムするときは、車検に通るかどうかに注意する必要があります。

また、荷台の耐荷重性能にも注意する必要があります。軽トラックの最大積載量は350kgで、これに耐えられるように設計されていますので、通常の使い方では荷台の耐荷重性能を気にする必要はありませんが、カスタムを行い荷台の一部に集中的に荷重がかかるようになると危険を及ぼす可能性があります。また、走行安定性にも悪影響を及ぼし事故の原因となる場合がありますので注意が必要です。

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軽トラの荷台に人を乗せてもいい？

軽トラに限らずすべての自動車は、シートベルトがつけられない座席以外のスペースに人を乗せて走行することが禁じられています。

例外として認められているケースには、次のようなものがあります。

●荷台の荷物を看守する場合。ただし、必要最低限の人数に限る。
道路交通法 第55条「貨物自動車に貨物を積載している場合は、貨物を看守する必要最低限の人員を荷台に乗車させて運転することができる」
※人数に明記はありません。取締りを受けたときは、そのときに警察官の判断となります。

●警察の許可を得た場合（警察署に「荷台乗車許可申請書」を提出）
道路交通法 第56条
「当該車両の出発地を管轄する警察署長（以下第五十八条までにおいて「出発地警察署長」という。）が当該車両の構造又は道路若しくは交通の状況により支障がないと認めて積　　　 載の場所を指定して許可をしたときは、前条第一項の規定にかかわらず、当該車両の乗車又は積載のために設備された場所以外の場所で指定された場所に積載して車両を運転する ことができる。」

なお、いずれの場合においても、荷台の人の安全と道路交通の安全を確保する義務が運転手に求められています。

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※この記事は、2023年3月時点での情報で執筆しています。