新車で買える国産車と外車(輸入車)を全モデル一覧形式で特徴とともにまとめてお伝えします。また、これからコンパクトSUVを買おうとしている方のお悩み「何を買うべき?」にお答えします。
コンパクトSUVとは?
コンパクトSUVとは全長4,300mm以下のSUVのこと(本記事では)
「コンパクトSUV」という言葉は、法制度上で使用されている用語ではなく、自動車メーカーや、我々自動車メディアがほかのモデルと比べてボディサイズが小さいSUVのことを指して言っています。
従って、ボディサイズ上の区別がないため、コンパクトSUVの定義は曖昧です。特に輸入車ブランドでは、そのラインナップで最も小さいモデルを「コンパクトSUV」と形容していることが多く、国産車のミドルクラスと変わらない大きさとなっていることがあります。
そこで本記事では、コンパクトSUVのボディサイズを定めました。インターネット上でおしなべてコンパクトカーに分類されているSUVのボディサイズから「全長4,300mm以下」にしました。輸入車ブランドが「コンパクトSUV」とうたっていても、全長が4,300mmを超えたらコンパクトSUVから除外しています。
それでは、現在新車で販売中の国産車と輸入車(外車)のコンパクトSUVを、国産SUVから紹介します。
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【トヨタ】新車コンパクトSUV
ライズ
ダイハツ ロッキーをトヨタがOEM供給を受けて販売。少しデザインが違う程度で中身はロッキーと同じです。ライズの特徴は、ダイハツ ロッキーの項をご覧ください。
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ヤリス クロス
ヤリス クロスは、先に登場したコンパクト・ハッチバックのヤリスの派生モデルとして遅れてデビューしてきました。ヤリスは5ナンバーサイズの全幅に収まっていますが、ヤリス クロスの全幅は1,765mmの3ナンバーになっています。ヴィッツからヤリスへフルモデルチェンジされて、後席が狭くなってしまいましたが、ヤリス クロスはボディが一回り大きくなって後席空間が広くなりました。トヨタのディーラーでは、ヤリスではちょっと狭いなという方に、ヤリス クロスをおすすめしているそうです。
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【日産】新車コンパクトSUV
キックス
エンジンは発電だけに使い、モーター100%駆動で走行するシリーズハイブリッド『e-POWER』を搭載したコンパクトSUVが日産 キックスです。2022年7月に実施されたマイナーチェンジで、最新型のノートと同じ第2世代のe-POWERに換装され、走りの質や燃費が向上しました。
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【スズキ】新車コンパクトSUV
クロスビー
軽SUVのハスラーの兄貴分がクロスビー。全長3,760mmとコンパクトSUVの中では、ジムニー シエラについで全長が短い扱いやすいボディサイズですが、全高は1,705mmと高い部類に入り、広い室内空間が魅力のSUVです。かわいらしさのある顔つきですが、電子制御四輪駆動システムを採用し、悪路走破性能もしっかりと確保しています。
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ジムニー シエラ
納車1年以上でいつになるかわからない状況が続いている大人気モデルがジムニーシエラ。生産台数が少ないという理由もあります。コンパクトSUVでは唯一の本格クロカン。ハードコアな仕様ですが、ファッション性も高く評価され、もっぱら街乗りというオーナーが続出しています。
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【ダイハツ】新車コンパクトSUV
ロッキー
フロントシートの地上高を女性でも座りやすいように設計したり、ラゲッジルームのフロア下も収納スペースにするなど、実用性の高さが追求されています。ロッキーはトヨタとスバルにOEM供給され、トヨタではライズ、スバルではレックスの車名で販売中です。ロッキーだけに、コンパーノレッドというかつての名車の車名にあやかった赤いボディーカラーを設定しており、ちょっとした人気になっています。
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【マツダ】新車コンパクトSUV
CX-3
マツダ CX-3はシティ派でプレミアム路線のコンパクトSUVです。プレミアム路線ですが、買いやすい価格設定のグレードもあります。コンパクトSUVで唯一のクリーンディーゼルエンジン搭載車を設定、力強い走りで燃料代がガソリンより安く、燃費も良く1タンクでの航続距離が長くなるので、長距離ドライブが多い方におすすめです。
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【スバル】新車コンパクトSUV
レックス
ダイハツからロッキーのOEM提供を受けてスバルが販売しています。ロッキーに設定されているハイブリッド車は、レックスには設定されていません。車名のレックスの正式表記はアルファベットの『REX』で、1970〜80年代にスバルで人気モデルだった軽自動車の車名を復活して採用しています。
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【輸入車】新車コンパクトSUV
フォルクスワーゲン T-Cross(Tクロス)
今、輸入車で最も売れているのがTクロス。304万円からという輸入車にしては安い価格も人気の理由のひとつです。アウトバーン育ちのドイツ車は、たとえコンパクトSUVでも、走行安定性の高さは妥協しません。フォルクスワーゲンは本国では、トヨタと同じ位置付けでプレミアムブランドではありません。Tクロスは実用車、国民車の位置付けです。Tクロスはリッターカー(排気量1.0L)で経済性にも優れています。
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フォルクスワーゲン T-Roc(Tロック)
Tクロスの1ランク上の位置付けとなるコンパクトSUVがTロック。ボディサイズは一回り大きくなりますが、コンパクトSUVの範囲内に収まっています。エンジンは1.5Lガソリンターボと2.0Lディーゼルターボとなり、走りの余裕はTクロスよりもかなりあります。
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ルノー キャプチャー
2022年、日本で最も売れたフランス車はキャプチャーでした。本国では国民車のルーテシア(本国での車名はクリオ)のSUV版がキャプチャーになります。輸入コンパクトSUVでは、唯一のフルハイブリッド車で最も低燃費です。ハイブリッドシステム『E-TECH』は、F1で培われた技術をフィードバックし、ドッグクラッチ(常時噛み合い式)という独自の機構を採用、小気味いい走りを見せます。
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プジョー 2008/e-2008
2008の全長は、4,305mmで本記事冒頭で定義したコンパクトSUVの全長4,300mmを5mmオーバーしていますので、本来なら除外となりますが、前述のキャプチャーの最大のライバル車となり、5mmは許容範囲として掲載しました。2008は、ヨーロッパで最も売れているクルマ、208のSUV版。日本ではシェアが少ないですが、その実力は輸入車販売台数1位に裏付けられています。BEV(電気自動車)e-2008も選べます。
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シトロエン C3エアクロス SUV
C3 エアクロス SUVは、プジョー 2008と同じプラットフォームとパワートレインで兄弟関係にあります。しかし、内外装から走りの性質に至るまで、そのすべてが異なります。シトロエンは、コンフォート(快適さ)性を重視するブランド。乗り心地は国産・輸入両方を含めたコンパクトSUVの中では、最もソフトでおおらかな味付けをしています。
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DS 3 クロスバック
DS 3 クロスバックも、プジョー 2008、シトロエン C3 エアクロスSUVと同じプラットフォームとパワートレインを使ったコンパクトSUVです。プジョー、シトロエン、DSは、旧グループPSA(現ステランティス)の同じ傘下ブランド。その中でも最もラグジュアリーなブランドとなります。日本で言えばレクサスと同じ立ち位置です。元はシトロエンのサブブランドでした。DSは、独自の世界観を持つインテリアが最も特徴的です。 BEV(電気自動車)の『E-TENSE』もラインナップしています。
フィアット 500X
次に紹介するジープ レネゲードと同じパワートレインとプラットフォームを使うコンパクトSUVです。フィアットとジープは同じステランティス傘下(旧FCA)です。2車の印象は対照的ですが、性格も対照的です。500Xはシティ派。レネゲードは本格オフローダーの血を引いています。
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ジープ レネゲード
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【価格の安い順・ボディサイズ・燃費・価格一覧表】国産・輸入コンパクトSUV
クルマ選びのご参考にどうぞ。
メーカー 車名 | 全長 | 全幅 | 全高 | 燃費 (最低) |
燃費 (最良) |
価格 (最廉価グレード) |
価格 (最上級グレード) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ダイハツ ロッキー | 3,995 | 1,695 | 1,620 | 17.4 | 28.0 | 1,677,000 | 2,377,900 |
トヨタ ライズ | 3,995 | 1,695 | 1,620 | 17.4 | 28.0 | 1,717,000 | 2,338,000 |
スバル レックス | 3,995 | 1,695 | 1,620 | 23.6 | 24.6 | 1,820,000 | 2,171,100 |
スズキ クロスビー | 3,760 | 1,670 | 1,705 | 17 | 18.2 | 1,840,300 | 2,289,100 |
スズキ ジムニー シエラ | 3,550 | 1,645 | 1,730 | 14.3 | 15.4 | 1,863,400 | 2,084,500 |
トヨタ ヤリス クロス | 4,180 | 1,765 | 1,580 | 17.6 | 30.8 | 1,896,000 | 2,936,000 |
マツダ CX-3 | 4,275 | 1,765 | 1,550 | 15.7 | 23.2 | 1,925,000 | 3,289,000 |
日産 キックス | 4,290 | 1,760 | 1,605 | 19.2 | 23.0 | 2,798,400 | 3,185,600 |
スズキ エスクード | 4,175 | 1,775 | 1,610 | 19.6 | 19.6 | 2,970,000 | 2,970,000 |
フォルクスワーゲン T-Cross | 4,115 | 1,760 | 1,580 | 16.9 | 16.9 | 3,043,000 | 3,950,000 |
ルノー キャプチャー | 4,230 | 1,795 | 1,590 | 17 | 22.8 | 3,270,000 | 4,040,000 |
シトロエン C3エアクロス SUV | 4,160 | 1,765 | 1,630 | 16.7 | 21.3 | 3,421,000 | 3,883,000 |
プジョー 2008 | 4,305 | 1,770 | 1,550 | 17.1 | 20.8 | 3,556,000 | 4,409,000 |
フォルクスワーゲン T-Roc | 4,250 | 1,825 | 1,590 | 17.2 | 19.5 | 3,943,000 | 5,412,000 |
フィアット 500X | 4,280 | 1,795 | 4,295 | 13.4 | 13.4 | 4,180,000 | 4,230,000 |
DS 3 クロスバック | 4,120 | 1,790 | 1,555 | 18.2 | 21.0 | 4,230,000 | 5,167,000 |
ジープ レネゲード | 4,225 | 1,805 | 1,695 | 14.8 | 16.0 | 4,350,000 | 5,900,000 |
単位:全長・全幅・全高(mm)、燃費(km/L)、車両価格(円)
※ボディサイズが複数ある車種は最も小さい数値で掲載。
何を買うべき?おすすめコンパクトSUV
「コンパクトSUVが欲しいけど、何を選んだらいいのか迷ってる。走りには特にこだわりがない」という方にご提案します。
ファミリーユースにおすすめ
トヨタ ライズ/ダイハツ ロッキー/スバル レックス
ダイハツ ロッキーがOEM元、ほかの2車種がOEMとなっています。3車のデザイン、装備に大きな違いがありませんが、グレード設定は異なっています。ハイブリッドを選ぶなら、ライズかロッキーになります。
コンパクトSUVでも、大人4人がしっかりと乗ることができます。さすがに、大人4人で長距離もどうぞ、とは言えませんが、実用性と車両価格、ボディサイズを考えるととてもコストパフォーマンスに優れます。
この3車で迷ったら、トヨタ ライズのハイブリッドをどうぞ。リセールバリューも高めですのでおすすめです。
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多くの専門家が推すコンパクトSUV
スズキ ジムニー シエラ
ラダーフレーム、リジットサス、パートタイム4WDと本格オフローダーが持つ機構をコンパクトSUVのサイズでまとめた秀逸な1台。EVシフトの流れで、コンパクトなクロカン車のガソリン車は、これで最後になるでしょう。実用性は欠けますが、パーソナルユースでデザインとコンセプトに賛同するなら、買って損はありません。多くの自動車評論家も「欲しい」といっている1台。
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輸入コンパクトSUVで選ぶなら
フォルクスワーゲン T-Cross
なんだかんだ言って、売れてるクルマはいいんです。それが正義。日本の道路事情に合うボディサイズと、必要にして十分な1.0Lターボエンジン。専門家からすれば、走りがちょっと物足りないという評価がありますが、走りにこだわりをもたない方なら十分満足できるはずです。デザインは多くの一般の人からも高評価を受けています。
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※この記事は、2023年3月時点での情報で執筆しています。