本記事では、2004年にフルモデルチェンジを受けた10代目ハイゼット カーゴ、2005年5月にフルモデルチェンジを受けた5代目アトレーワゴン、1999年にフルモデルチェンジを受けたハイゼット トラックから各車種現行モデルまでの車検についてお伝えします。
ダイハツ ハイゼット カーゴ/トラック/アトレーの車検を受ける前に…
日本の農林水産業、土木建築やビジネスを支えるダイハツの軽自動車。ラインナップは実に豊かですが、基本設計は同じです。2000年代に入ってからの軽自動車は品質が飛躍的に向上し、耐久性も良くなってきています。とはいえ、過酷な使い方をされやすいのがハイゼットシリーズです。
新しい年式で今回がはじめての車検だという方は、特段の注意点はありませんが、年式が古い場合や、走行距離が多い場合は、車検の前に整備士とよく相談して、パーツの予防交換や油脂類の交換を実施することをおすすめします。
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【10代目】ダイハツ ハイゼット カーゴ(2004年12月〜2021年12月)
【11代目・現行モデル】ダイハツ ハイゼット カーゴ(2021年12月〜)
【5代目】ダイハツ アトレーワゴン(2005年5月〜2021年12月)
【6代目】ダイハツ アトレー(2021年12月〜)
【9代目】ダイハツ ハイゼット トラック(1999年1月〜2007年12月)
【10代目・現行モデル】ダイハツ ハイゼット トラック(2007年12月〜)
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車検費用の基礎知識
車検費用は「法定費用」と「車検整備費用」の2つで構成されています。
車検の期間は?
2回目以降の車検の正式(公式)名称は「継続検査」、新車納車直前の車検には「新規検査」という名称が用いられています。
自家用乗用車(普通車・軽自動車:5・3ナンバー)
新車納車から3年後が初回、2回目以降は2年ごと。
車両総重量8トン未満の貨物車(4・1ナンバー)
新車納車から2年後が初回、2回目以降は1年ごと。
軽貨物車
初回も2回目以降も2年ごと。
法定費用とは?
法定費用は、以下の3点で構成されており、どこで車検を受けても金額が変わらないものとなります(検査手数料は指定工場かそれ以外で600〜700円異なります)。
- 1. 自動車重量税
- 2. 自賠責保険料(自動車賠償責任保険)
- 3. 検査手数料(印紙代・証紙代)
自動車重量税
自動車重量税は、乗用車は車検証記載の車両重量、貨物車は車両総重量(車両重量+(乗車定員数×55kg)+最大積載量)で税率が変わり、またエコカーかどうか、さらに新車登録時からの年数(車検証記載の初度登録年月から)によって変動します。新車登録から13年および18年を超えると税額が加算される仕組みです。車検時には、前述した車検の期間分をまとめて支払います。
【乗用車(3・5ナンバー)・2年・自家用・継続検査】単位:円 ※2021年5月1日〜 | ||||
---|---|---|---|---|
車両重量 | エコカー (本則税率) |
非エコカー | ||
12年まで | 13〜17年 | 18年以上 | ||
500〜1,000kg | 10,000 | 16,400 | 22,800 | 25,200 |
〜1,500kg | 15,000 | 24,600 | 34,200 | 37,800 |
〜2,000kg | 20,000 | 32,800 | 45,600 | 50,400 |
〜2,500kg | 25,000 | 41,000 | 57,000 | 63,000 |
【貨物車(4・1ナンバー)・1年・自家用・継続検査】単位:円 ※2021年5月1日〜 | ||||
---|---|---|---|---|
車両総重量 | エコカー (本則税率) |
非エコカー | ||
12年まで | 13〜17年 | 18年以上 | ||
〜1,000kg | 2,500 | 3,300 | 4,100 | 4,400 |
〜2,000kg | 5,000 | 6,600 | 8,200 | 8,800 |
〜2,500kg | 7,500 | 9,900 | 12,300 | 13,200 |
〜3,000kg | 7,500 | 12,300 | 17,100 | 18,900 |
〜4,000kg | 10,000 | 16,400 | 22,800 | 25,200 |
自動車重量税のエコカーの免税、減税の条件(継続検査)
「令和2年度燃費基準」ないしは「平成22年度燃費」150%以上達成と「平成17年排出ガス規制」75%以上低減ないしは「平成30年排出ガス規制」50%以上低減を達成しており、以下の4つの条件のうち1〜3に当てはまるか、1〜4のいずれにも該当しないとエコカー(本則税率)に該当します。
1. 2018年5月1日から2019年4月30日までの間に新車新規登録をし、令和2年度燃費基準150%以上達成。
2. 2019年5月1日から2021年4月30日までの間に新車新規登録をし、令和2年度燃費基準190%以上達成。
3. 2021年5月1日から2023年4月30日までの間に新車新規登録をし、令和12年度燃費基準120%以上達成かつ平成30年排出ガス規制50%以上低減。
4. 令和12年度燃費基準60%未満でかつ平成30年排出ガス規制50%以上低減。
自賠責保険料
自賠責保険料は、車種(軽自動車・自家用乗用車・自家用貨物車・事業用乗用車などの区分け。貨物車は最大積載量によってさらに区分される)と保険加入月数で保険料が変わります。保険加入期間は基本的に車検期間と同じ月数となります。
▼自賠責保険料の抜粋
軽自動車(2年) | 19,730 |
---|---|
自家用乗用車(2年) | 20,010 |
自家用貨物車 最大積載量2トン未満(1年) | 19,120 |
※2021年1月改正の保険料率
検査手数料(印紙代・証紙代)
法制度改正により、車検証の小型化・ICチップ埋め込みの電子化となり、2023年1月1日以降、継続検査(1回目以降の車検)の検査手数料は、窓口申請で1,400円、電子申請で1,200円となりました(200円の値上げ)。
これに技術情報管理手数料400円を加え、指定工場(保安基準適合証の提出ができる民間車検場)では、車検検査手数料が普通乗用車、軽自動車とも1,800円(窓口申請時)ないしは、1,600円(OSS=電子申請時)となり、認証工場(陸運局ないしは軽自動車検査協会持込検査をする工場や車検代行業者など)では普通自動車が2,300円、軽自動車が2,200円となります。
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車検整備費用とは?
整備費用は、どこで車検を受けるかによって金額が変わってきます。車検を受けられるところは、新車販売ディーラー、地元密着型の自動車整備工場、車検専門店、ガソリンスタンドなどがあります。
一般的に、新車販売ディーラーの車検が最も高いといわれています。しかし近年、自動車メーカーが一定期間中のメンテナンス費用と車検費用をセットにした、メンテナンスパックたるものが新車購入時に契約できるようになっていますので、手間や車検の都度に煩わしい費用の準備などトータルで見たときのコストパフォーマンスに優れるケースが出てきています。ただ、これに対抗するかのように、明朗会計で安価、技術も安心の車検をウリにする車検専門店も出てきています。
車検整備費用の内訳
車検整備費用の内訳は、法定費用のように項目が定められていませんので、車検を行う業者によって変わります。ただ、法定24ヵ月点検はやらないといけないものです。よくある内訳は以下のとおりです。
- ●検査代行手数料
クルマを車検に通すための代行費用。「車検代行料」「検査手続代行料」などと表記する場合もあります。
- ●法定24ヵ月点検整備費用
車検とは別に行われる、法で定められた全56項目の「法定24ヵ月点検」と整備費用。エンジンやブレーキ、マフラー、ボディの損傷など多岐にわたる。法律 で義務化されているが、車検とは異なり実施しなかったときの罰則規定はない。車検合格後に実施しても構わない(車検証には未実施であることが記載される)。 - ●部品代、油脂類・ゴム製品類などの消耗品代
タイヤやブレーキパッド、エンジンオイル、ワイパー、ドライブシャフトのゴムブーツなど、消耗品の交換費用。
ユーザー車検は車検整備費用を安くできる?
一般個人ユーザーが陸運局(自動車検査場。軽自動車は「軽自動車検査協会」)にクルマを持ち込んで車検を行う「ユーザー車検」は、車検整備費用がカットできるので安く済ませることができます。しかし、ユーザー自身が「法定24ヵ月点検」を行ったときに部品の交換が必要になったり、車検が不合格になったりすると、たいていディーラーや自動車整備工場で交換修理をしなければなりません。このときの修理代が割高で、最初から車検をお願いしていたほうがトータル安かった、という事態になることも十分に考えられます。
法定24ヵ月点検はユーザー自身(もしくは資格のある工場)で実施し、記録簿に記入して車検時に陸運局へ提出をするのが原則です。なお、記録簿がなくても(法定24ヵ月点検をやらなくても)車検を受けることができます。ただ、法定24ヵ月点検を受けたかどうか、地方運輸局長が指定する指定整備工場で車検を受けたかどうか、が車検証に載されます。法定24ヵ月点検を受けていないと、罰則規定はありませんが、万が一交通事故を起こしたときに保険がおりなくなるなどのリスクがあります。
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ダイハツ ハイゼット カーゴ/トラック/アトレーの車検費用の相場はいくら?
一般的に車検費用のうち、車検整備費用はディーラーが高く、車検専門店が安いとされています。編集部がインターネット上の情報を広く収集したところ、法定費用と車検整備費用を合わせた車検費用の相場は、6〜18万円でした。その内訳は次をご覧ください。
法定費用
▼軽自動車 自家用 2年
自動車重量税 | ¥5,000〜¥8,800 |
---|---|
自賠責保険料 | ¥19,730 |
検査手数料 | ¥1,600〜¥2,300 |
合計 | ¥26,330〜¥30,730 |
車検整備費用
車検専門店などの安いところで、最低限の整備で済んだ場合で2万円台からあり、相場としては3〜15万円でした。年式に幅がありますので、車検整備費用にも幅が出ています。
ダイハツ ハイゼット カーゴ/トラック/アトレー
の車検費用を「安く・安心」に済ませる方法〜「カープレミアガレージ」とは
「カープレミアガレージ」では、国家資格を持った整備士が点検に対応するため、クルマに関する疑問点や不安点は何でもご相談いただけます。また、定期点検などのサービスも行っているため、長期的なクルマの管理も安心して任せることができます。
また、カープレミアでは「カープレミアパーツ」としてリビルト・中古部品を推奨しており、自社グループ会社においても、リユースの生産から販売まで自社工場を有し低価格の実現を進めています。
「カープレミアパーツ」とは?
カープレミアのグループ会社が提供する自動車パーツです。整備・修理の際に、主に「中古・リビルト部品」といった「リサイクル・リユース部品」などの低価格で安心のパーツを提供しています。
中古・リビルト部品って何?
中古部品(リユース)は、使用済み自動車等から取外され、テスターによる点検、清掃などを行い商品化された部品です。リビルト部品は、中古部品(コア)を分解洗浄、消耗品交換や故障個所の交換を行い、性能をほぼ新品同等に回復させた部品です。
リビルト部品をオススメする理由
1.新品部品を利用するよりもコストパフォーマンスが良い事
2.リサイクル、リユースといった資源の有効活用に繋がること。
3.品質基準をクリアした部品で安心して使用できること。
中古・リビルト部品のメリット
新品部品と比較して部品にもよりますが、20%~30%ほど部品代金が抑えられるケースがあります。
その他、万が一の故障時に0円で修理対応する故障保証や、24時間365日対応可能なロードサービスなどのサポートも充実しています。安心・快適なカーライフは、「カープレミアガレージ」にお任せください。
※故障保証の利用は車両購入時に別途加入が必要です。
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※この記事は、2023年2月時点での情報を元に執筆しています