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1920年代、アメリカのゼネラル・モーターズやクライスラーが、自社の車を購入するためのサービスとしてオートローンの提供を開始。日本では、1960年にプリンス自動車(現:日産自動車)が開始しました。
現在では新車であれ、中古車であれ、車を購入する際にはオートローンを利用する人がほとんどでしょう。しかし頭金を用意したほうがいいのかどうか、迷われるケースもあるようです。
今回は、車を購入する際に頭金が必要なのかどうかや、ローンの支払回数、金利について解説しています。また一口にオートローンと言ってもさまざまなタイプがあるため、各種詳しくご紹介いたします。
オートローンに限らず、一般的にはローンを一度組むと契約内容を変更するのは困難です。購入前に目を通すようにしてください。
車の購入時に頭金を支払うメリット・デメリットとは
車の購入時にローンを利用する際は、まず頭金を用意するかどうか決めなければなりません。また、実際にはどれくらい頭金を用意すればいいのか、相場があるのなら知りたいところでしょう。
ここでは頭金を用意するメリットとデメリットをご紹介します。
メリット
・頭金を支払うことでローンの総支払額を減らすことができ、金利負担が減る
・月々の支払い額を軽減できる
・月々の支払額を変えずにワンランク上の車に乗れる
頭金を用意する大きなメリットは、支払い総額を減らして月々の支払額とローンの金利手数料を抑えることができるという点です。手元に余裕資金があって月々の家計のバランスを重視する方は多めに頭金を入れると良いでしょう。
また、ローンの頭金を多めに入れると、月々の支払額が同じでもワンランク上の車を購入することが可能です。新車ならより上級の車種やグレード、中古車であれば新しい年式や少ない走行距離のものを狙うことができます。
なお、頭金の相場ですがプレミア利用者の平均は購入価格の11%の約20万円です。
デメリット
・最初にまとまった金額の支払いが必要
・あらかじめ資金を準備しておく必要がある
・急に資金が必要となった際に対応が難しい
頭金を支払うデメリットは、最初にまとまった金額を用意しなければならないという点です。貯蓄の中から準備することになりますが、あまり多くの金額を車の頭金に回してしまうと、結婚や将来の住宅購入などのライフプランに影響を及ぼすことにもなりかねません。
このほか、頭金に充てる金額を上限ぎりぎりにしてしまうと、自身や家族が入院するなど、急にお金が必要になったときに対応できなくなってしまいます。
このような事態に陥らないためにも、自分の資産をよくチェックしてから頭金をいくら出すか、決める必要があります。
車のローンの種類を紹介
車のローンには「提携ローン」や「自社ローン」、「銀行ローン」などさまざまな種類があります。それぞれのメリットやデメリットを踏まえたうえで選びましょう。ここではご自身の家計やライフプランに最適なローンを選ぶことができるよう、それぞれ解説します。
提携ローン
提携ローンとは、中古車販売店が提携している信販会社が提供しているオートローンのことです。借り入れる際に購入する車が担保とされます。
また、ローンが完済されるまでは車の所有者は信販会社となります。そのため、ローンの完済後に車の所有権を自分の名義にするには、信販会社で手続きをしなければなりません。この手続きには手数料は発生しません。
メリット
・審査の時間が短い
・比較的審査に通りやすい
・手続きが簡潔
提携ローンのメリットは比較的審査に通りやすいことや、審査時間が短いことなどが挙げられます。一般的には30分から1時間で審査が完了するのが普通です。早く車に乗りたいという方にとっては魅力でしょう。また、他社のローンを利用せず中古車販売店の提携ローンを組むと、車の値引きをしてくれることもあります。
他に、提携ローンメリットとして商品が多彩に用意されている事、返済回数も長期の96回と長く用意されている事です。定額を支払する分割オートクレジットから、支払金額を変動させる自由返済型ローン、一部の金額を据え置く残価設定ローン、新入社員の応援ローンとしてスキップローンなどが用意されています。
デメリット
・所有権は提携ローン会社が保有
デメリットとして、ローンを全額返済するまでは車の所有権は信販会社が保有しています。
所有権解除には手続きが必要になります。
自社ローン
自社ローンという言葉はあまり馴染みがないかもしれません。自社ローンは、信販会社の審査を通過しなかった場合に、中古車販売店が車両代金を立て替える仕組みです。
中古車販売店は貸金業者ではないため、金利手数料を取る事ができないため、車両代金に金利相当分を上乗せされます。上乗せ額は中古車販売店が取り決めるため高額になるケースがあります。ただし、自社ローンの場合は車両代金の立替審査を行う中古車販売が行うため、審査が緩めで、よほどのことがない限りほぼすべての方が通るという特徴があります。
メリット
・金利がかからない
・信販会社で審査通過しない場合や、自己破産歴のある人でも審査に通る可能性がある
先に述べたとおり自社ローンでは金利0%で利用することができます。さらに、金融業者のような厳しい審査基準はないので、自己破産をしている人や信販会社で審査通過ができなかった人でも審査に通る可能性があります。
デメリット
・金利はかからないが金利に相当する金額が車両価格に加えられる
・返済期間が短い
・ある程度お金がないと厳しい
自社ローンでは金利0%で利用することができますが、金利に相当する金額が車両価格に加算され、保証人や保証金が必要となるのが一般的です。
さらに審査が甘く緩いということは、販売店にとって完済されないリスクも高まります。そのため、返済期間が短く設定されており、ほかのローンなら5年のところを1~2年で返済しなければなりません。借入金額も低く設定されているため、自己資金を多めに用意する必要もあります。
つまり金利0%といっても、相応のカラクリがあるということを理解しておきましょう。
銀行ローン
信用金庫や地方銀行、都市銀行などでもマイカーローンを用意しています。ほかのローンと比較すると金利は低く設定されており、0.9~5.3%が一般的です。その半面審査のハードルが高く、手続きに手間や時間を要します。すぐに車に乗りたい方には不便かもしれませんが、利用している住宅ローン、給与振込口座の銀行である場合に、審査に通るとマイカーローンの優遇があるというのも銀行ローンの特徴です。車を購入する際には検討すべきローンといえるでしょう。
メリット
・利用している銀行で審査を受けると優遇される場合がある
・金利が低く、さまざまな優遇がある
・他のローンと違い所有権が購入者にある
銀行ローンのメリットは、まず金利が低いということが挙げられるでしょう。先に述べましたが0.9~5.3%が普通です。給与振込先の銀行や住宅ローンを組んでいる銀行であれば、審査を受けるときやローンの金利について、優遇してくれる可能性があります。
ほかのローンでは車が担保となるため、返済が完了するまで所有権は購入者にはないのが普通です。しかし、銀行ローンの場合は最初から所有権が購入者にあるというのもメリットの1つでしょう。
デメリット
・審査が厳しく、他のローンに比べて審査期間が長いことがある
・手続きに少し手間がかかる
銀行ローンのデメリットとしては審査が厳しくほかのローンと比較すると審査に時間がかかる点があげられます。また手続きにも手間がかかります。
流れとしては欲しい車が見つかったら販売店に見積もりを出してもらいます。その見積もりから、借り入れ金額を明確にして審査の申込みを行います。銀行サイドは入念な審査を行うため、結果が出るまでに1週間程度かかるのが一般的です。
そして、審査に通ったらさまざまな書類を用意してローンに申し込むことになります。オートローンの中では最も手続きが多いローンといえるでしょう。
頭金が必要な人・必要のない人
車の購入にあたっては頭金が必要な人と、必要のない人に分かれます。購入資金を一括で用意できる人は必要ありませんが、用意できなければ何らかのローンを利用しなければなりません。
頭金が必要な人
・月々の支払いを抑えたい人
・一括で購入するお金はないが一部の金額であれば出せる人
頭金が必要な人は、月々のローン支払いの際になるべく金額を抑えたいというケースが挙げられます。また一括購入する予算はないものの、ある程度のお金なら用意できるという人も含まれるでしょう。
しかし、月々の支払いは楽になりますが、購入時にある程度まとまったお金を用意しなければなりません。
頭金が必要のない人
・現金一括で購入ができる人
・手元にお金がない人
・手元の現金を減らさずにローンの期間を長くすることで対応したい人
当たり前ですが資金に余裕があって車の購入に当たって全額を用意できる人は頭金の話は必要ないでしょう。
一方で、手元に資金がない人や貯蓄を削らずにローンの期間を長くすることで車の購入を望む人も多いのではないでしょうか。この場合は、36回を超えるローンを組んで新車を購入すると最初の車検と重なったり、中古車であればタイヤやバッテリーなど金額の大きな消耗品の交換などで、追加でお金がかかる時期に差し掛かってしまうことなどは注意が必要です。
カープレミアのローンはニーズに合わせて選べる
頭金を必要だと考えている方でもクルマの購入の際にローンを組むことで月々の支払いを抑えつつ、クルマを所有することができます。また、ローンの期間を延ばすことでワンランク上のクルマに乗ることができます。
「カープレミア」のオートクレジットを利用すれば、さまざまな人に対応したサービスを受けることができます。たとえば申込み時に自動車の故障保証サービスに加入すれば、故障の際の修理費が無料になり、さらには手続きをWeb上での入力だけで簡単に済ませることも可能です。
審査は最短10分ほどで完了し、豊富な支払いプランも用意されているので、無理なく利用することができるでしょう。それでは、2つのプランをそれぞれ詳しくご紹介します。
自由返済型プラン
・不安定な収入の方におすすめ
「カープレミア」が提供している「自由返済型プラン」は収入の状況を見て支払い額を変更することが可能なプランです。そのため、自由業など収入が安定しないという不安をお持ちの方にぴったりです。また、定収がある方でも友人や親戚の冠婚葬祭が続くなど数ヵ月は支払いを抑えたいというケースや、逆にボーナスが多めに入ったときに普段の月よりも支払い額を増やしたいといったケースにも対応することができます。
自由返済型ローンは「回数指定払い」と「金額指定払い」の2種類から選ぶことができますが、ローンの途中でも契約期間中5回まで支払い方法を変更することが可能です。
残価据え置きプラン
・新しい車が出たら乗り換えたい方におすすめ
「残価据え置きプラン」は新車の車両本体価格の一部を据え置くことで、月々の支払いを軽くしてワンランク上の車にも気軽に乗れるプランです。ほかの車に乗り換えたいと思ったときに、乗り換えを行いやすいプランともいえるでしょう。
また、契約終了月経過後には買い替えと売却、継続をそれぞれ選ぶことができます。据え置き額(推定下取価格)を差し引いているので、月々の負担が軽いのもポイントです。
まとめ
以上、オートローンの種類や支払い回数、金利などについてご紹介しました。車の購入は必ずしも一括払いがいいというわけではありません。背伸びをして支払い回数を増やしすぎると、後々生活に悪影響を与えることも考えられます。
自分のライフスタイルに合わせたローンをうまく利用することで、快適なカーライフを目指しましょう。