SUV全盛期のなかでも、ファミリーカーの定番として根強い人気を維持しているミニバン。スライドドア+3列シートという条件がありながら、最近は多種多様になってきました。見方を変えてみれば、カッコいいミニバンもあるんです!
ミニバンで見た目にこだわるのはもはや当たり前!?
歴史を振り返れば、MPV(マルチ・パーパス・ヴィークル)として北米市場から世界に広まっていったミニバンですが、今ではすっかり日本の定番ファミリーカーに成長しました。
しかし、ファミリーカーと言えどカッコいい車種を選びたい、ほかのクルマとはひと味違った車種が欲しいというのは、誰もが思うところでしょう。自動車メーカーもそんな需要に応えるように、デザインにこだわったミニバンを多く販売しています。
ボディが大きいこともあり、押し出し感を高めたモデルが主流ですが、エアロパーツで高級感を高めたもの、アウトドアテイストを盛り込んだものなどさまざまなモデルが存在します。
サイズで分ければ、ミニバンは大きく3つに分類される
ミニバンブームだった2000〜2010年ごろと比較すると、現在の日本のミニバンは車種が厳選されてきています。ブーム当時はそれこそ、スライドドアではなかったクルマもラインナップされていました。今のミニバンは、車種数こそ減ってはいるものの、どれも確実に販売台数が見込める精鋭部隊が残っていると考えてもいいでしょう。その分、イイ車種ばかりがそろっています。
ほかのカテゴリー同様、ミニバンもサイズ別に分類でき、一般的にはボディ全長でラージ、ミドル、コンパクトの3種に区分されます。
ラージは、アルファードやエルグランドなどの大型ミニバンで、全長は4.8m以上。ミドルはセレナやステップワゴンなどの、全長4.8m以下の車種。コンパクトは全長4.3m未満のシエンタやフリードを指します。
同じように見える箱形ボディでも、カッコよさは百花繚乱
サイズ別にカッコいいミニバンを紹介することもできますが、最近では別のカテゴライズで見ることができます。今回は最近の市場動向をふまえて、3つのカッコよさ基準を設けました。
『エアロ系』
最近のミニバンでは定番化しているとも言える、エアロパーツを装着した車種です。各車ノーマルグレードに対し、必ずラインナップされるほどの人気を誇ります。
ホイールのインチアップや、ローダウンなどのカスタムベースとしても選ばれることが多いミニバンでもあります。個性的に仕上げることが目的なら、一番パーツもそろっていて選びやすいかもしれません。
『アウトドア系』
最近流行りのキャンプなど、アウトドアの趣味で特徴が生かせるクルマたちです。
アウトドアフィールドはSUVが多くを占めるなか、ミニバンの需要も高く、ここ数年で急激にシェアを伸ばし始めているカテゴリーでもあります。
『プレミアム系』
高級セダンが主流であった、VIPの送迎車がここ最近ではミニバンに変わってきていることからもわかる通り、ミニバンに高級感を求める声も多くなっています。
広いインテリアに高級ソファーのようなシートが贅沢に備わっている、特別なモデルが人気を得ています。
ミニバンのカッコいいは3通りある
ここからはオススメのカッコいいミニバンを紹介します! 上の3つのカテゴリーで分類された車種を、3モデルずつ選んでみました。
各カテゴリーの3モデルはそれぞれ、本命・対抗・通好みという見方もできるようにセレクトしてみました。あなたはどれがお好みですか?
エアロが決まっているカッコいいミニバン BEST3
もはや定番とも言える、エアロパーツ装着ミニバン。そのなかでも、特にカッコいい車種を選びました。使いやすさとカッコよさを両立させる、一番身近な存在のミニバンたちかもしれません。
第1位 「ホンダ ステップワゴン」乗り心地もよくて欠点なしの優等生
●271.4〜409.4万円 ●全長4690〜4760mm/全幅1695mm/全高1825〜1855mm
時代に先駆けて低床フロアとFFを採用した初代から、ファミリー層に根強い人気のステップワゴン。エアログレード「スパーダ」の名称は先代から継承され、現行モデルではノーマルグレードよりも押し出しの強いフロントマスクが特徴です。スパーダの人気は非常に高く、グレード別販売比率では8割以上を占めています。
決して派手すぎないエアロパーツがカッコよく、さらにライバルに比べシャシーの世代が新しいおかげもあり、走行性能がダントツにいいところも見逃せません。無駄に揺れないため、お子様など同乗者が酔いにくいミニバンとしても知られています。
パワートレインは2モーターのハイブリッドと、1.5Lのターボから選べ、ターボ車には4WDも用意されます。
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第2位 「日産 セレナ」唯一無二のシリーズハイブリッド「e-POWER」
●257.6〜419.2万円 ●全長4685〜4810mm/全幅1695〜1740mm/全高1850〜1875mm
トヨタのノア/ヴォクシーと販売台数争いをしている、ベストセラーミニバン。ハイウェイスターという名前自体はもとはエアロ装備の特別仕様車から始まっていますが、のちにグレード化し人気を博しました。現行モデルも2016年の登場時からハイウェイスターはラインナップされ、現在では販売シェアの半分以上を占めています。そして、さらに上級なエアログレードとして「オーテック」が用意されている点も、見逃せないポイントです。
セレナの特徴はなんといっても、e-POWERでしょう。エンジンは発電専用で、駆動はモーターというシリーズハイブリッドを採用する唯一のミニバンでもあります。
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第3位 「ホンダ フリード モデューロX」ホンダアクセスが手がけるチューンドモデル
●295〜325.6万円 ●全長4290mm/全幅1695mm/全高1710mm
現在新車購入できるコンパクトミニバンは、トヨタ シエンタとこのホンダ フリードのみ。両車には純正エアログレードが設定されていませんが、フリードにはエアロというよりもワークスチューニングとも言うべき大幅な仕様変更がされたモデルが存在します。それが、このモデューロXです。
見せかけだけのエアロとは違い、モデューロXのエアロはしっかりと空力性能が考慮されたものです。走行安定性やハンドリングがノーマルよりも向上しているのは、運転すればすぐにわかるでしょう。まさに究極のフリード。ほかとは違ったものに乗りたい人にオススメです。
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アウトドアフィールドで映えるカッコいいミニバン BEST3
世は空前のアウトドアブーム。週末になるとキャンプ場はクルマで溢れかえるのですが、アウトドアギア感が演出されたクルマで行けば目立つこと間違いなしです。そんなキャンプ場やアウトドアフィールドでも映える、カッコいいモデルをチョイスしました。
第1位 「三菱 デリカD:5」圧倒的な走破性を誇るクロスオーバーミニバン
●391.3〜448.9万円 ●全長4800mm/全幅1795mm/全高1875mm
世界一過酷なラリー「ダカールラリー」を何度も制した三菱の、世界最強の4WD技術が惜しみなく投入されているミニバン。それがデリカ D:5です。走破性にかけては、世界中でデリカにかなうミニバンを探すほうが難しいとまで言われるほど、ほかを圧倒しています。
走る道を選びませんので、オフロードもガンガン進めます。SUVより積載性は当然優れていますので、アウトドア派にはこれ以上ない相棒になるでしょう。多くの専用パーツが出回っているので、カスタマイズも思いのまま。個性派にもオススメの1台です。
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第2位 「ホンダ フリード/フリード+」SUV風グレード「クロスター」を設定
●199.7〜325.6万円 ●全長4265〜4295mm/全幅1695mm/全高1710〜1735mm
コンパクトサイズのミニバンは、シエンタとこのフリードだけですが、アウトドア派にはフリードの方が親しみやすいでしょう。その理由は2段構造のフラットな荷室と、SUV風グレード「クロスター」の存在です。
5人乗りのフリード+を選ぶと、リアシートを倒した際の荷室はフラットになり、さらには車中泊の際に荷物置きとして役立つ2段構造フロアとなっています。これはホンダ独自の低床化シャシーだから成せるワザ。SUV風なルックスでスタイリッシュなクロスターを選べば、あなたもカッコいいアウトドアミニバンのオーナーです。
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第3位 「メルセデス・ベンツ Vクラス」5人が寝られるポップアップルーフ装備
●791〜959万円 ●全長4905〜5380mm/全幅1930mm/全高1930〜1960mm
ミニバンの最高峰、Vクラスのなかに「マルコポーロ ホライゾン」というグレードが存在します。このマルコポーロ ホライゾンこそ、現在市販されているクルマのなかで唯一の、ポップアップルーフ標準装備車なのです。
後付けではなく、メーカー純正のポップアップルーフほど安心できるものはありません。全長5mオーバーの大型ボディですが、ルーフを展開すれば5人が寝られるスペースが現れます。これぞ、究極のプレミアムアウトドアマシン。車内のシートも疲れにくい仕様ですので、リモートワークの移動オフィスとしても使えそうです。
VIP気分が味わえるカッコいいプレミアムミニバン BEST3
トヨタ アルファードが現行モデルに切り替わってから、急激に増えたVIP送迎用のミニバン。そのようなモデルは、当然ながら広い室内と座り心地の良いシートが備わり、くつろげる車内空間が約束されています。憧れのVIP御用達のプレミアムミニバンで、カッコいいモデルを選びました。
第1位 「トヨタ アルファード」リアルなVIP御用達ミニバン
●359.7〜775.2万円 ●全長4945〜4950mm/全幅1850mm/全高1935〜1950mm
今まで高級セダンの独壇場だった日本中のVIP送迎車を一変させてしまった、ゲームチェンジャー。その秘密は、最上級グレード「エグゼクティブ ラウンジ」の高級仕様セカンドシートです。前後スライド以外の操作はすべて電動。左右独立のミニテーブルまで備え、さながらファーストクラスやグリーン車をも彷彿させるほどの、移動オフィスのようなシートを装備しました。
アルファードは、外観も高級感のあるデザインになっていることが特徴です。パワートレインはハイブリッドと2.5L/3.5Lのガソリンエンジンがラインナップされています。
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第2位 「日産 エルグランド」スポーティな走りも得意なプレミアムミニバン
●369.4〜571.7万円 ●全長4965〜5020mm/全幅1850mm/全高1815mm
背の高い押し出し感が強いデザインではなく、あくまでもスポーティなプレミアムを意識するエルグランド。アルファードとはまた違ったカッコよさが魅力です。2020年の10月にはマイナーチェンジを実施し、フロントマスクがよりスタイリッシュに、そして安全装備も充実化が図られました。
アルファードとの大きな違いは、徹底的な低重心化による走行性能の高さです。基本性能がしっかりしているので快適性が高く、操縦性も優れているのが特徴です。移動中の快適さは、アルファードよりも上かもしれません。
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第2位 「トヨタ グランエース」3列目もエグゼクティブシート!
●620〜650万円 ●全長5300mm/全幅1970mm/全高1990mm
海外仕様のハイエースをベースにした、日本一大きなフルサイズミニバン。メルセデス・ベンツ Vクラスの一番大きなエクストラロングとほぼ同寸法のボディに、3列もしくは4列のシートを備えます。
このクルマの目的は複数のVIPを運ぶこと。そのため、3列シート車はアルファードの最高級セカンドシート「エグゼクティブパワーシート」を、2列目と3列目に搭載します。しかも後席4座ともオットマンを展開できるスペースが確保されているので、移動は快適この上なしでしょう。ゲストとして一度は乗ってみたいミニバンと言えるでしょう。
ところで、輸入車ミニバンはなぜ減ってしまったの?
ミニバンというジャンルはアメリカが発祥ということもあり、かつてアメリカのメーカーは日本でもミニバンを販売していました。欧州メーカーも同様です。しかし今では正規で販売されている車種は数えるほどになってしまっています。
これは世界的なSUVブームも影響しているでしょう。海外メーカーは輸入するクルマを、売れるクルマやグレードに絞ってきていることも関係しています。ただ、フォルクスワーゲン シャランのように残っているモデルは人気があります。長距離移動が多い人ですと、国産ミニバンよりもシャランのほうが直進安定性や快適性は優れていますので、移動は楽になるかもしれません。
輸入を売れるクルマに絞ってきているということは、日本で販売している海外ミニバンはどれも優れた性能を持っている可能性が高いと言えます。満足感の高いクルマを選びたいなら、カッコいい輸入車をチョイスしてみてもいいのではないでしょうか。
減ったとはいえ種類は豊富。自分なりのカッコいいミニバンを選ぼう
日本でファミリーカーの定番商品となったミニバンは、メーカーが開発に力を入れているモデルがほとんどです。車種もグレードも豊富にそろっているので、選択肢は多いでしょう。
自分の使用用途やライフスタイルなどに合わせ、ピッタリなカッコいいミニバンを探してみましょう。
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