トヨタのプレミアムブランドであるレクサス。日本での展開がスタートしてから20年近く経過し、現在ではさまざまなタイプが販売されています。そんなレクサスの車検はどうなっているのかを調べてみました。なお、レクサス車は車検時にコネクティッドサービスの継続や「レクサスケアメンテナンスプログラム」の継続を勧められるケースもありますが、ここではその費用は反映していません。
レクサスのクルマの車検を受ける前に……カスタム車は見てもらえないという話は本当？
※写真はレクサスUSAがSEMAショーに出展したDSPORT IS600+ Project Build
実はレクサスブランドの日本展開がスタートしたとき、「レクサスは少しでもカスタムするとディーラーで整備を受けられない」という噂が立ちました。その内容は「アルミホイールを換えただけでダメ！」「ウィンドウにフィルムを貼ったらアウト！」などかなり厳しいもの。
しかし、オーナーのブログやSNSを見てみると、決してそんなことはないようです。実際、レクサスでも多くの車種でドレスアップパーツを販売しています。
ここでポイントとなるのはカスタムやドレスアップが、国土交通省が定める自動車の保安基準に適合しているかどうか。言い換えるなら車検に通るかどうかです。車検に通らないカスタムが施されたもの（あるいはその可能性があるもの）はディーラーでは整備できないケースがほとんど。これはレクサス以外のディーラーでも同様です。
車検費用は、「法定費用」と「整備費用」の2つがあります。法定費用は国が定めた自動車重量税と自賠責保険料（自動車賠償責任保険）は、どこで車検を受けても金額が変わりません。法定費用のうち検査費用（印紙代・証紙代）は整備を受ける場所が指定工場（＝民間車検場）かそれ以外かで600〜700円異なります。整備費用は、車検を受ける店、工場によって金額が変わってきます。
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レクサス「NX」の車検費用の相場と注意事項
初代NXが登場したのは2014年。フルモデルチェンジして2代目になったのは2021年10月なので、2023年1月段階で車検のことを考えるのは初代になります。最も古いNXでも初度登録から13年経過していないので、自動車重量税の重加算もありません。
初代NXはガソリンモデルとハイブリッドモデルをラインナップ。車両重量はすべて1.5〜2tの区分になります。
■初代NXの法定費用
| 自動車重量税（2年） | ガソリン車：￥32,800 ハイブリッド車：¥20,000 |
|---|---|
| 自賠責保険料（25ヵ月） | ¥20,610 |
| 検査手数料（印紙代・証紙代） | 指定工場：¥1,800円（電子申請1,600円） 認証工場：¥2,300 |
| 合計 | ¥42,210〜¥55,710 |
■初代NXの車検整備費用
デビュー時のNXは初度登録から8年以上経過しているため、走行距離をはじめとする車両のコンディションにはかなりばらつきがあります。そのため、クルマの状態によっては消耗部品の交換が必要になるケースも考えられます。
編集部がインターネットで調べたところでは、5〜20万円台が最も多い車検整備費用でした。NXの部品はほかの国産車に比べると高めのものもあるので、部品交換が必要になると車検整備費用が高くなる可能性があります。初代でも高年式のものは部品交換が必要になるケースは少ないため、車検整備費用はそこまで高くなりません。
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レクサス「RX」の車検費用の相場と注意事項
初代RXの車検費用の相場と注意事項
初代RXが登場したのは2009年1月。デビュー時のものは初度登録から13年経過したため、これから車検を受ける際は自動車重量税が重加算されます。
車両重量はガソリン車が1.5〜2t、ハイブリッド車が2〜2.5tの区分になります。
■初代RXの法定費用
| 自動車重量税（2年） | ガソリン車：￥32,800（※1） ハイブリッド車：￥41,000（※2） |
|---|---|
| 自賠責保険料（25ヵ月） | ¥20,610 |
| 検査手数料（印紙代・証紙代） | 指定工場：¥1,800円（電子申請1,600円） 認証工場：¥2,300 |
| 合計 | ¥55,010〜¥63,910 |
※1：重加算対象車は¥45,600 ※2：重加算対象車は￥57,000
■初代RXの車検整備費用
デビューから年数が経っているため、車検整備で部品交換が必要になる可能性も考えられます。そのため、車検費用にはある程度余裕を持っておいたほうがいいでしょう。
編集部がインターネットで調べたところでは、20〜30万円の範囲が最も多い車検整備費用でした。RXの部品はほかの国産車に比べると高めのものもあるので、部品交換が必要になると車検整備費用が高くなる可能性があります。
2代目RXの車検費用の相場と注意事項
2015年10月に登場した2代目RXは、2023年1月時点では自動車重量税が重加算の対象になっていません。
ガソリン車の車両重量はほとんどのグレードで1.5〜2tの区分に収まりますが、200tバージョンL 4WD、300バージョンL 4WDは車両重量が2010kgで2〜2.5tの区分になります。ハイブリッド車はすべて2〜2.5tの区分になります。
■2代目RXの法定費用
| 自動車重量税（2年） | ガソリン車：￥32,800〜¥41,000 ハイブリッド車：￥25,000 |
|---|---|
| 自賠責保険料（25ヵ月） | ¥20,610 |
| 検査手数料（印紙代・証紙代） | 指定工場：¥1,800円（電子申請1,600円） 認証工場：¥2,300 |
| 合計 | ¥47,210〜¥63,910 |
■2代目RXの車検整備費用
高年式車だと車検時に油脂類を除く部品交換が必要になるケースはほとんどないでしょう。デビュー時のものだと乗り方や走行距離によっては消耗部品の交換が必要になるケースが考えられます。
編集部がインターネットで調べたところでは、5〜20万円の範囲が最も多い車検整備費用でした。
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レクサス「LX」の車検費用の相場と注意事項
初代LXが登場したのは2015年。フルモデルチェンジして2代目になったのは2022年1月なので、2023年1月段階で車検のことを考えるのは初代になります。最も古いLXでも初度登録から13年経過していないので、自動車重量税の重加算もありません。
初代LXは5.7L V8エンジンを搭載し、2列シートの5人乗りと3列シートの8人乗りをラインナップ。どちらも車両重量は2.5〜3tの区分になります。
■初代LXの法定費用
| 自動車重量税（2年） | ￥49,200 |
|---|---|
| 自賠責保険料（25ヵ月） | ¥20,610 |
| 検査手数料（印紙代・証紙代） | 指定工場：¥1,800円（電子申請1,600円） 認証工場：¥2,300 |
| 合計 | ¥71,410〜72,110 |
■初代LXの車検整備費用
デビュー時のLXは初度登録から7年以上経過。3度目の車検となると、乗り方によっては消耗部品の交換が必要になるケースも考えられます。
編集部がインターネットで調べたところでは、10〜30万円台が最も多い車検整備費用でした。消耗部品の交換が必要になった場合、車検整備費用が高くなる可能性があります。初代でも高年式のものは部品交換が必要になるケースは少ないはずです。
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レクサス「CT」の車検費用の相場と注意事項
CTは2011年に登場したハイブリッド専用のプレミアムコンパクトモデルで、2022年10月まで生産されました。2014年1月のマイナーチェンジでレクサスのアイコンであるスピンドルグリルが採用されました。
2023年1月現在、CTの中古車はまだ自動車重量税の重加算対象ではありません。でも間もなくその対象になってくることも頭に入れておきましょう。CTの車両重量はすべて1〜1.5tの区分になります。
■初代CTの法定費用
| 自動車重量税（2年） | ￥15,000 |
|---|---|
| 自賠責保険料（25ヵ月） | ¥20,610 |
| 検査手数料（印紙代・証紙代） | 指定工場：¥1,800円（電子申請1,600円） 認証工場：¥2,300 |
| 合計 | ¥37,210〜¥37,910 |
■初代CTの車検整備費用
デビュー時のCTは初度登録から11年近く経過しているため、走行距離をはじめとする車両のコンディションは車両によってまちまち。そのため、クルマの状態によっては消耗部品の交換が必要になるケースも考えられます。
編集部がインターネットで調べたところでは、5〜20万円が最も多い車検整備費用でした。高年式のものはまだ部品交換が必要になるケースは少ないでしょうから、車検整備費用はそこまで高くならないでしょう。
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レクサス「IS」の車検費用の相場と注意事項
ISはレクサスの日本開業時から導入されたモデル。初代のデビューは2005年9月になります。初代はスポーツセダンのほか、コンバーチブルもラインナップされました。2代目は2013年5月に登場しました。
初代ISの車検費用の相場と注意事項
初代は2.5Lと3.5Lガソリンモデルで、コンバーチブルも含めて自動車重量税の区分は1.5〜2tに。初代はすでに自動車重量税が重加算対象になっているものもあります。
■初代ISの法定費用
| 自動車重量税（2年） | ￥32,800（※3） |
|---|---|
| 自賠責保険料（25ヵ月） | ¥20,610 |
| 検査手数料（印紙代・証紙代） | 指定工場：¥1,800円（電子申請1,600円） 認証工場：¥2,300 |
| 合計 | ¥55,010~¥55,710 |
※3：重加算対象車は¥45,600
■初代ISの車検整備費用
初代ISは後期モデルでも初度登録から10年以上経過。そのため、車検時には消耗部品の交換が必要になる可能性が高くなります。初代ISの鮭整備費用についてインターネット上で参考になる数字を見つけることはできませんでした。ただ、古いモデルなので車検整備費用は最低でも20万円以上見ておいたほうが安心です。
2代目ISの車検費用の相場と注意事項
2代目ISはガソリンモデルが2Lターボ〜5L V8まであり、ハイブリッド車もラインナップされます。いずれも自動車重量税の区分は1.5〜2tになります。
■2代目ISの法定費用
| 自動車重量税（2年） | ガソリン車：￥32,800 ハイブリッド車：20,000 |
|---|---|
| 自賠責保険料（25ヵ月） | ¥20,610 |
| 検査手数料（印紙代・証紙代） | 指定工場：¥1,800円（電子申請1,600円） 認証工場：¥2,300 |
| 合計 | ¥42,210~¥55,710 |
■2代目ISの車検整備費用
フルモデルチェンジ時の2代目ISは初度登録から10年経過しています。車検は初度登録から9年を迎えたものが対象になりますが、走行距離をはじめとする車両のコンディションにはかなりばらつきがあることが予想されるので、クルマの状態によっては消耗部品の交換が必要になるケースもあるでしょう。
編集部がインターネットで調べたところでは、5〜15万円が最も多い車検整備費用でした。消耗部品の交換が必要になると車検整備費用がこれより高くなる可能性があります。高年式のものは部品交換が必要になるケースは少ないため、車検整備費用はそこまで高くならないはずです。
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レクサス「ES」の車検費用の相場と注意事項
ESが日本デビューを果たしたのは2021年8月。そのため2023年1月現在、初回車検まではまだ1年以上の期間があります。ESはすべてハイブリッド車で、自動車重量税の区分は1.5〜2tになります。
■初代ESの法定費用
| 自動車重量税（2年） | ￥20,000 |
|---|---|
| 自賠責保険料（25ヵ月） | ¥20,610 |
| 検査手数料（印紙代・証紙代） | 指定工場：¥1,800円（電子申請1,600円） 認証工場：¥2,300 |
| 合計 | ¥42,210~¥42,910 |
■初代ESの車検整備費用
2023年1月時点で初回継続車検を受けている車両がないため、金額を調べることはできませんでした。初回継続車検では油脂類などを除く消耗品の交換はほとんどないと思われるので、車検整備費用は5万円程度で済むと思われます。ただ、走行距離がかさんでいる場合はタイヤ代が必要になる可能性があります。
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レクサス「LS」の車検費用の相場と注意事項
2006年9月に初代が登場し、現在は2代目が販売されています。初代はガソリンモデルのLSとハイブリッドモデルのLSハイブリッドがラインナップ。2代目は両車が統合され、LSの中にガソリン車とハイブリッド車が用意されています。
初代LSの車検費用の相場と注意事項
デビュー時のものは初度登録から13年以上経過しているため、自動車重量税が重加算の対象となります。
ガソリン車はグレードや駆動方式により自動車重量税が1.5〜2tに区分されるものと2〜2.5tに区分されるものに分かれます。ハイブリッド車は2〜2.5tに区分されます。
■初代LSの法定費用
| 自動車重量税（2年） | ガソリン車（1.5〜2t区分）：¥32,800（※5） ガソリン車（2〜2.5t区分）：¥4,1000（※6） ハイブリッド車：¥41,000（※6） |
|---|---|
| 自賠責保険料（25ヵ月） | ¥20,610 |
| 検査手数料（印紙代・証紙代） | 指定工場：¥1,800円（電子申請1,600円） 認証工場：¥2,300 |
| 合計 | ¥55,010~¥63,910 |
※5：重加算対象車は¥45,600 ※6：重加算対象車は¥57,000
■初代LSの車検整備費用
初代LSは、デビュー時のものが初度登録から15年以上経過しています。そのため走行距離をはじめとする車両のコンディションには、かなりばらつきがあります。クルマの状態によっては消耗部品の交換が必要になるケースも考えられます。また、レクサスのフラッグシップモデルであるLSの部品はほかの国産車に比べると高いため、部品交換が必要になると車検整備費用が高額になっていきます
編集部がインターネットで調べたところでは、10〜40万円台が最も多い車検整備費用でした。
2代目LSの車検費用の相場と注意事項
2017年10月にフルモデルチェンジした2代目LSは、3.5Lターボと3.5Lハイブリッドをラインナップ。自動車重量税の区分はどちらも2〜2.5tになります。
■2代目LSの法定費用
| 自動車重量税（2年） | ガソリン車：¥41,000 ハイブリッド車：¥25,000 |
|---|---|
| 自賠責保険料（25ヵ月） | ¥20,610 |
| 検査手数料（印紙代・証紙代） | 指定工場：¥1,800円（電子申請1,600円） 認証工場：¥2,300 |
| 合計 | ¥47,210~¥63,910 |
■2代目LSの車検整備費用
2代目LSは年式的にはまだ新しいですが、クルマの性格上長距離を走る機会も多いため、走行距離やクルマの状態によっては車検時に消耗部品の交換が必要になるケースもあります。
編集部がインターネットで調べたところでは、10〜20万円台が最も多い車検整備費用でした。ただ、タイヤをはじめとする高額の消耗部品交換が必要な場合はこれより整備費用が高くなるケースもあります。
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レクサス「RC」の車検費用の相場と注意事項
2014年10月に登場したスポーツクーペのRC。デビュー時のものは3度目の継続車検タイミングを過ぎた年式になりました。ガソリンモデルは2Lターボと3.5L、そしてハイブリッドモデルがラインナップされています。自動車重量税は全グレード1.5〜2tの区分になります。
■初代RCの法定費用
| 自動車重量税（2年） | ガソリン車：￥32,800 ハイブリッド車：¥20,000 |
|---|---|
| 自賠責保険料（25ヵ月） | ¥20,610 |
| 検査手数料（印紙代・証紙代） | 指定工場：¥1,800円（電子申請1,600円） 認証工場：¥2,300 |
| 合計 | ¥42,210~¥55,710 |
■初代RCの車検整備費用
デビュー時のRCは間もなく4度目の車検を迎える年式になっているので、クルマの状態によっては消耗部品の交換が必要になる頃です。費用を抑えたい場合はトラブルが生じてから交換するという方法もありますが、長く気持ちよく乗りたいのであれば、交換時期が近づいている部品は先に交換する予防整備を行うことをおすすめします。
編集部がインターネットで調べたところでは、5〜20万円台が最も多い車検整備費用でした。高年式のものは部品交換が必要になるケースは少ないため、車検整備費用はそこまで高くなりません。
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レクサス「LC」の車検費用の相場と注意事項
贅を尽くしたレクサスのフラッグシップクーペであるLC。ボディタイプはクーペのほか、2020年7月にはコンバーチブルも追加されました。パワーユニットは5L V8ガソリンエンジンと、3.5Lハイブリッドモデルの2種類。コンバーチブルはガソリンエンジンのみのラインナップになります。自動車重量税はクーペのガソリン車とハイブリッドのベースグレードが1.5〜2tの区分。それ以外は2〜2.5tの区分になります。
■初代LCの法定費用
| 自動車重量税（2年） | ガソリン車：：￥32,800 ハイブリッド（ベースグレード）：¥20,000 ハイブリッド車（ベースグレードを除く）：¥25,000 コンバーチブル：¥41,000 |
|---|---|
| 自賠責保険料（25ヵ月） | ¥20,610 |
| 検査手数料（印紙代・証紙代） | 指定工場：¥1,800円（電子申請1,600円） 認証工場：¥2,300 |
| 合計 | ¥42,210~¥63,910 |
■初代LCの車検整備費用
LCはデビュー5年以上経過しているため、2023年1月時点では2度目の車検前後というものが多いでしょう。このタイミングだとまだ消耗部品の交換が増えてくるタイミングではありませんが、走行距離や乗り方によってはタイヤをはじめとする高額な部品の交換が必要になるケースもあるでしょう。
編集部がインターネットで調べたところでは、10〜30万円が最も多い車検整備費用でした。ただ、LCの部品はほかの国産車に比べると高めのものもあるので、部品交換が必要になると車検整備費用が高くなる可能性があります。
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中古・リビルト部品って何？
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２．リサイクル、リユースといった資源の有効活用に繋がること。
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※この記事は、2022年12月時点での情報を元に執筆しています。
