軽自動車をお探し中の方からよくある質問「未使用車ってなんですか?」にお答えします。
軽自動車の未使用車とは?
「未使用車」とは、ナンバーをつけたあと、必要最低限の移動による走行のみで売りに出されている新車のことをいいます。正しくは軽自動車の場合は「届出済未使用車」、普通車の場合は「登録済未使用車」といいます。
未使用車のほとんどすべては、ディーラーの名義となっています。ごくまれに、一般ユーザーが納車後すぐになんらかの事情があって、実質未走行状態でディーラーが買い取り、販売するものがあります。
新車に「ナンバーをつける」というのは、軽自動車の場合は、軽自動車検査協会で自賠責保険料・自動車重量税を支払い、新規検査など所定の新車届出手続きを行い、ナンバープレートを発行してもらい、公道を走れるようにすることです。
法制度上、軽自動車のナンバー取得手続きは、軽自動車検査協会で届出手続き、普通車は陸運局で登録手続きとなるという、「届出」と「登録」の違いがあります。このため、自動車業界やメディアでは、軽自動車のことを「届出車」、普通車のことを「登録車」と表記することが多々あります。
なぜ、軽自動車が「届出」になったのかの理由は、昭和20年代に自動車の普及を目指すべく利用者負担を軽減するため、普通車は登録に比べて手続きが簡素な届出にした、という背景があります。実際に、手続きが簡素化されているかどうかには疑問が残るところですが……。
なお、未使用車という言葉は最近になって使われるようになったもので、それまでは「新古車」と呼ばれていました。
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なぜ「新古車」と呼ばれなくなったのか?
現在、中古車情報サイトや店舗などではすべて「未使用車」の表記に統一されています。その背景には、平成28年(2016年)9月に自動車公正取引委員会が策定した『自動車構成競争規約集』の第14条「不当表示の禁止」で、「販売業者は、中古自動車を販売するに際し、次に掲げる表示をしてはならない。(中略)特に新しいという印象を与えるため、「準新車」、「旧型新車」、「新装車」、「新粧車」、「新古車」等、中古自動車でないかのように誤認されるおそれのある表示」としたという経緯があります。
ただ、実情に照らし合わせると「新古車」のほうがわかりやすい、という意見もあります。
どうして未使用車は安いのか?
未使用車は実質的に未走行でも、一旦は届出されて誰かの名義になったため、中古車の扱いになります。
また、未使用車は、ディーラーで装着可能なオプションを除く、メーカーオプションの選択ができない、ボディカラーやインテリアカラーなどが選べないといった制約があり、ビジネス面でも新車より安くせざるを得ないという背景もあり、新車よりも安く販売されています。
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新車より高い未使用車は存在する?
コロナ禍に入ってから、半導体不足の影響で新車の納期遅れが顕著になり、納車1年待ちも珍しくなくなってきました。中古車市場価格が高騰している最大の理由でもあります。
中古車情報サイトを見ていると、新車価格より高い未使用車が散見されています。例えば、2023年1月に発売された新型トヨタ プリウスは、車両価格が275〜392万円ですが、中古車情報サイトで検索すると、400〜500万円台の価格がつけられています(2023年3月時点)。ほかにも新車価格より高い未使用車は無数に存在しています。
なぜ未使用車が中古車市場に出回るのか?
未使用車のほとんどすべてがディーラーの名義となっています。これが「未使用車が中古車市場に出回る」のカラクリです。
ディーラー名義の未使用車が存在する理由は大きく2つあります。1つは、ディーラーで試乗されない展示車、もう1つはディーラーが購入した新車です。
後者の「ディーラーが購入した新車」は、商流が“ディーラーがメーカーから仕入れる”ものとなっているからです。ディーラーは、メーカーから仕入れ価格でクルマを買って、客へ販売しその差益で商売を成立させています。また、メーカーはディーラーにノルマを課して、達成すると「販売奨励金」を支払うという制度があります。
販売奨励金の内容はさまざまですが、概ね一定台数以上を「販売」したときに支払われるものです。
このディーラーが客へ「販売」する、というところがキモで、どのメーカーも報奨金の支払い基準は、登録ないしは届出完了ベースとなっています。すなわち、ディーラーがメーカーから仕入れただけでは、報奨金が発生しません。
なぜ、登録ないしは届出完了ベースになったかの理由が公表されていませんが、推察としては、毎月自販連と全軽自協が発表する新車販売台数とそのランキングが、登録・届出ベースになっているからだと思われます。「販売台数1位」は、セールスにおいて有効なキーワードになります。
そういった商流から、ディーラーが通常の営業活動で販売される新車の数が、販売奨励金がもらえる台数に達しなかったとき、販売先が未定のままディーラー自身が仕入れ、登録・届出をしてナンバーを取得し、ディーラー名義にし、メーカーからの販売奨励金を手にすることが起こります。
これは、規制されていることではなく、コンプライアンス上の問題は一切ありません。メーカーが自社製品のシェアを伸ばすための手法の一つともいえます。
また、ディーラーは販売奨励金獲得のために自社名義にしたクルマを「未使用車」として販売しても、十分な利益が獲得できるため大きな問題は発生しません。ただ、これではディーラーが弱者となると問題視する人がいます。
こういった背景が、中古車市場に未使用車が出回るカラクリとなっています。
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未使用車で買いたいおすすめ車3選
新車で買うよりお買い得感が強い人気モデルを軽自動車とコンパクトカーから3車種選びました。ただ、昨今の新車納期遅れの影響で、未使用車のタマ数が少ない今日このごろです。
ホンダ N-BOX
現在の日本の新車販売台数1位が、ホンダ N-BOXです。実用車だからこそ、1円でも安くいいものを買いたいなら、好みのボディカラーや装備をあきらめても未使用車を買う価値はあります。
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トヨタ アクア
あらゆる媒体で、人気の中古車コンパクトカー部門で1位に輝いていることが多いのが、トヨタ アクア。ボディサイズと室内空間のバランスがちょうどよく扱いやすく、乗りやすいのが人気の理由の1つです。
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トヨタ ルーミー
ハイブリッド車の納期は軒並み遅れ、受注停止中のモデルも少なくありません。ルーミーは全車ガソリン車ですので、比較的納期は早めです。このため、未使用車の価格は比較的抑えられています。
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※この記事は、2023年3月時点での情報で執筆しています。