【メーカー推奨一覧】エンジンオイル交換時期のすべて|2024年版

カーライフを賢く楽しむ クルマの故障・修理・整備

クルマを維持していると必ず交換が必要になる消耗品の代表としても挙げられることの多い、エンジンオイル交換。どのくらいの頻度で行うのが正しいのでしょうか。各メーカーが推奨している交換時期と合わせて解説していきます。

決められた交換時期はないというのが正解

エンジンオイルの交換時期は、メーカーで決められているわけではありません。公表しているメーカーは推奨としているだけであり、あくまでもオーナーの判断に委ねられています。現状、輸入車メーカーでは推奨交換時期を公表しているところはごく少数で、国産メーカーでもホンダや三菱など公表していないメーカーも増えてきています。

その理由はおもに2つあります。ひとつはメルセデス・ベンツやBMWなどの海外メーカーが10年以上も前から行ってきていることですが、オーナー任せの管理からクルマやメーカー(ディーラー)が管理する方向へ変わっていること。欧州ではエンジンオイルを交換サイクルの長いロングライフ(ロングドレイン)規格とすることで、なるべく廃油を減らし環境への配慮をうたう傾向が一部メーカーにあります。この場合、走行距離に応じて減った分は補充しなければならないため、オイル量のしっかりとした管理が求められます。現在のクルマはメーター内に液晶でさまざまな情報を表示するようにしていますが、そこにオイル交換時期になるとアラートが表示されるようになっています。

オイル交換時期というのは、そのクルマの乗り方や走らせ方によって違いが出てきます。エンジンオイルを交換しないと、結果的にはエンジンの故障につながります。整備士が判断して次の交換時期を設定し、それに従って交換していればクルマのコンディションが適切に保たれるという仕組みです。

世界的にこういった流れになっているのは、アメリカから始まった製造物責任法、通称PL法の存在が大きいと考えられます。これが、もうひとつの理由です。クルマに何か問題が生じればすぐさま訴えられるようになってしまったため、メーカー側はリスクマネジメントをする必要がありました。エンジンの故障につながるオイル交換を必ずしてもらうためにも、メーカー側はユーザーが最もわかりやすい方法として、メーター内にアラートとして表示せざるをえなかったのでしょう。

国産メーカーも交換時期を明記してはいるものの、あくまでも推奨です。必ず整備士から説明があるか、記録簿やメンテナンスステッカーなどに次のオイル交換時期は示してあります。自分のクルマのオイル交換時期は、推奨に頼るのではなく自分である程度管理するようにしましょう。

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各メーカーのエンジンオイル交換推奨時期

ウェブサイトや取扱説明書で公表している代表的なメーカーの、オイル交換時期を載せています。国産メーカーが掲げているシビアコンディションとは以下のような条件に当てはまる場合を指します。

■悪路走行が多い
■走行距離が多い(目安:2万km以上/年)
■山道など上り下りの頻繁な走行
■短距離走行の繰り返し(8km以下/1回の走行)

なお、以下のメーカーはエンジンオイルの推奨交換時期が公表されていませんでした。

ホンダ スズキ メルセデス・ベンツ BMW アウディ ポルシェ ベントレー ルノー フィアット フェラーリ ランボルギーニ ジャガー ランドローバー ロールス・ロイス アストンマーティン ジープ シボレー キャデラック

トヨタ

車種 標準交換時期 シビアコンディション時
ガソリン車
(除くターボ車)
15,000km、または1年 7,500km、または6ヵ月
ガソリンターボ車 5,000km、または6ヵ月 2,500km、または3ヵ月
ディーゼル車 5,000〜20,000km、
または半年〜1年ごと
2,500〜10,000km、
または3ヵ月〜半年ごと

日産

車種 標準交換時期 シビアコンディション時
デイズ 10,000km(ターボ車は5000km)、
または6ヵ月
5,000km(ターボ車は2,500km)、
または3ヵ月
エクストレイル 15,000km、または1年 7,500km、または6ヵ月
GT-R 15,000km、または1年 5,000km
※エンジン油温が110〜130℃のとき

マツダ

車種 標準交換時期 シビアコンディション時
下記以外の乗用車 15,000km、または1年 7,500km、または6ヵ月
乗用車 DISIターボ 10,000km、または6ヵ月 5,000km、または3ヵ月
乗用車 ロータリーエンジン 10,000km、または1年 5,000km、または6ヵ月
乗用車 ディーゼルエンジン 10,000km、または1年 5,000km、または6ヵ月
軽自動車 ターボなし 10,000km、または6ヵ月 5,000km、または3ヵ月
軽自動車 ターボ 5,000km、または6ヵ月 2,500km、または3ヵ月

スバル

車種 標準交換時期 シビアコンディション時
下記以外の乗用車 10,000km、または1年 5,000km、または6ヵ月
ジャスティ 15,000km(ターボ車は10,000km)、
または1年
7,500km(ターボ車は5,000km)、
または1年
軽自動車 10,000km(ターボ車は5,000km)、
または6ヵ月
5,000km(ターボ車は2,500km)、
または6ヵ月

三菱

車種 標準交換時期 シビアコンディション時
アウトランダーPHEV 15,000km、または1年 7,500km、または6ヵ月

※基本はメンテナンスノート記載内容に準ずる

ダイハツ

車種 標準交換時期 シビアコンディション時
軽自動車 10,000km(ターボ車は5,000km)、
または6ヵ月
50,00km(ターボ車は2,500km)、
または6ヵ月

※基本はメンテナンスノート記載内容に準ずる

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ミニ

車種 標準交換時期 シビアコンディション時
全車 初回20,000km、以降30,000kmごと

プジョー/シトロエン/DS

車種 標準交換時期 シビアコンディション時
プジョー 2008 20,000km、または1年
シトロエン ベルランゴ 20,000km、または1年
DS4(Eテンス含む) 10,000km、または1年

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愛車のオイル交換は安心でお得な整備工場へ!〜「カープレミアガレージ」とは

「カープレミアガレージ」では、国家資格を持った整備士が点検に対応するため、クルマに関する疑問点や不安点は何でもご相談いただけます。また、定期点検などのサービスも行っているため、長期的なクルマの管理も安心して任せることができます。

また、カープレミアでは「カープレミアパーツ」としてリビルト・中古部品を推奨しており、自社グループ会社においても、リユースの生産から販売まで自社工場を有し低価格の実現を進めています。

「カープレミアパーツ」とは?

カープレミアのグループ会社が提供する自動車パーツです。整備・修理の際に、主に「中古・リビルト部品」といった「リサイクル・リユース部品」などの低価格で安心のパーツを提供しています。

中古・リビルト部品って何?

中古部品(リユース)は、使用済み自動車等から取外され、テスターによる点検、清掃などを行い商品化された部品です。リビルト部品は、中古部品(コア)を分解洗浄、消耗品交換や故障個所の交換を行い、性能をほぼ新品同等に回復させた部品です。

リビルト部品をオススメする理由

1.新品部品を利用するよりもコストパフォーマンスが良い事
2.リサイクル、リユースといった資源の有効活用に繋がること。
3.品質基準をクリアした部品で安心して使用できること。

中古・リビルト部品のメリット

新品部品と比較して部品にもよりますが、20%~30%ほど部品代金が抑えられるケースがあります。

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※故障保証の利用は車両購入時に別途加入が必要です。

【まとめ】エンジンオイル交換はリスク回避

エンジンオイル交換は、クルマを良いコンディションで維持するためになくてはならない作業です。条件によって交換時期は違ってきますが、怠ると取り返しがつかなくなるリスクもあります。忘れないように、自分でしっかりと交換時期を管理しましょう。

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※この記事は、2023年2月時点での情報を元に執筆しています。

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