タイヤの速度記号の意味や、車検対応などのよくある質問にお答えします。
タイヤの速度記号(スピードレンジ)とは?
タイヤの速度記号(スピードレンジとも)、タイヤが規定の最大負荷で走行できる能力、すなわち最高速度を示す記号のことで、アルファベット1文字で表されています。
速度記号が示す速度が大きくなるにつれて、タイヤの速度に対する負荷能力が高くなります。
速度記号は「A」から「Y」まであり、A→B→C……とアルファベット順に対応速度が一部を除き10km/hずつ高くなっていきますが、「H」は順になっておらず飛んで210km/hになっています(理由不明)。※速度記号と速度の対比表は後述。
また、例外的に「A」には、A6〜A8といった数字がついたものがありますが、これはA8は40km/h、A6は30km/hと現在の自動車には現実的ではない速度となっています。
かつては「ZR」「VR」という速度記号が使われていましたが、これは旧規格で「速度カテゴリー」などと呼ばれており、最高速度は240km/h以上を意味しています。
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タイヤの速度記号の見方
タイヤの速度記号は、タイヤの側面にタイヤサイズと一緒に記載されています。乗用車タイヤの場合、末尾のアルファベットが速度記号となります。
タイヤのスピードレンジを超える速度で走行するとどうなる?
タイヤのスピードレンジを超えて走行すると、車体の姿勢の維持ができなくなり、スリップやスピンの発生、ハンドルを切っても曲がらないなどの危険な状態になります。
ただ、自動車メーカーが指定するタイヤを装着していれば、車両の改造を一切していない限り、クルマが出せる最高速度以上のスピードレンジに耐えられるため問題ありません。
スピードレンジの高いタイヤに交換しても問題ないか?
メーカーが指定するタイヤのスピードレンジ以上なら、問題ありません。ただし、スピードレンジ以外の規格や条件を満たしていなければなりません。
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スピードレンジの低いタイヤに交換したら車検に通らない?
スピードレンジは車検の対象になっていませんので、問題ありません。ただし、スピードレンジ以外の規定、条件を満たしている必要があります。
スタッドレスタイヤの速度記号がQばかりなのはなぜ?
スタッドレスタイヤのほぼすべてが、速度記号Q(最高速度160km/h)と低めの数値になっています。この理由は、滑りやすい低温の路面でのグリップ力を確保するため、やわらかいゴムが採用されているからです。
タイヤの速度記号一覧表
速度記号 | 最高速度(km/h) | 適用車種の目安 |
---|---|---|
J | 100 | 大型バス・トラック |
L | 120 | |
K | 110 | |
N | 140 | バン・小型トラック |
P | 150 | |
Q | 160 | 乗用車スタッドレス |
S | 180 | 軽自動車 |
T | 190 | 乗用車 |
H | 210 | |
V | 240 | |
W | 270 | スポーツカー 高級車 |
Y | 300〜 |
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「カープレミアガレージ」では、国家資格を持った整備士が点検に対応するため、クルマに関する疑問点や不安点は何でもご相談いただけます。また、定期点検などのサービスも行っているため、長期的なクルマの管理も安心して任せることができます。
また、カープレミアでは「カープレミアパーツ」としてリビルト・中古部品を推奨しており、自社グループ会社においても、リユースの生産から販売まで自社工場を有し低価格の実現を進めています。
「カープレミアパーツ」とは?
カープレミアのグループ会社が提供する自動車パーツです。整備・修理の際に、主に「中古・リビルト部品」といった「リサイクル・リユース部品」などの低価格で安心のパーツを提供しています。
中古・リビルト部品って何?
中古部品(リユース)は、使用済み自動車等から取外され、テスターによる点検、清掃などを行い商品化された部品です。リビルト部品は、中古部品(コア)を分解洗浄、消耗品交換や故障個所の交換を行い、性能をほぼ新品同等に回復させた部品です。
リビルト部品をオススメする理由
1.新品部品を利用するよりもコストパフォーマンスが良い事
2.リサイクル、リユースといった資源の有効活用に繋がること。
3.品質基準をクリアした部品で安心して使用できること。
中古・リビルト部品のメリット
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※この記事は、2023年3月時点での情報で執筆しています。