2022年12月に発表・発売された新型車は全8車種でした。このうち国産車は4車種、輸入車は4車種で、最も注目を集めたのはホンダの新型軽EVでした。電動車の発表が多い中、ピュア・スポーツカーでガソリン車のBMW Z4のマイナーチェンジや、大型・高級キャンピングカーで人気の高いイタリアのフルサイズ商用車で純内燃機関のフィアット デュカトの発売にも注目が集まるなど、12月は振れ幅広いモデルの新型が登場しました。
1日 スバル クロストレック（価格発表）
スバルのミドルクラスSUV「XV」がフルモデルチェンジ、3代目は車名がグローバル名の「クロストレック」に変わりました。2022年9月15日のワールドプレミアでは未発表だった日本市場モデルの価格が公表、グレードは「ツーリング」と「リミテッド」の2種類で、それぞれFFと4WDが設定されます。価格は266万2,000〜328万9,000円。
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1日 フィアット デュカト（日本発売）
すでにキャンピングカーのベース車両として並行輸入されているフィアットのフルサイズ商用車。2023年2月に開催されたジャパンキャンピングカーショー2023で日本初披露され、12月1日に発売の発表が行われました。デュカトの全長は5,410〜5,995mmの3タイプ、全幅は全車2,050mm。最高出力190ps・最大トルク450N･mを発生する新世代2.2L直4ディーゼルに9速ATを組み合わせています。価格は512.5万〜547.5万円。正規輸入でもキャンピングカーのベース車両としておもに法人向けに販売されるとのことです。
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7日 ホンダ新型軽EV（発表）
ホンダの軽商用バン「N-VAN」をベースに開発された新型軽EVを2024年春に発売することが発表されました。ホンダは「中でも商用車は、環境負荷低減の観点で電動化に対する企業のニーズが非常に高い」と言い、軽EVは商用車を皮切りにすることを明確にしています。新型軽EVの車名は未発表。航続距離は200kmを目標とし、価格はガソリン車と同等の100万円台からとするとのこと。
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14日 ジープ ラングラー PHEV（モデル追加・発売）
ジープのフラッグシップにして本格オフローダーのラングラーにPHEV「アンリミテッド ルビコン 4xe」が追加されました。パワートレインは、2.0L直4ガソリンターボに、2基のモーター、8速ATを組み合わせています。充電は家庭用200Vのみの対応となり、EV航続距離は24kmとのこと。価格は1,030万円。
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15日 スズキ ソリオ ハイブリッド（モデル追加・発売）
2020年12月にフルモデルチェンジを受けたコンパクト・トールワゴンの「ソリオ」に待望のハイブリッド車が追加されました。パワートレインは、駆動用モーターと2ペダルのAMT「オートギアシフト（AGS）」に6Ahのリチウムイオンバッテリーを組み合わせて、EV走行も可能としたストロング・ハイブリッドとなっています。WLTCモード燃費は22.3km/L。価格は、ソリオが222万2,000円、ソリオ バンディットが224万6,200円。
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16日 BMW Z4（MC・発売）
BMWの2シーター・オープン・スポーツ「Z4」がマイナーチェンジを受けました。おもな変更点は、ヘッドライト周りをブラックアウトし、キドニー・グリルは水平基調のデザインにされるなどのフェイスリフトを受けたところ。価格は、sDrive20iの714万円と、M40iの894万円。
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22日 日産 セレナ（FMC・発売）
2022年11月に発表された新型セレナのガソリン・4WD車が12月22日から発売されました。価格は303万4,900〜353万5,400円。発売の発表と併せて、ガソリン・4WD車の価格が発表され、2023年春に発売されることも伝えられました。価格は、356万6,200円から「AUTECH」の393万3,600円。
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31日 BYD ATTO3（価格発表）
今やグローバルでEVも販売のトップに躍り出た中国の電動車専門メーカー、BYDのミドルクラスBEV「ATTO3（アットスリー）」の価格が、440万円に設定されて2023年1月31日に発売すると発表されました。同等クラスのEVと比較すると100万円ほど安いのは、戦略的な価格設定というより、BYDがバッテリーを自社生産しているからでしょう。BYDは、ガラケー時代から携帯電話のバッテリーを生産、BEVでもバッテリーを自社生産できる強みを持ち、安価な価格で販売することが可能となっています。
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※この記事は、2022年12月時点での情報を元に執筆しています。
