10万キロ超えた軽自動車の車検はいくら高くなるのか?10万円は高い?

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軽自動車の車検費用は普通車に比べて安くなります。安い理由は、法定費用である自賠責保険料と自動車重量税が安いからです。その額は約3万円となるので、点検整備を含んだ軽自動車の車検費用の相場は5万〜8万円といわれています。そんな相場感があるにも関わらず、車検代が10万円だった。これは適価なのでしょうか?逆に10万kmを超えた軽自動車の車検代が5万円で済んだ。安いに越したことはありませんが、適価なのでしょうか?ここでは軽自動車の車検と10万円をテーマにいろいろな疑問を解説します。

軽自動車の車検費用の内訳

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10万kmを超えると車検費用は高くなる

10万kmを超えたタイミングでの軽自動車の車検費用は、これまでよりも高くなります。車検費用が10万円というのは、優先的に整備が必要となる部分を見極めた上で、整備を行ってくれている、妥当な金額といえるでしょう。

10万km以前の車検では、24ヵ月点検を行った際に不具合があれば修理を行うという整備が一般的です。車検で整備が必要となる部分があったとしても、可動部をカバーするゴム製のブーツが切れ、その交換ぐらいとなるので、整備費用もそれほど高くはなく、5万〜8万円という軽自動車の車検時に支払う金額の相場内で収まることがほとんどです。

しかし10万kmを超えたタイミングでは、例えばタイミングベルトやウォーターポンプ、スパークプラグ、ブレーキなどなどのパーツが交換時期を迎えます。それらを一気に交換することになれば、車検費用は10万円ではとても収まりません。

車検費用は5万〜8万円程度と認識してきたユーザーに、突然数10万円の車検費用を請求はできないと、整備工場も理解しているので、整備しておかないと重大なトラブルにつながる部分にしぼって整備を行い、なるべく費用を抑えて車検を通してくれているのです。

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車検時の法定費用は3万円前後

軽自動車の車検費用の内訳は法定費用が3万円前後、車検整備費用が2万円〜となります。

まずは法定費用ですが、自賠責保険料、自動車重量税、検査手数料(印紙代と内訳に表記されることも多いです)。

法定費用なのに「3万円前後」と幅のある表記をしているのは、自賠責保険料と自動車重量税に変動があるから。

自賠責保険料は、前年の賠償金支払い総額に応じて、毎年改定されており、車検を通す年により支払額が微増減しています。自動車重量税は、エコカー減税の対象車か否か、または初年度登録から13年、または18年が経過しているかで納付額が6,600円(新車〜13年未満)、8,200円(13年〜18年未満)、8,800円(18年〜)と3段階で変わります。

車両状態で車検費用は大きく変わる

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車検整備費用は、整備工場による違いとともに、車両の状態で金額が大きく変化します。

まず整備工場による違いは、ディーラー系は高めの設定、車検専門の整備工場やガソリンスタンドなどはディーラー系に比べて安価になる傾向にあります。

車両の状態による違いは、いうまでもなく整備箇所が多ければ高額になり、整備箇所が少なければ安価になります。ちなみに車検整備費用が2〜3万円というケースは、最低限の24ヵ月点検を行うのみで、予防的な整備は行われていないと理解しましょう。

高年式の車両であれば、点検した結果、特に整備が必要な部分はないというケースがほとんど。しかし低年式の車両はそうとも言い切れません。本来であれば整備が必要だが、車検の検査にギリギリ通るということも多々あります。

車検を通したら「クルマが快調な状態にリセットされた」と考えるユーザーがとても多いですが、それはしっかりと整備を行った際の話。最低限の費用で車検を通しているということは、基本的にはしっかりとした整備は行われていないと理解しておきましょう。また整備を行った場合でも、それは車検の検査を通す際に不具合があってはいけない部分を整備しているだけです。車体全体全てをリフレッシュしているわけではありません。

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10万キロを超えた軽自動車の車検代はいくら高くなる?

10万キロを超えたら交換するパーツは?

軽自動車に限らず日本車の多くは、10万kmを目安に交換時期が訪れる消耗部品が多数あります。そんなこともあり、10万kmを超えてからの車検代は高くなるのはやむを得ません。愛車に愛着がわいて、これからも可能な限り長く乗りたいというオーナーにとっては、ちょうどいいリフレッシュの時期といえますが、クルマを移動の道具と割り切っている人にしてみれば、整備費用は可能な限り抑えたいはず。実際にいくらぐらい高くなると覚悟しておけばいいのでしょうか?

10万kmで交換すべき消耗部品は、意外にたくさんあります。エンジン本体でいえば、タイミングベルトやウォーターポンプなどが交換時期となります。ちなみにタイミングベルトではなく、タイミングチェーンを使うエンジンでもチェーンテンショナーやチェーンガイドといった部品が交換時期となります。また冷却水やサーモスタッド、ラジエーターキャップ、冷却ホースなども交換時期といえるでしょう。

エンジンまわり以外に、ブレーキもメンテナンス時期を迎えている部分といえます。ブレーキの消耗部品というと、ブレーキパッドが思い浮かぶかもしれませんが、ブレーキキャリパーやホイールシリンダー内のシール類が交換時期、つまりオーバーホール時期が近づいています。またディスクローターも摩耗が進み交換時期となっていることも多いです。

10万キロ超えで高くなるのは5万〜10万円

本来であれば、これらの交換時期を迎えた部分は、すべて整備すべきでしょう。しかしその整備費用は10万〜20万円超と、軽自動車の車検整備費用としては、かなり高額になってしまいます。10万kmを超えた軽自動車に、そこまでの整備費用を割けるユーザーは、現実的にはごく少数といえます。

とはいえ故障したり、整備不良で事故を起こしたりするのは困ります。こう考えるのは整備工場の整備士さんも同様。実質的に軽自動車ユーザーが車検で割ける10万円前後の金額内で、不具合が発生しないように、車体の状態を見て整備してくれることが多いようです。

状態が非常に悪い(要整備箇所の多い)クルマも考慮すると、5万〜10万円高くなると考えておくべきではないでしょうか?

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軽自動車の車検代が10万円は高い?

軽自動車の車検代が10万円を高いとするか妥当とするかは、クルマの状態によります。例えば、新車から2回目までの車検であれば、しっかりとした説明なく10万円の車検代を請求されたら、高いと判断していいでしょう。

しかし新車から5回目以降の車検で、10万円の請求がきた場合は妥当と判断していいと思います。

5回目以降の車検といえば、初年度登録から10年以上が経過しています。定期交換が必要な消耗部品の多くはゴムを使った部品なので、使用することで擦り減ることでも消耗していきますが、ゴムという材質上、時間の経過による経年劣化も進みます。

あまり走行していないクルマでも、10年も経てば、ゴムを使った部品は交換が必要となる劣化が進んでいるので、それらを車検時に交換していれば、10万円の車検代は妥当といえるでしょう。

軽自動車の車検代が高くなるケースとは?

そのままでは車検を通せない部分に不具合がある場合

軽自動車の車検代が高くなってしまうケースは、修理しないと車検を通せない部分が壊れていた場合と、消耗部品の交換時期が集中してしまった場合が考えられます。

交換時期となる消耗部品に関しては、前述しているとおりです。やはり新車から10年以上経過したり、10万kmを超えたりしたタイミングでは、部品交換のために車検代が高くなる傾向にあります。

修理しないと車検が通せない部分が壊れていた場合も、その部分の修理費用が掛るため、車検代は高くなります。

例えばフロントウインドウに跳ね石が当たって割れているような場合は、割れ方によってはガラスの交換が必要になります。灯火類も車検代を高額なものとする要因になる場合があります。昨今の灯火類はLEDを使用するものが多く、点灯しなくなるとレンズASSYで交換する必要があるのがその理由です。そうなると部品代で数万円もの出費となることも……。

警告灯が点灯している場合も要注意

そのほか、メーター内の警告灯が点灯してしまっている場合も要注意です。警告灯が点いているものの、特に不具合がない、ということはよくあり、それを放置して乗り続けている人がたまにいますが、昨今では車検検査時に警告灯もしっかり確認されます。

つまり警告灯が点いた状態では車検に合格できないのです。警告灯が点灯してしまう原因を調べ、修理する必要があるので、修理が必要な部分によっては車検代を高騰させる原因となります。

軽自動車の車検代を安くすませるおすすめの方法

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軽自動車の車検代を安くすませるおすすめの方法は、掛かりつけのお医者さんのような、しっかりした技術と経験を持つ整備工場を見つけることです。

安さだけを求めるのであれば、愛車に不具合がなければ、法定費用だけで車検を通すこともできるユーザー車検(自らが軽自動検査協会に出向き、車検を通す)という手もあります。

しかしこれは、新車から1〜2回目の車検(平均的な使い方なら、ほとんどの場合、整備する必要がないことが多い)や、クルマのメカニズムに精通している人にしかおすすめできません。特に新車から10年10万kmを超えている車両ならば、安全を担保するには、整備士さんによる点検と整備が必須と言えます。

クルマは新車時こそ均一の状態を保っていますが、オーナーの使い方や乗り方で、そのコンディションは千差万別になっていきます。掛かりつけ医的な整備工場や整備士さんを見つけられれば、そんなコンディションの変化から、整備の優先順位を予算に応じて提案してくれることも少なくありません。

金額だけを比較した場合、低価格がウリの車検専門などの方が、安いこともあります。しかし、発生する整備費を長い目で見れば、的確に修理や整備の必要不要を判断してくれる,掛かりつけ医的な整備工場が、結果的にいちばん修理代が掛からなかったということになります。

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軽自動車の車検や整備なら「カープレミアガレージ」へ

「カープレミアガレージ」では、国家資格を持った整備士が点検に対応するため、クルマに関する疑問点や不安点は何でもご相談いただけます。また、定期点検などのサービスも行っているため、長期的なクルマの管理も安心して任せることができます。

また、カープレミアでは「カープレミアパーツ」としてリビルト・中古部品を推奨しており、自社グループ会社においても、リユースの生産から販売まで自社工場を有し低価格の実現を進めています。

「カープレミアパーツ」とは?

カープレミアのグループ会社が提供する自動車パーツです。整備・修理の際に、主に「中古・リビルト部品」といった「リサイクル・リユース部品」などの低価格で安心のパーツを提供しています。

中古・リビルト部品って何?

中古部品(リユース)は、使用済み自動車等から取外され、テスターによる点検、清掃などを行い商品化された部品です。リビルト部品は、中古部品(コア)を分解洗浄、消耗品交換や故障個所の交換を行い、性能をほぼ新品同等に回復させた部品です。

リビルト部品をオススメする理由

1.新品部品を利用するよりもコストパフォーマンスが良い事
2.リサイクル、リユースといった資源の有効活用に繋がること。
3.品質基準をクリアした部品で安心して使用できること。

中古・リビルト部品のメリット

新品部品と比較して部品にもよりますが、20%~30%ほど部品代金が抑えられるケースがあります。

その他、万が一の故障時に0円で修理対応する故障保証や、24時間365日対応可能なロードサービスなどのサポートも充実しています。安心・快適なカーライフは、「カープレミアガレージ」にお任せください。
※故障保証の利用は車両購入時に別途加入が必要です。

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【まとめ】車検費用を高いと感じたらクルマを買い換えるタイミングかも

軽自動車の車検で10万円の請求書が来ると、確かに「高い!」と思ってしまいがちです。しかし10年や10万kmといったクルマにとっての節目に至った車両であれば、その金額も決して「高い」とはいえないことが多いです。

10万kmなどの節目はこれからの安心のためにきちんとした整備を行うタイミングであり、愛着のあるクルマなら信頼できる整備工場でリフレッシュさせてあげましょう。しかし、その金額を高いと感じるようであれば、乗り替えの時期ともいえます。それを機に新しいクルマに乗り替えるのも賢い選択といえます。

乗り替えを選択する際のポイントは、これまで乗ってきた軽自動車の年式や走行距離よりも新しい(走行距離が短い)車両を選ぶこと。いうまでもなく、同じような年式や走行距離を選ぶと、結局同じような車検費用が生じることが多いからです。

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※この記事は、2022年12月時点での情報を元に執筆しています。

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