街にはさまざまな形のクルマが走っています。どのボディタイプのクルマもそれぞれ優れた部分と苦手な部分があるので、中古車を選ぶ際はどれが自分の使い方にピッタリなのか、よく検討してから実際にクルマを探したいところ。ここではボディタイプの違いによってどんなメリットがあるかを見ていきましょう。
クルマにはいろいろな形がある
クルマはサイズ(全長・全幅)、背の高さ(全高)、用途によって、多岐にわたる形があります。どんな形をしているかは『ボディタイプ』と呼ばれます。
ボディタイプ選びを間違えてしまうと、積みたい荷物を載せられなかったり、普段使いでクルマの運転が大変でストレスが増えたりすることもあります。
また、ボディタイプはクルマのデザインにも大きな影響を及ぼします。利便性だけでなくデザインも購入の満足度を高める大事な要素なので、そこも含めてボディタイプを選んでいきましょう。
【軽自動車】日本独自の規格で税金などが優遇される
軽自動車は日本独自のクルマの規格で、サイズやエンジンの排気量、乗車定員に制限がある反面、クルマにかかる税金や高速料金などが優遇されています。
ボディサイズ:全長3,400mm×全幅1,480mm×全高2,000mm以内
排気量:660cc以下
定員:4人以下
◎メリット
・維持費が安い。
・ボディが小さいので街なかでの取り回しが楽。
△デメリット
・サイズに制限がある分、車内は狭い。ただし最近は全高を高くしたりパッケージングを工夫したりして可能な限り室内空間を広げたスーパーハイトワゴン、トールワゴンなどがあります。
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【コンパクト・ハッチバック】取り回しの良さと適度な室内空間を両立
ボディの後ろ側を切り落としたような形をしていて、乗員のスペースと荷室が一体化しているタイプ。多くのモデルは荷室に跳ね上げ式のドアを採用しています。
◎メリット
・ボディが小さいので街なかでの取り回しが楽。
・排気量が小さめで燃費がいい
△デメリット
・コンパクトな分、乗員スペースはやや狭い。最近は全高を高くしたり、車幅を広げたりしてスペースを拡大したモデルもある。
・ほかのボディタイプに比べると荷室スペースが狭い。ただし、後部座席を格納すれば荷室スペースを広げられる。
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【ミニバン・1BOX】多人数乗車が可能な箱型ボディ
エンジンルームを小さく設計するとともに全高を高くして居住スペースを拡大したミニバン。エンジンを1列目席の下に配置することで、クルマを真横から見たときに箱型に見える1BOX。一般的なクルマは座席が2列ですが、ミニバンは3列目席が設置されるのが特徴で多くの場合、乗降性に優れたスライドドアを装備しています。1BOXはモデルによりシートが1〜4列設置されます。
◎メリット
・5名以上での乗車が可能。
・コンパクトタイプから室内空間に余裕があるものまでバリエーションが豊富。
・乗り降りがしやすいスライドドアを採用したモデルが多い。
△デメリット
・全高が高いので、1,550mmの高さ制限がある駐車場には停められない。
・クルマの横の面積が大きいため、強風時に横風の影響を受けやすい。
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【SUV・クロカン】オフロードの走行性能を高めたモデル
ルーツは軍用車で、4輪を駆動させるとともに最低地上高を高くして不整地でも走りやすくしたモデル。近年では乗用車のように乗り心地を良くしたクロスオーバーSUVが主流になっています。今、世界で最も注目されている人気のボディタイプです。
◎メリット
・多くは4WDで最低地上高も高いので、悪路や雪道などの轍がある場所なども走りやすい。
・コンパクトタイプから室内空間に余裕があるものまでバリエーションが豊富。
・デザイン性を高めたモデルが多い。
・全世界的に流行していて「いまどき」感が高い
△デメリット
・悪路走破性を高めたクロカン車はオンロードでの乗り心地がやや劣る。
・タイヤが太く排気量が大きなモデルも多いので、燃費性能はやや劣る。
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【セダン】フォーマルな場所も似合う、クルマの基本の形
フロントのエンジンルーム、真ん中の居住スペース、そしてリアのトランクスペースと、3つの箱をつなげたような形からスリーボックスカーと呼ばれることもあるセダン。居住スペースには前と後ろに計4つのドアがあることが特徴です。クルマが進化する過程では乗用車はこの形が基本となりました。
◎メリット
・エンジンルームやトランクと居住スペースの間に仕切りがあるため、遮音性が高い。
・ベーシックなスタイルなので、冠婚葬祭、どんな場所でも違和感がない。
・走行性を高めたスポーツモデルも存在する。
△デメリット
・ミニバンやSUVに比べると荷物の積載量は少なめ。
・20年ほど前から、ほかのボディタイプに押され車種が減少した。
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【ステーションワゴン】積載性と走りの良さを両立
セダンやハッチバックのトランクスペースを拡大して積載量を増やしたのがステーションワゴン。SUVより全高が低く、オンロードでの走行性能が高いのも特徴です。
◎メリット
・セダンよりも最大積載量が大きい。後部座席を格納すると広大な荷室スペースが出現する。
・ベーシックなスタイルなので、冠婚葬祭、どんな場所でも違和感がない。
・走行性を高めたスポーツモデルも存在する。
△デメリット
・1990年代にブームが沸き起こったが、SUVやミニバンの台頭で現在はモデル数が少ない。
・居住スペースと荷室が一体になっているので、セダンより遮音性が低い。
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【クーペ・オープン】スポーティさと快適性を高めた贅沢なボディタイプ
流麗なボディラインによりデザイン性を高めるとともに、空力性能を良くして走行性を高めたのがクーペ。オープンカーは開閉式の屋根をつけて、圧倒的な開放感を味わえます。どちらも2枚ドアが基本で、後部座席は補助的なものになります。そもそもリアシートがない2人乗りのモデルも少なくありません。
◎メリット
・スタイリングにこだわったモデルが多い。
・走行性能を高めたモデルが多い。
△デメリット
・ほかのモデルに比べると居住スペースや荷室は小さめ。
・車高が低く、4ドアよりドアが大きいものが多いので、乗り降りはやや大変。
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【バン】荷物を運ぶことに特化
乗用モデルではなく、ビジネス用途を想定して荷物を運ぶことに特化したボディタイプになります。1BOXを貨物車にしたものやステーションワゴンの商用モデルであるライトバンなどがあります。近年は広い室内空間を活用してバンをアウトドアスタイルにカスタムすることが流行しています。
◎メリット
・圧倒的に広い荷室。
・商用モデルなので税制面での優遇がある。
△デメリット
・運転者以外の人が乗ることを想定していないものも多いため、リアシートや装備は簡素。
・足回りは荷物積載が前提、一人で乗っている時の乗り心地が良いとは言えない。
・荷室を広くするために遮音性は劣る。
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【トラック】荷物を積むための荷台がつけられたタイプ
大きな荷物を運ぶために、居住スペースの後ろに屋根がない荷台が設けられたモデル。運ぶものによって、荷台部分に箱がついているものやミキサーがついているものもあります。一般的なトラックに比べるとコンパクトで、4WD性能を高めたピックアップトラックは、アウトドアを楽しむ人から人気があります。
◎メリット
・圧倒的な積載性。
・商用モデルなので税制面での優遇がある。
△デメリット
・乗用モデルではないので、一般的なクルマの使い方には不向き。
・遮音性、乗り心地の面で一般的なモデルに劣ることが多い。
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(イラストレーション:桔川シン)
※この記事は、2022年11月時点での情報で執筆しています。