荷室が大きくて荷物をたくさん積める軽バン。配送などの仕事用の車として開発された軽自動車ですが、最近はその積載量が注目され、アウトドアを楽しみたい人からも選ばれるようになっています。そんな軽バンの中からおすすめのモデルを紹介します。
軽バンの中古車の選び方と注意点
軽バンとは貨物軽自動車のこと。できるだけ多くの荷物を積めるように、ボンネットのない箱型の形状をしています。ナンバーは4ナンバーとなり、自動車税は乗用軽自動車の約半分になりますが、任意保険は乗用軽自動車より高い傾向にあるなど違いがあります。また車検期間は2年間と、最初こそ違うものの(乗用軽自動車の最初は3年間)、2回目以降は同じです。
中古車を選ぶ際の注意点としては、仕事で使うことを想定して開発されているので、一般的な乗用軽自動車と比べて、一般的に装備が簡素化されていること。
簡素化といっても、最近の軽バンは衝突被害軽減ブレーキが用意されていますし、最近の軽バン人気を受けて、乗用軽自動車なみの見た目を与えられたモデルもあります。購入時にはどんな機能がついているか確認して選ぶようにしましょう。
また修復歴の有無やキズ・汚れ・凹みの有無、機器類の不具合の有無を確認するのは、他の中古車同様ですが、軽バンは仕事やレジャー用途で荷室がよく使われるため、荷室内のキズやサビの有無を入念にチェックしたほうがいいでしょう。
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おすすめの軽バン中古車3モデル
おすすめする軽バンは、いずれも現行型です。もともと仕事用のクルマとして作られていますが、やはり最新モデルのほうが積載量は大きく、運転もしやすくなっていますし、今ではついていて当たり前の衝突被害軽減ブレーキも用意されているからです。
また最新型といっても中古車の台数は豊富ですから、選びやすいと思います。一方で価格は確かに旧型など従来モデルよりは高くなりますが、旧型も昨今の軽バン人気で決して安いとはいえないため、購入後の満足度を考えたら、やはり最新型がおすすめです。
■スズキ エブリイ 6代目 2015年〜
現行型の6代目エブリイは2015年2月に登場。エブリイの乗用車タイプがエブリイワゴンです。当時のクラストップとなる荷室サイズ(荷室長1,910mm×荷室幅1,240mm×荷室高1,955mm)と、クラストップの燃費(JC08モード燃費20.2km/L)を誇りました。
またクラス初となる衝突被害軽減ブレーキが採用され、2019年6月には進化した安全機能「スズキセーフティサポート」に切り替えられました。
デビュー時のトランスミッションは5速MTと5速AGS(2ペダルMT)でしたが、2016年11月から4速ATも用意されるようになりました。
快適装備では、乗用車のように左右分割可倒のリアシートや、スマートフォンとの連携でナビアプリや音楽アプリが楽しめるディスプレイオーディオ(2022年4月以降)が用意されています。
ちなみにOEM車、つまり外観が若干異なるだけで中身が同じクルマにはマツダ スクラムバン、日産 NV100クリッパー、三菱 ミニキャブバンがあります。中古車の台数はエブリイより少ないですが、エブリイだけで探すより選択肢を広げられます。
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■ダイハツ ハイゼットカーゴ 11代目 2021年〜
現行型の11代目ハイゼットカーゴは2021年12月に登場。同車のレジャー仕様タイプがアトレーです。
登場したばかりですが、何しろ旧型は2004年のデビューですから、いくら新機能の追加など改良を重ねてきたとはいえ、ベースの古さは隠しきれません。また現行型の中古車台数は大手中古車検索サイトで約640台と順調に増えていますし、やはり今から狙うなら現行型がおすすめです。
荷室サイズは、上記エブリイの『クラストップ』を更新し、荷室長1,915mm×荷室幅1,410mm×荷室高1,250mmを実現。また衝突被害軽減ブレーキを含む先進安全運転支援機能『スマートアシスト』が採用されています。
快適装備では、スマートフォンとの連携でナビアプリや音楽アプリが楽しめるディスプレイオーディオや、荷物で後方が見えにくくても、カメラ映像で後方を確認できるスマートインナーミラーなどが用意されています。
デビュー時のトランスミッションは5速MTとCVT。また4WD車は電子制御式4WDがクラスで初採用され、状況に応じて2WD/4WDオート/4WDロックから任意のモードを選ぶことができます。
ちなみにOEM車にはトヨタ ピクシスバン、スバル サンバーバンがあります。中古車の台数はハイゼットカーゴより少ないですが、同車だけで探すより選択肢を広げられます。
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■ホンダ N-VAN 初代 2018年〜
従来のアクティバンやバモスの後継モデルとして2018年7月に登場したのがN-VANです。バックドアからだけでなく、助手席側からも荷物の出し入れがしやすいようピラーレス構造になっていて、しかも助手席と2列目シートを床にダイブ収納することで大きくてフラットな空間を作り出せる点が大きな特徴です。
さらに衝突被害軽減ブレーキを含む先進安全運転支援機能が全車に標準装備されているのも魅力です。その他、質感の高いインテリアや快適機能を備えたN-VAN+STYLEが設定されていて、黄色など乗用車のようなボディカラーがあるなど、現代の軽バンに求められるものを装備していることも、ほかの軽バンとは違う点といえるでしょう。
また荷室の両サイドにバーやボードを取り付けて自由に空間をカスタマイズできるよう、ボルトの穴が計28ヵ所も備えられていますから、アウトドアニーズで軽バンが欲しい人には便利ではないでしょうか。
一方で、仕事で使う軽バンはスライドドアは頻繁に、かつ素早く開閉したいというニーズが多いゆえ、あえて電動ではなく手動を採用している点は予め承知しておいたほうがいいでしょう。
トランスミッションは6速MTとCVTがあり、2WD/4WDが選べます。
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激安!10万円以下の中古車で買うならこのモデル
車両本体価格10万円以下で流通している可能性がある軽バンの中古車から、おすすめのモデルを2車種ピックアップしてみました。なお購入の際は本体価格以外にも費用が必要です。詳しくは以下の中古車購入ガイドを参照ください。
■ダイハツ ハイゼットカーゴ 9代目 1999~2004年
軽自動車の新規格適合に合わせて1999年1月に登場したハイゼットカーゴ。それまでのハイゼットバンから名称をハイゼットカーゴに改めたのがこのときです。ハイゼットバンから数えると通算9代目、ハイゼットカーゴとしては初代ということになります。ちなみにデザインを担当したのは、カーデザイン界の巨匠ジウジアーロが率いるイタルデザインです。
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■ホンダ アクティバン 初代 1999~2018年
こちらも軽自動車の新規格適合に合わせて1999年6月に登場したアクティバン。乗用モデルがバモスです。前輪を限りなく前方に置き、エンジンを車体中央のフロア下に搭載して、後輪を駆動させるMRレイアウトを採用するホンダの軽バン。このMRレイアウトにより広い荷室を実現し、シートアレンジ次第で6畳相当のカーペット積載も可能です。
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※この記事は、2023年1月時点での情報で執筆しています