現在販売されているホンダの軽自動車全モデルの最新情報を、スペック・価格の比較一覧表と併せてお伝えします。
ホンダの軽自動車「Nシリーズ」
2011年に発売された「N-BOX」を第1弾に発売されたホンダの次世代軽自動車シリーズ名が「N」。ご先祖に当たるのは、1967年にデビューしたホンダ初の軽自動車「N360」です。
「N」の語源は「N360」からでホンダの「もう一度原点に立ち返って新時代の4輪車を造りたい」という思いを込めて命名。この命名者はユニクロやTポイントカードのマーク、ステップワゴン初代CMの生みの親、佐藤可士和さん。「New」「Next」「Nippon」「Norimono(乗り物)」の4つの言葉の意味も込めています。
ホンダは次世代Nシリーズを、先進の安全性能・ゆとりの室内空間・スムーズな加速とパワーの3点を軸に開発していると伝えています。現在、ホンダの軽自動車は計4車種がラインナップ、現在は全車に先進安全装備「Honda SENSING(ホンダセンシング)」が標準装備されています。
「Nシリーズ」発売順
2011年11月 N BOX(デビュー当時の車名表記はハイフンなし)
2012年7月 N BOX+(デビュー当時の車名表記はハイフンなし)※絶版
2012年12月 N-ONE
2013年11月 N-WGN
2014年12月 N-BOX/(スラッシュ)※絶版
2018年7月 N-VAN
スーパーハイトワゴン「N-BOX」
2011年に初代がデビュー、2013年に軽自動車新車販売台数1位を獲得してから現在まで首位の座をほかに譲っていません。2021年度をはじめ何度も登録車(いわゆる普通車)を含めた新車販売台数総合1位を獲得するなどもはや国民車となったN-BOX。売れている最大の理由は、軽自動車のクラスを超えた高い品質、乗り心地と走行性能にあります。
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「N-BOX」年表
●2011年11月
初代「N BOX」発売。当時の車名はハイフンがない「N BOX」だった。
●2012年7月
「N BOX +(プラス)」追加。荷室の床を斜めにしてバイクなどの車輪が付いたものの積み込みをしやすくし、3つのボードで荷室空間のアレンジができる多目的車としてデビュー。車いす仕様は遅れて同年8月に発売。
●2013年4月
2021年度軽自動車新車販売台数1位を獲得。
●2013年12月
マイナーチェンジ。車名が現在のハイフンが入る「N-BOX」に変更された。
●2014年12月
「N-BOX/(SLASH:スラッシュ)」追加。ルーフを約100mm低くしたチョップドルーフのアメリカンスタイル。
●2017年9月
2代目へフルモデルチェンジ。N-BOX/はモデルチェンジされず販売継続。N-BOX+は車いす仕様を除き販売を終了。
●2018年3月
N-BOX+販売終了。
●2020年12月
N-BOX/販売終了。
●2020年12月
マイナーチェンジ。
トールワゴン「N-WGN」
後席ヒンジドアのトールワゴン「N-WGN」。N-BOXでは車高が高いと感じる方、後席スライドドアを必要としない方にもよく選ばれている1台。座面が腰の位置に近く乗り降りしやすいことや、荷室が2段で積み分けができるなどユーティリティの高さに優れています。
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「N-WGN」年表
●2013年9月
Nシリーズ第4弾「N-WGN」初代発売。
●2019年7月
2代目へフルモデルチェンジ。2019年9月〜2020年1月までパーキングブレーキの不具合により一時生産が中止される。
●2022年9月
マイナーチェンジ。
ハッチバック「N-ONE」
「N360」が現代復刻版。往年の名車のデザインエッセンスがN-ONEに引き継がれています。そのデザイン性と走る楽しさを追求したモデル。ラインナップは、「プレミアム」「オリジナル」とスポーツティーグレード「RS」の3タイプで、このうちRSにはターボ+6MTを設定しています。
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「N-ONE」年表
●2012年11月
ゼストの後継車として初代「N-ONE」発売。
●2014年5月
マイナーチェンジ。安全性能強化、燃費性能を向上。ボディカラーラインナップは大幅変更されたがデザイン変更はなし。
●2015年7月
マイナーチェンジ。フロントにメッキモールを追加、ルーフ形状の変更などを実施。立体駐車場に入庫可能な低車高グレード「LOWDOWN」が追加するなど。
●2017年12月
3度目のマイナーチェンジ。低車高グレードを廃止し外観を差別化したグレード体系に変更された。
●2020年4月
初代販売終了
●2020年11月
初代販売終了から10ヵ月の間を開けて2代目へフルモデルチェンジ。
軽バン「N-VAN」
Nシリーズ最後発は商用軽バン。スーパーハイトワゴンのN-BOXより最大170mm高い車高は、1BOXの軽バン同等の荷室区間を誇ります。軽バンの分類では初となるFFベース(フロントエンジン・前輪駆動)のモデル。貨物車らしく後席シートは簡素なもので、助手席も運転席とは異なる小柄なシートとなっています。完全たるビジネス仕様かと思いきや、プライベートユースも意識したつくりの「+STYLE FUN」グレードも設定しています。
ホンダの軽商用車には、アクティ、バモスがありましたが、アクティ バンは2018年で販売終了、アクティ トラックは2021年4月で販売終了、軽ワゴン(軽1BOX)のバモスは2018年5月で販売終了していたため、N-VANは待望のモデルでした。
N-VANは、スズキ エブリイ バン、ダイハツ ハイゼット カーゴなどの軽バンですが、全軽自協の販売台数統計では、軽バン(より厳密には軽キャブオーバーバン。エンジン位置は前席下)に分類されず、スズキ アルトやダイハツ ミラ イースなどのボンネットバン(エンジン位置はボンネット内)にカウントされています。
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「N-VAN」年表
●2018年7月
「N-VAN」発売。
ホンダの軽自動車「Nシリーズ」スペック・価格比較一覧表
車名 | N-BOX | N-WGN | N-ONE | N-VAN | |
---|---|---|---|---|---|
タイプ | スーパーハイトワゴン | トールワゴン | ハッチバック | 商用スーパーハイトバン | |
全高 [mm] | 1,790 〜 1,815 | 1.675〜1.725 | 1.545〜 1.570 | 1.945〜1.960 | |
後席ドア | スライド | ヒンジ | ヒンジ | スライド | |
燃費* | 21.2 ~ 19.0 | 23.2 ~ 20.0 | 23.0 ~ 20.2 | 19.8 ~ 17.0 | |
エンジン型式 | S07B | ← | ← | ← | |
NA | 最高出力* | 43[58]/7,300 | ← | ← | 39[53]/6,800 |
最大トルク* | 65[6.6]/4,800 | ← | ← | 64[6.5]/4,800 | |
ターボ | 最高出力 | 47 [64]/6,000 | ← | ← | ← |
最大トルク | 104 /2,600 | ← | ← | ← | |
価格(最安〜最高) | 144万8,700円
219万0,100円 |
129万8,000円
188万2,100円 |
159万9,400円
199万9,800円 |
127万6,000円
187万2,200円 |
|
*燃費=WLTCモード|最高出力単位 KW[PS]/rpm|最大トルク単位 N・m /rpm |
Nシリーズのパワートレインは共通で、同じエンジンとトランスミッションが搭載されています。商用バンのN-VANのみ、最高出力が異なり貨物車に合わせた特性にチューニングされています。車高は、最も低いN-ONEから10cm強ずつ高くなっていっています。この車高の高さは、軽自動車選びの重要なポイントです。詳しくは、【軽自動車の選び方】ボディタイプ別の特徴と使い勝手編|編集長直伝!の記事をご覧ください。軽自動車を選ぶとき、駆動方式やエンジンタイプをどうしようか悩んだら、【軽自動車の選び方】2WD or 4WD?ターボ or ノンターボ?パワートレイン編|編集長直伝!の記事をご覧ください。そもそも軽自動車は何を選んだらいいのかお悩みの方は、おすすめの軽自動車はこれだ!2022【編集長責任執筆】の記事をご覧ください。
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(執筆:宇野 智 画像:ホンダ)
※この記事は、2022年12月時点での情報で執筆しています。