居住性に優れたミドルサイズセダンとして1980年に誕生したカムリ。デビュー時の駆動方式はFRでしたが、2代目からはFF4WDレイアウトの世界戦略車として、40年以上の歴史の中で快適性や走行安定性が高められてきました。日本では2011年からハイブリッド専用モデルとなり、2011〜2017年に発売された9代目はカムリハイブリッドの名称がつけられました。ここでは今から約21年前に生産されていた7代目から10代目となる現行型までの車検についてお伝えします。
トヨタ カムリの車検を受ける前に…
歴史が長いカムリは、年式によっては自動車重量税が重加算の対象になったり、消耗部品の交換が必要になったりするケースが増えてきます。低年式のカムリに乗っている人は、余裕を持って車検費用を用意しておきましょう。
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【10代目】 トヨタ カムリ(2017年7月〜)
現行型カムリはトヨタの新しいクルマづくりの指針であるTNGAに基づき、プラットフォームやパワートレインなどすべてを一新。エンジンや乗員のレイアウトを低くし、低重心シルエットによるスポーティなイメージに生まれ変わりました。インテリアもスポーティなイメージにしつつ、クラスを超えた上質さも与えられました。
日本仕様のパワーユニットはすべて2.5Lエンジン+モーターのハイブリッドになります。デビュー時はFFのみの設定でしたが、2019年9月の改良で4WD(E-Four)も設定されました。
【9代目】 トヨタ カムリハイブリッド(2011年9月〜2017年7月)
9代目は新開発された2.5Lエンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドシステムを搭載。コンパクトカーレベルの燃費性能と3Lクラスのガソリンエンジン搭載車に匹敵する動力が与えられました。大容量バッテリーを搭載するハイブリッド車ですが、パッケージングの工夫で後席の足元やトランク容量がハイブリッドセダン最大級であることも大きなセールスポイントです。
【8代目】 トヨタ カムリ(2006年1月〜2011年9月)
「ミディアムセダンの新たな世界基準の創造」をテーマに開発された8代目は、ロングホイールベース&ワイドトレッドになり、室内空間の快適性が7代目よりも高められました。搭載されるのは新設計の2.4Lガソリンエンジンで、5速ATと組み合わされます。運転席SRSニーエアバッグ、前席SRSサイドエアバッグ&前後席SRSカーテンシールドエアバッグをはじめとするSRSエアバッグの全車標準装備により、安全性も高められています。
【7代目】 トヨタ カムリ(2001年9月〜2005年12月)
7代目カムリは「新世紀ワールドメジャー」をテーマに開発。プラットフォームを一新して、居住性、走行性能、静粛性、安全性において、同クラスで世界トップになることが追求されました。FFレイアウトにより室内空間は大人5人がゆったり乗れるスペースを確保。全高を高くすることで頭上空間の余裕も与えられています。搭載エンジンは2.4L。トランスミッションは4速ATになります。
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トヨタ カムリの車検費用の相場はいくら?
車検費用は、「法定費用」と「整備費用」の2つがあります。法定費用は国が定めた自動車重量税と自賠責保険料(自動車賠償責任保険)は、どこで車検を受けても金額が変わりません。法定費用のうち検査費用(印紙代・証紙代)は整備を受ける場所が指定工場(=民間車検場)かそれ以外かで600〜700円異なります。整備費用は、車検を受ける店、工場によって金額が変わってきます。
【10代目】トヨタ カムリの車検費用の相場
現行型カムリはデビュー時のものが2度目の継続車検を迎えるタイミング。まだ車検時に大掛かりな整備が必要になることはないでしょう。ただ、カムリは社用車的な使い方で日常的に長距離移動をしているものもあるはず。自動車重量税の区分はFF・4WDともに1.5〜2tで、エコカー減税の対象になります。
【10代目】トヨタ カムリの法定費用
自動車重量税 | ¥20,000 |
---|---|
自賠責保険料(24ヵ月) | ¥20,010 |
検査手数料(印紙代・証紙代) | 指定工場:¥1,800(電子申請:¥1,600) 認証工場:¥2,300 |
合計 | ¥41,610〜¥42,310 |
※自賠責保険は沖縄県・離島など一部地域は上記保険料例と異なります。
■自賠責保険は25ヵ月分かけるケースもある
自賠責保険は、次回車検までの期間分加入します。次回車検までなら24ヵ月の加入でいいのですが、実は車検の有効期限満了は夜24時までなのに対し、自賠責保険の有効満了は正午12時までと、12時間のズレがあります。そのため、車検をギリギリのタイミングで受ける場合、数時間の保険未加入期間が発生してしまいます。
自賠責保険に加入していないクルマは公道を走行できないだけでなく、車検を通すこともできません。このような事態を防ぐために自賠責保険を25ヵ月分かけるケースがあります。
【10代目】トヨタ カムリの車検整備費用の相場
10代目カムリはデビュー時のものが2度目の継続車検に差し掛かっているタイミング。まだ車検で大掛かりな整備が必要になるケースは少ないはずです。編集部がインターネットで調べたところでは、5万円以内から10万円程度の間がもっとも多い実際の車検整備費用でした。法定費用と車検整備費用の合計の相場は、10万円弱〜15万円程度となります。
【9代目】 トヨタ カムリハイブリッドの車検費用の相場
フルモデルチェンジから今年で丸11年を迎える9代目は、まだ自動車重量税が重加算の対象ではありません。自動車重量税の区分は1.5〜2tで、エコカー減税の対象になります。
【9代目】トヨタ カムリハイブリッドの法定費用
自動車重量税 | ¥20,000 |
---|---|
自賠責保険料(24ヵ月) | ¥20,010 |
検査手数料(印紙代・証紙代) | 指定工場:¥1,800(電子申請:¥1,600) 認証工場:¥2,300 |
合計 | ¥41,610〜¥42,310 |
※自賠責保険は沖縄県・離島など一部地域は上記保険料例と異なります。
【9代目】トヨタ カムリハイブリッドの車検整備費用の相場
フルモデルチェンジ時のものは初度登録から10年以上経過しているので、乗り方や走行距離によっては車検を通すために不具合箇所の整備が必要になったり、消耗部品の交換が必要になるケースが出てくる頃。編集部がインターネットで調べたところでは、5万円程度から10万円程度の間がもっとも多い実際の車検整備費用でした。法定費用と車検整備費用の合計の相場は、10万弱〜15万円程度となります。部品交換が多くなるとこれより費用が高くなることも考えられます。
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【8代目】トヨタ カムリの車検費用の相場
8代目カムリは、自動車重量税が「13年経過」の重加算対象になる年式のものがあります。自動車重量税の区分はベースグレードであるGとG リミテッドエディションが1〜1.5t、G ディグニスエディションと4WD車は1.5〜2tになります。
【8代目】トヨタ カムリの法定費用
自動車重量税 | 1〜1.5t区分:¥24,600 1.5〜2t区分:¥32,800 |
---|---|
自賠責保険料(24ヵ月) | ¥20,010 |
検査手数料(印紙代・証紙代) | 指定工場:¥1,800(電子申請:¥1,600) 認証工場:¥2,300 |
合計 | ¥46,210〜¥55,110 |
※自賠責保険は沖縄県・離島など一部地域は上記保険料例と異なります。
※自動車重量税が重加算の対象車は1〜1.5tが¥34,200、1.5〜2tが¥45,600になります。
【8代目】トヨタ カムリの車検整備費用の相場
自動車重量税が重加算の対象になる年式のものが出ている8代目カムリは、車検時に不具合が見つかったり、消耗部品の交換が必要になったりするケースが増えてくる時期です。
古いモデルということもありインターネットなどで調べてみても8代目カムリの車検整備費用は出てきませんでしたが、最低でも10〜20万円程度は見ておきたいところ。法定費用と車検整備費用の合計の相場は、15万円台〜30万円弱となります。交換が必要な部品が増えるとこれより高い金額が必要になるケースもあります。
【7代目】 トヨタ カムリの車検費用の相場
7代目カムリは、最終年を除いて自動車重量税が「18年経過」の対象になります。さらに最終年式のものも間もなく「18年経過」の対象になるため、ここでは「18年経過」の重加算金額を掲載します。自動車重量税の区分はFFが1〜1.5t、4WDは1.5〜2tになります。
【7代目】 トヨタ カムリの法定費用
自動車重量税(18年経過) | FF:¥37,800 4WD:¥50,400 |
---|---|
自賠責保険料(24ヵ月) | ¥20,010 |
検査手数料(印紙代・証紙代) | 指定工場:¥1,800(電子申請:¥1,600) 認証工場:¥2,300 |
合計 | ¥59,410〜¥72,710 |
※自賠責保険は沖縄県・離島など一部地域は上記保険料例と異なります。
※自動車重量税が重加算の対象車は1〜1.5tが¥34,200、1.5〜2tが¥45,600になります。
【7代目】トヨタ カムリの車検整備費
8代目同様、7代目も古いモデルなのでインターネットで調べても車検費用に関する情報は出てきませんでした。ただ、デビューから20年以上経過しているので、車検時に大掛かりな整備が必要になるケースが多いことが予想できます。車検整備費用は最低でも15〜20万円程度は見ておきたいところ。法定費用と車検整備費用の合計の相場は、20万円台〜30万円以上となります。交換が必要な部品が増えるとこれより高い金額が必要になることもあります。
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トヨタ カムリの車検費用を「安く・安心」に済ませる方法〜「カープレミアガレージ」とは
「カープレミアガレージ」では、国家資格を持った整備士が点検に対応するため、クルマに関する疑問点や不安点は何でもご相談いただけます。また、定期点検などのサービスも行っているため、長期的なクルマの管理も安心して任せることができます。
また、カープレミアでは「カープレミアパーツ」としてリビルト・中古部品を推奨しており、自社グループ会社においても、リユースの生産から販売まで自社工場を有し低価格の実現を進めています。
「カープレミアパーツ」とは?
カープレミアのグループ会社が提供する自動車パーツです。整備・修理の際に、主に「中古・リビルト部品」といった「リサイクル・リユース部品」などの低価格で安心のパーツを提供しています。
中古・リビルト部品って何?
中古部品(リユース)は、使用済み自動車等から取外され、テスターによる点検、清掃などを行い商品化された部品です。リビルト部品は、中古部品(コア)を分解洗浄、消耗品交換や故障個所の交換を行い、性能をほぼ新品同等に回復させた部品です。
リビルト部品をオススメする理由
1.新品部品を利用するよりもコストパフォーマンスが良い事
2.リサイクル、リユースといった資源の有効活用に繋がること。
3.品質基準をクリアした部品で安心して使用できること。
中古・リビルト部品のメリット
新品部品と比較して部品にもよりますが、20%~30%ほど部品代金が抑えられるケースがあります。
その他、万が一の故障時に0円で修理対応する故障保証や、24時間365日対応可能なロードサービスなどのサポートも充実しています。安心・快適なカーライフは、「カープレミアガレージ」にお任せください。
※故障保証の利用は車両購入時に別途加入が必要です。
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※この記事は、2023年1月時点での情報を元に執筆しています。