カーリースとは最近の流行の言い方で表現するなら「クルマのサブスクリプションサービス」のことです。
クルマの複雑な維持費をそれぞれ手続きする手間がなく、月々の定額料金だけで済ますことができます。
近年では、若者を中心に個人向けのカーリースの需要が高まっており、2012年で290万台を少し超えるくらいだったリース車保有台数は2021年には390万台を超え、今後も増えていくと予想されます。今回はカーリースについて詳しく紹介していきます。
カーリースとは?カーシェアリングやレンタカーとの違いも解説
カーリースは契約期間中、毎月一定額でクルマに乗ることができるお得な支払いプランです。車両代はもちろん、カーリース契約期間中の税金やメンテナンス費用なども月々の支払額に組み込まれているため、車検の時期も含め、余分な料金がかかりません。ただし、サブスクと言ってもカーリースの場合は契約期間中の中途解約が難しいなど、一般的なサブスクの概念とは異なる部分もあります。
カーリースとレンタカーあるいはカーシェアリングの違いのひとつは選択肢の多さです。
カーリースであれば購入する場合と同じく、好きな車種(新車)やオプション装備を自由に選ぶことができます。また契約したクルマを自分の駐車場で管理でき、その都度返す必要がありません。もちろんナンバープレートはレンタカーを区分する「わ」や「れ」ではなく、通常購入した車と見分けが付きません。
カーリースのメリット
カーリースの利用が増えている理由は従来の買い方(現金一括、オートローンでの購入)にはないメリットがあるからです。カーリースの3つのメリットを紹介します。
購入やローンに比べて、お得に新車に乗ることができる
カーリースの場合、契約者が希望する新車をリース会社がまとめてディーラーから購入することが多いため、一般のユーザーが購入するよりも有利な条件で新車を調達できます。当然ですが扱う新車は正規ディーラーで販売されているクルマと同じものです。
それに加えて、カーリースの月額料金は次のように、あらかじめ満了時の残価を差し引いて計算するため、現金一括やローンでの購入よりも安くなります。
カーリースの月額料金=(車両本体価格-契約満了時の残価)÷契約月数
さらに自動車税や自賠責保険料、事務手数料なども含めて、頭金や初期費用をかけずに利用できることが特徴です。
車検やメンテナンス代も月額料金にまとめられる
カーリースを利用すると、車検やメンテナンスの度に発生する費用の心配や手続きの労力をかけずに、車を常にベストコンディションで維持することができます。
車両のメンテナンスにこだわりがある方はオプションをつけることで納得のいくプランに変更することも可能です。その場合、月々の料金とは別にオプション料金が発生することがあります。
豊富なラインナップから車種を選べる
大半のリース会社は国産車であればほぼ全てのメーカーを取り扱っています。
貴重な休みの日を使い、わざわざ多くの店舗を回らなくても、豊富な車種の中から自由に選ぶことができます。グレードやボディカラー、オプション装備など新車購入時と同じようにカスタマイズできます。(一部例外あり)
気軽に見積りを出してもらうことができるため、自身が納得のいく契約をしましょう。
オープンエンド契約ならキャッシュバックも可能
契約時にオープンエンド契約を利用すると、綺麗な状態で車両を保っていた場合は売却時の査定額と残価の差額がキャッシュバックされます。つまりクルマの使い方によってよりお得になるということです。
カーリースのデメリット
カーリースを利用するうえで、上記のメリットやこれから紹介するデメリットを正しく理解することは非常に大切です。注意すべき点は大きく4つあります。しっかり押さえておきましょう。
総額で見ると一括購入よりも高くなる場合がある
カーリースの月々の料金に含まれる整備費用などは安く設定されているとはいえ、長期的に見ると、総額が現金での一括購入時よりも高くなることがあります。
一方で、毎年5月の自動車税や定期的な車検・メンテナンスの度に発生する数万〜10数万円の高額な支出を考慮するとカーリースの定額払いの方が良いときもあります。双方のメリットを天秤にかけて、自身のライフスタイルに合った支払いプランを検討しましょう。
契約途中の解約は「解約金」が発生する場合がある
カーリースは原則、契約期間中の解約や契約内容の変更は認められていません。したがって、契約期間中に解約をする場合は「解約金」を求められることがあります。
近いうちに転勤や引越しなど、生活の変化でクルマが不要になる可能性があるならば、カーリース契約は少し待ったほうが良いかもしれません。不確定要素が多い時は慎重に検討しましょう。
また、まれなケースですが、大事故や災害などで廃車にせざるを得ない場合も「解約」とみなされます。こうした万が一に備えて、一般的にリース会社の規定で自責保険料のほかに車両保険加入が必須条件となっています。
月間の走行距離が制限される場合がある
カーリースの契約には「オープンエンド契約」と「クローズエンド契約」の2種類があります。クローズエンド契約は契約期間中の走行距離の上限が設定されている場合、超過距離1kmごとに追加料金が発生します。走行制限がわずらわしいと考えるのであれば、オープンエンド契約のカーリースをおすすめします。走行上限を超えると満了時の査定額は下がるものの超過距離だけで追加料金が決まるのではなく、全体的なクルマの状態も考慮してくれます。
通勤距離が長い場合や毎日仕事で利用する方は、契約前にある程度は期間中の走行距離について計算をしておきましょう。
契約満了時に追加料金が発生する場合がある
カーリースは契約満了時に車両を査定し、残価との差額を精算します。車両に傷やヘコミがある場合は追加料金を請求されることがあります。
オープンエンドではキャッシュバックの対応がある一方で、クローズエンドでカーリースを契約した場合は査定額が残価を上回っていても返金はされません。そのため事前に契約方法を確認しておくことがポイントです。
カーリースの大きなメリットのひとつはクルマを持つにあたって頭金という高いハードルがなく、初期費用0円で乗り始められることです。とはいえ、カーリースにはデメリットも存在します。ライフスタイルや希望に合わせたプランを提案してくれる、信頼できる会社を選びましょう。
カープレミアクラブリースは3つのうれしい!がついてくる
「カープレミア」は自動車に関する複合的なサービスを提供しており、全国に幅広い営業ネットワークを持った安心できる特徴があります。
カープレミアの「カープレミアクラブリース」は、さまざまな不安を払拭し、もっと気軽にカーライフを楽しめるプランです。そんな「カープレミアクラブリース」について、うれしい3つのポイントをご紹介します。
①初期費用が0円でハードルが低い!
新車を購入する際に必要な頭金や登録費用などの初期費用が必要ありません。
今まで新車を購入することにためらっていた方もカープレミアクラブリースを活用することでクルマの利用を視野に入れやすくなります。
②月々の出費が抑制できるからワンランク上の車種も選べる!
リース契約満了時の残価(推定下取り価格)をあらかじめ新車車両金額から差し引き、リース料金を計算しています。したがって、月額費用が抑えられ、ワンランク上の車種・グレードを検討することも可能となります。
③選べるメンテナンスケアパックで安心できるカーライフを送ろう!
お客様のニーズを考えた、車検やメンテナンス、法定点検のパックをご用意しています。また、お客様毎個別のご要望に応じたオリジナルパックもおすすめです。
すべてのパックには万が一に備えてロードサービスが付帯しているため安心してクルマを利用できます。
まとめ
月々の料金が定額なカーリースを利用することで支出の管理がラクになり、カーライフをより楽しむことができます。メリットとデメリットを十分ご理解してライフスタイルに合った支払いプランを選択しましょう。
カープレミアは全国に営業ネットワークを持っており、幅広いお客様のニーズにお応えできます。カーリースをご検討の際には、ぜひ「カープレミアクラブリース」をご活用ください。