マフラーの故障の症状・原因・修理内容

マフラーの故障とは？

マフラーに不具合があると「カラカラ」という異音が発生したり、エンジンがかかりにくくなったり、排気音が大きくなったりします。マフラーは消音器とも呼ばれ、エンジンから排出された高音・高圧の排気ガスの温度と圧力を下げることで排気音を小さくします。また、パイプの取り回しを調整することでエンジンの出力やトルク特性を決定します。マフラーは車体下側のエキゾーストマニホールドから先に装着され、複数のパイプを組み合わせた構造をしており、エキゾーストパイプ、O2センサー、触媒コンバーター、サブマフラーやプリマフラー、メインマフラーで構成されています。マフラーの素材や使用条件によっても異なりますが、おおむね10万km前後で修理もしくは交換が必要になることが多いようです。

マフラーの故障の原因

スチール製のマフラーの不具合で多いのが、経年劣化によるサビや腐食による劣化です。劣化が進んで穴が開くと、排気漏れを起こし、排気音が大きくなります。また、走行距離が伸びるとマフラー内の消音材が劣化すると徐々に排気音が大きくなります。排気ガスの酸素濃度を検知するO2センサーが故障すると、燃費や加速フィーリングの悪化、不完全燃焼による排気ガス臭、触媒コンバーターの故障などの原因となります。

マフラーの故障の修理内容と費用相場