ナビ・オーディオ の故障・不具合について
目次
POINT
- バックカメラの故障は配線かカメラ本体の不具合が主な原因となる
- HDDナビの故障はピックアップレンズの汚れ以外はメーカー修理となる
- メモリーナビの故障は記録メディアの不具合が原因になることも
- マルチナビゲーションの故障はシステム全体を一式(ASSY)交換する可能性もある
- スピーカーの故障は新品への交換が一般的
ナビ・オーディオの不具合で最も多いバックカメラの故障
ナビ・オーディオの不具合で最も多いのが、バックカメラの故障です。バックカメラが故障を起こすと、バックカメラ映像が映らなかったり、曇った映像になったりします。
バックカメラは、車庫入れなどで後方を確認するためのもので、インパネに設置されたモニターとトランクやテールゲートに取り付けられたCCDカメラと配線もしくは無線で接続し、ギアシフトを「R」に入れると連動して後方を映し出します。
バックカメラの不具合は、配線かカメラ本体の故障が原因となります。
HDDナビゲーションが故障するは画面・表示系の不具合と操作系の不具合に分けられる
HDDナビゲーションの故障はナビ・オーディオの不具合ではよく見られます。HDDナビゲーションが故障すると、ディスクを読み込めなかったり、パネルの開閉ができなくなったり、画面が突然消える、ないしは表示が消える、ディスクが取り出せなくなったりします。
HDDナビゲーションとは、記録メディアにパソコンと同じくハードディスクドライブ(HDD)を使用するカーナビのことをいいます。HDDナビゲーションの故障は、HDDか液晶モニター、タッチパネルの表示や動作の故障が主な原因となります。DVDやCDのディスクを読み込めない場合は、ピックアップレンズの汚れや曇りが原因で、ディスクイジェクト機能の不良やパネルの開閉不良は内部のモーターやベルトの不具合で起こります。
メモリーナビの故障はまず記録メディアのSDカードの不具合を疑う
メモリーナビの故障もナビ・オーディオの不具合では多いようです。メモリーナビが故障すると、画面が突然消えることがあります。
メモリーナビとは、記録メディアにSDカードを使用するカーナビのことで、操作に対するレスポンスが良く、SDカードを使用することでパソコンで取り込んだ地図データや音楽をクルマにそのまま持ち込めるといった拡張性の高さが特徴となっています。
メモリーナビの表示や動作の不具合は、SDカードの認識不良が原因となることが多いようです。