ドア の故障・不具合一覧

ドアの不具合で多いのがドアロックアクチュエーターの故障です。ドアロックアクチュエーターが故障すると、自動で開閉しなくなったり、ドアロックが作動しなくなります。

ドアロックアクチュエーターとは、ハーネスを介して流れる電気信号によってドアロックリンクを動かし、ドアロックワイヤーを押し引きすることでドアトリムに備わるドアロックボタンを開閉させるパーツです。

リモートによるドアロックができなくなる原因は、ドアロックアクチュエーターの故障を除き、ドアロックワイヤーの断線、ハーネスの不具合などを起こしている可能性が考えられます。

ミニバンや軽ハイトワゴンに採用されているスライドドアで、イージークローザーが作動しなくなったり、自動でドアが開閉しなくなったりした場合は、ハーネスに原因がある可能性が高いようです。

ドアロックが故障すると、ロックが作動しなくなるだけでなく、バックドアやトランクが開かなくなったり、スライドドアではイージークローザーが作動しないなどの症状がでます。

ドアロックの故障の原因は、ドアロックアクチュエーターやドアロックワイヤー、ハーネスなどが原因になる場合が多いようです。なお、すべてのドアロックが作動しないケースでは、ドアロックヒューズやドアロックリレーが不具合を起こしていることがあります。

また、集中ドアロックを制御するドアロックコントロールユニットや、電動スライドドアのスライドモーターなどの不具合が原因となる場合もあります。

ドアウェザーストリップに不具合があると、ドア内部に浸水したり、すきま風が車室内に侵入したりします。また、ドア内部に水やゴミ、ほこりが堆積して内部の機器やワイヤーを腐食させ、ドアロックが作動しなくなったり、スムーズにドアが開かなくなったり、またはサイドウィンドウのガラス昇降時に異音が発生したり、ガラスが閉まらなくなったりします。オートスライドドア車では、自動でドアの開閉ができなくなります。

ウェザーストリップは、ドアとボディの隙間を埋めるための帯状のシール材で、ゴムや柔らかな樹脂でできています。耐久性や耐候性の高いパーツではありますが、長期使用により経年劣化を起こすと密閉性を徐々に失い、やがてはドア内部に雨水やほこり、ゴミの侵入を許してしまいます。劣化がある程度進んだら早めに交換することを推奨します。