ボンネット保持できず 原因を解決する方法

記事監修:柴 健太郎

プレミアモビリティサービス株式会社 執行役員/一般財団法人日本技能研修機構(JATTO)理事

POINT

  • 日本車では一般的に開けたボンネットを棒で支えるが、高級車や輸入車では内部にガスが入ったダンパーで支える。
  • ダンパー内部のガスは経年劣化で徐々に抜けていく。ガスが少なくなるとボンネットの重みに耐えられず、保持できなくなる。
  • 修理はダンパー交換に。費用は工賃込みで2万円〜2万5000円程度。

ダンパーの中に入ったガスの反力でボンネットを支えるパーツ

クルマのボンネットを開けた際に、開けた状態を保持できず下がってきてしまう場合、ボンネットダンパーに不具合がある可能生が高くなります。

ボンネットはエンジンルームをカバーするふた。エンジンルーム内をチェックする際などは、車内にあるレバー(ボンネットオープナー)を引いてロックを解除します。一般的なクルマでは開けたボンネットは、つっぱり棒(ボンネットステー、ボンネットサポートロッドなど、いくつかの名称があります)で手を離しても閉まらないよう固定します。

高級車や輸入車ではボンネットを開けた時に棒で固定しなくてもボンネットが落ちてこないように筒状のダンパーが取り付けられているものが多くなります。ボンネットダンパーは金属の筒の中に高圧ガスが充填されていて、その反力で開いた状態を保持します。

ボンネット保持できずのイメージ

ガスが抜けるとボンネットの重みに耐えられない

ダンパーは経年劣化で内部のガスが徐々に抜けていきます。やがてバンパーの反力がボンネットの重みに耐えられなくなり、開けたボンネットが落ちてくるようになります。

ボンネットを開けて作業をしている際にボンネットが落ちてくるととても危険なので、ダンパーがボンネットを保持できなくなったら迷わずダンパーを交換してください。ボンネットダンパーは左右に1本ずつついているので、両方とも交換しましょう。

平均すると修理費用は工賃込みで2万円〜2万5000円程度になります。

SUV、ミニバン、ハッチバックなどリアゲートを上部に跳ね上げるタイプの車種は、リアゲートにもダンパーが付いています。ボンネットと同じ用に跳ね上げた際にドアを保持できなくなってきたら危険なのでダンパーを交換してください。

(高橋 満)

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