トルクコンバーター故障の症状・原因・修理内容

記事監修:柴 健太郎

プレミアモビリティサービス株式会社 執行役員/一般財団法人日本技能研修機構(JATTO)理事

トルクコンバーター故障とは?

AT本体は円筒型や箱型の形状をしており、その内部に、ATフルード(ATF)が満たされたトルクコンバーターがあります。トルクコンバーターはドーナツ型をしており、その中に2枚の羽根車が入っています。その羽根車のいっぽうがエンジン、もういっぽうがトランスミッションに接続され、駆動力をトランスミッションに伝達しています。トルクコンバーターが故障すると、Dレンジに入れた直後にドスンという振動が発生したり、加速が悪くなったり、加速中に振動が発生したりします、また、後退できなかったり、うなり音や「ギャギャ」といった異音が発生することもあります。最悪のケースでは、エンジンブローを引き起こし、走行不能となることがあります。なお、特に症状がなくてもトルクコンバーターに不具合があった場合は、警告灯が点灯することがあります。トルクコンバーター自体の寿命はクルマよりも長く、なかなか壊れにくいパーツのひとつとなっています。

トルクコンバーター故障の原因

通常の使用では壊れることのないトルクコンバーターですが、メーカー指定のATFの交換サイクルを守らなかったり、指定のフルードを使用しなかったり、フルードの交換の際にゴミなどの異物が混入すると壊れることがあります。また、トルクコンバータの滑りを抑制するロックアップ機構が故障する事例もあります。

トルクコンバーター故障の修理内容と費用相場

修理のほとんどが、トルクコンバーター本体の一式交換となります。 (山崎 龍)

費用相場 Case1

トランスミッション修理の交換パーツが「トルクコンバーター」の場合には、一般パーツ利用をして、平均的に193,480円の費用が掛かります。

一般パーツ利用 カープレミアパーツ利用
金額

平均:193,480 円

(148,400 円~441,600 円)

平均:154,780 円

(118,720 円~353,280 円)

交換パーツ トルクコンバーター

※費用相場は部品代に工賃等を含んだ最終的な金額の目安です。
※クルマの状態により最終的な金額は異なる場合があります。

※交換した部品数によってケースを分けて表示しています。

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※実際の点検で原因が異なると費用が発生する可能性があります。

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この記事の監修

柴 健太郎

プレミアモビリティサービス株式会社 執行役員
一般財団法人日本技能研修機構(JATTO)理事

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