A/Tマウント故障の症状・原因・修理内容
よくある度：
A/Tマウント故障とは？
ATマウントはトランスミッション本体からの振動を吸収し、正しい位置に固定する役割があります。車種によっても異なりますが、ATマウントはゴム製で車体とミッションとの接続部分1〜4カ所に付けられています。形状は丸型、四角型、かまぼこ型などさまざまで、ゴム製の本体に金属製の取り付け基部を組み合わせた構造となっています。ATマウントに不具合があると、減速時や加速時に振動が発生したり、異音やシフトダウン時に大きな衝撃が発生したりします。最悪のケースではATマウントが破断し、走行中にトランスミッションが動いて周辺機器を痛める可能性があります。そうなった場合、トランスミッション本体にもダメージがおよび、深刻なトラブルを招くことになります。寿命はおおむね10年・10万km程度とされていますが、使用条件によってはこれより早く交換が必要になることもあります。
A/Tマウント故障の原因
本体がゴム製のため、トランスミッションからの熱や振動、ミッション本体の重量、外気の寒暖差により、どうしても劣化は避けられません。走行距離や年月の経過に応じて徐々にダメージが蓄積し、ゴムの硬化やつぶれ、ひび割れが発生します。劣化が進むとゴムがちぎれてしまうこともあります。
A/Tマウント故障の修理内容と費用相場
定期点検でのチェックのほか、日常的に振動や衝撃、ショックが大きくなってきたと感じたときはATマウントを交換する時期です。作業には専門工具や設備を必要としますので整備工場に任せるのが良いでしょう。 （山崎 龍）
費用相場 Case1
トランスミッション修理の交換パーツが「A/Tマウント」の場合には、一般パーツ利用をして、平均的に22,040円の費用が掛かります。
| 一般パーツ利用 | カープレミアパーツ利用 | |
|---|---|---|
| 金額 |
平均：22,040 円 (7,450 円～156,970 円) |
平均：15,430 円 (5,220 円～109,880 円) |
| 交換パーツ | A/Tマウント | |
※費用相場は部品代に工賃等を含んだ最終的な金額の目安です。
※クルマの状態により最終的な金額は異なる場合があります。
※交換した部品数によってケースを分けて表示しています。
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※実際の点検で原因が異なると費用が発生する可能性があります。
A/Tマウント故障は重大事故の要因にも！？
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この記事の監修
