冷却ファンの故障の症状・原因・修理内容

冷却ファンの故障とは？

冷却ファンとはエンジンを冷却するためのファンです。冷却ファンに不具合があると、エンジンがオーバーヒート気味に陥り、最悪の場合はオーバーヒートを招きます。また異音が出るといった症状が生じます。かつてあった空冷エンジンでは、エンジンに設けられた空冷フィンに風を当てるためのファンでしたが、現在の自動車に空冷式はないので、修理工場で冷却ファンと言われたらラジエターを冷却するファンとなります。そんな水冷エンジンの冷却ファンは、エンジンの力で回転するものと、電動モーターで回転するものがあります。

冷却ファンの故障の原因

オーバーヒートが発生する原因は、冷却ファンが回らなくなってしまっているのが原因となります。エンジン動力式の冷却ファンの場合ならエンジンとファンの間に備わるカップリングというファンの回転数を機械的に自動調整する部品が機能しなくなり、ファンが高回転しないといけない場面でも回転が上がらずオーバーヒート（気味）になっています。電動の冷却ファンの場合はファンモーターが経年劣化などの原因で回らなくなり、冬場ならオーバーヒート気味に、夏場ならオーバーヒートします。異音が発生している場合は、電動式の冷却ファンのモーターに入るベアリング（軸受け）にガタが生じたことで、そのベアリングから異音が発生したり、ファンの回転軌道が変わったりしたことで、羽根が他の部品に接触してしまうことで異音が発生しています。

冷却ファンの故障の修理内容と費用相場