電動ウォーターポンプ故障の症状・原因・修理内容

よくある度:

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記事監修:柴 健太郎

プレミアモビリティサービス株式会社 執行役員/一般財団法人日本技能研修機構(JATTO)理事

電動ウォーターポンプ故障とは?

電動ウォーターポンプとは冷却水を循環させるためのポンプ=ウォーターポンプのうち電動のものを指します。電動ウォーターポンプに不具合があると、警告灯が点灯したり、冷却水が漏れたり、冷却水がオーバーヒート、もしくはオーバークールするなどの不具合が生じます。冷却水を循環させるためのポンプ=ウォーターポンプは、これまでエンジンの動力を利用して作動させる、いわゆる機械式が一般的でしたが、昨今、それを電動化した電動ウォーターポンプを採用するメーカーも出てきています。電動化することでのメリットは、エンジンのパワーロスの低減や、緻密な冷却水温管理ができるようになるといったものがあります。

電動ウォーターポンプ故障の原因

冷却水漏れについては機械式も電動も同様で、本体の合わせ面やインペラー(水を循環させる羽根)の軸に付くガスケットやシールが経年劣化し、漏れが発生します。警告灯が点灯したり、オーバーヒート、オーバークールが発生したりする原因は電気的なものが要因です。ECU(エンジンコントロールユニット)からの指令どおりにインペラーを回転させるモーターが回らず、それをエラーとして記録されると警告灯が点灯する他、ECUの指示より回らなければオーバーヒート、多く回っているとオーバークールが発生します。

電動ウォーターポンプ故障の修理内容と費用相場

警告灯が点灯していたり、オーバーヒートかオーバークールとなっていたりする場合は、診断機に掛け、電動ウォーターポンプの不具合によるものなのかを特定します。原因が電動ウォーターポンプと特定できたら、新品部品に交換し、冷却水の補充とエア抜き(冷却水路内に空気溜まりがあると、冷却機能を損なうので必ず行う作業となります)を行います。車種によっては新しい部品に交換後、診断機を使ってECUを調整する作業が必要となることもあります。 (坪内英樹)

費用相場 Case1

エンジン修理の交換パーツが「電動ウォーターポンプ」の場合には、一般パーツ利用をして、平均的に40,460円の費用が掛かります。

一般パーツ利用 カープレミアパーツ利用
金額

平均:40,460 円

(18,780 円~99,140 円)

平均:38,840 円

(16,570 円~87,590 円)

交換パーツ 電動ウォーターポンプ

※費用相場は部品代に工賃等を含んだ最終的な金額の目安です。
※クルマの状態により最終的な金額は異なる場合があります。

※交換した部品数によってケースを分けて表示しています。

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費用相場 Case2

エンジン修理の交換パーツが「電動ウォーターポンプ、サーモスタット」の場合には、一般パーツ利用をして、平均的に52,670円の費用が掛かります。

一般パーツ利用 カープレミアパーツ利用
金額

平均:52,670 円

(41,490 円~59,900 円)

平均:42,140 円

(33,190 円~47,920 円)

交換パーツ 電動ウォーターポンプ、サーモスタット

※費用相場は部品代に工賃等を含んだ最終的な金額の目安です。
※クルマの状態により最終的な金額は異なる場合があります。

※交換した部品数によってケースを分けて表示しています。

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この記事の監修

柴 健太郎

プレミアモビリティサービス株式会社 執行役員
一般財団法人日本技能研修機構(JATTO)理事

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