ユニバーサルジョイントの故障の症状・原因・修理内容
よくある度:
ユニバーサルジョイントの故障とは?
ユニバーサルジョイントとは、またの名を自在継手とも呼ばれ、軸の回転を角度をつけて伝えるためのジョイントのことで、FR車や4WD車などの後輪を駆動させる車両に使われています。ユニバーサルジョイントに不具合が生じると駆動系にガタつきが発生します。 FR車や4WD車のドライブシャフトには、一般的にシャフトの途中にユニバーサルジョイントが1個(古いクルマの場合にはディスクジョイントの代わりにドライブシャフト末端となる連結部分の前後に2個)備わります。 ユニバーサルジョイントはドライブシャフトの回転に角度が加わっても角速度変化が少なく、なめらかに動力を駆動輪に伝えられるので、車両の揺れを減少させ、乗り心地を良くする目的で使用されています。 一般に広く普及しているユニバーサルジョイントはフックジョイントと呼ばれるタイプで、入力側と出力側で向きの異なるふたつの穴が開いたフックを組み合わせ、これを接続するためにスパイダと呼ばれる十字状のパーツが組み付けられ、その先端にはフックを結合するためのニードルベアリングなどが備わります。 ユニバーサルジョイントには特に寿命が設定されておらず、事故などで破損しなければ車両の寿命と同じくらい長期間使用できるようです。
ユニバーサルジョイントの故障の原因
一般的な使用方法でユニバーサルジョイントが不具合を起こすことはほとんどありませんが、オフロード走行やモータースポーツなどで酷使するとスパイダとフックを結合するニードルベアリングが破損することがあります。 また、未舗装路の駐車場などに長期間車両を放置すると、水分や土埃がユニバーサルジョイントに溜まってサビを誘発し、ガタつきや作動不良の原因となることがあります。
ユニバーサルジョイントの故障の修理内容と費用相場
ユニバーサルジョイントにガタつきを感じた場合には、整備工場で点検・整備を依頼し、必要に応じてオーバーホール、もしくは新品への本体(ASSY)交換で対応します。 (山崎 龍)
費用相場 Case1
駆動系修理の交換パーツが「ユニバーサルジョイント」の場合には、一般パーツ利用をして、平均的に53,510円の費用が掛かります。
一般パーツ利用 | カープレミアパーツ利用 | |
---|---|---|
金額 |
平均:53,510 円 (21,910 円~71,670 円) |
平均:42,810 円 (17,530 円~57,330 円) |
交換パーツ | ユニバーサルジョイント |
※費用相場は部品代に工賃等を含んだ最終的な金額の目安です。
※クルマの状態により最終的な金額は異なる場合があります。
※交換した部品数によってケースを分けて表示しています。
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※実際の点検で原因が異なると費用が発生する可能性があります。
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