CVTコントロールユニットの故障の症状・原因・修理内容

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記事監修:柴 健太郎

プレミアモビリティサービス株式会社 執行役員/一般財団法人日本技能研修機構(JATTO)理事

CVTコントロールユニットの故障とは?

CVTコントロールユニットが故障すると、エンジン警告灯が点灯します。その場合、異常な振動が出たり、アクセルを踏んでもエンジン回転だけ上がってスピードが上がらなかったり、エンジンブレーキが効かなくなったりします。また、パドルシフトやモード切り替えスイッチが使用できなくなります。故障時にはエンジン系の警告灯が点灯することで異常を知らせてくれます。CVTコントロールユニットとは、回転数やスロットル開度を検知してエンジンの状態から最適なCVTの働きを計算し、適切な加減速と省燃費を実現させるためのミッション系の電子装置のことをいいます。取り付け場所は車種によって若干異なりますが、CVT後部のケースが取り付けられていることが多く、ケースを開けると複数の半導体チップやコンデンサー、DCコンバーターなどで構成されたCVTコントロールユニットが現れます。車種や使用環境によっても異なりますが、おおむね5〜10万km程度で不具合が発生するようです。

CVTコントロールユニットの故障の原因

長期の使用により基盤の亀裂や回路のショートが起こる可能性はあります。

CVTコントロールユニットの故障の修理内容と費用相場

CVTコントロールユニットが故障した場合は、整備工場で車体より取り外し、複数のパーツが組み上がった状態で交換するASSY(アッセンブリー=一式)交換で対応します。ただし、輸入車の場合は部品調達に時間が掛かり、修理費用も高額になることから交換ではなくECU修理の専門業者を頼ることがあります。

費用相場 Case1

トランスミッション修理の交換パーツが「CVTコントロールユニット」の場合には、一般パーツ利用をして、平均的に36,270円の費用が掛かります。

一般パーツ利用 カープレミアパーツ利用
金額

平均:36,270 円

(10,930 円~85,960 円)

平均:29,010 円

(9,110 円~68,770 円)

交換パーツ CVTコントロールユニット

※費用相場は部品代に工賃等を含んだ最終的な金額の目安です。
※クルマの状態により最終的な金額は異なる場合があります。

※交換した部品数によってケースを分けて表示しています。

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※実際の点検で原因が異なると費用が発生する可能性があります。

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この記事の監修

柴 健太郎

プレミアモビリティサービス株式会社 執行役員
一般財団法人日本技能研修機構(JATTO)理事

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