給油口開閉できない 原因を解決する方法

給油口開閉できないのイメージ

記事監修:柴 健太郎

プレミアモビリティサービス株式会社 執行役員/一般財団法人日本技能研修機構(JATTO)理事

POINT

  • 給油口の開閉にはさまざまな方式があり、方式によってトラブルの原因も異なる。
  • 蓋を押して開けるタイプではカバーを押し戻すフューエルフィラーリッドロックアクチュエーターに不具合がある可能性が高い。
  • 給油口のロックがドアロックと連動しているタイプは、ロック機構が故障しているケースが多い。

もっとも多いのはアクチュエーターの不具合

給油口が開閉できなくなった場合、原因として考えられるのはフューエルフィラーリッドロックアクチュエーター、フューエルリッドロック、フューエルリッドフラップモーターなどの不具合です。また、給油口の蓋と室内の開閉レバーをつなぐワイヤーが切れてしまったケースも考えられます。

フューエルフィラーリッドとは、給油口のカバーのこと。開閉には“室内のレバーを引いて開ける”“カバーを押して開ける”“カバーを引っ張って開ける”などいくつかの方法があります。

カバーを押して開けるタイプの給油口で、押した後にカバーをぽんと弾く力を与えるのがフューエルフィラーリッドロックアクチュエーターです。経年劣化などできちんと動作しなくなると、弾く力がカバーに伝わらず開けることができなくなります。

車種にもより部品代は異なりますが、平均すると修理代は工賃込みで2万円前後になります。

電動タイプはロック機構やモーターの不具合が原因かも

給油口のカバーがドアロックと連動してロックされるタイプの場合、ロック機構に不具合が発生して正常にロック解除されないこともあります。ロック機構の修理は対象部品を本体(ASSY)交換する形になり、平均すると費用は工賃込みで2万円前後になります。

また、給油口のロックを動かすモーターが故障して蓋が開けられなくなるケースもあります。モーターの交換は平均すると工賃込みで2万5000円前後になります。

給油口が開閉できなくても燃料が残っていればしばらく走ることはできますが、やがてガス欠となり走行不能になります。

車種によっては応急処置的にカバーを開ける方法が書かれていますので参考にしてください。そして早めに整備工場に修理を依頼しましょう。

(高橋 満)

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柴 健太郎

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給油口開閉できない の原因一覧

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※原因は症状から過去の事例を参考にしたもので、不具合の原因を断定するものではありません。
※修理内容は修理工場での作業事例を説明するもので自己修理を推奨するものではありません。

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