警告灯点灯 原因を解決する方法

警告灯点灯のイメージ

記事監修:柴 健太郎

プレミアモビリティサービス株式会社 執行役員/一般財団法人日本技能研修機構(JATTO)理事

POINT

  • マフラー警告灯が点灯する原因は触媒コンバーターの不具合
  • 不具合を起こした触媒コンバーターは新品もしくは程度の良い中古品にASSY交換する以外に修理方法はない
  • 触媒コンバーターは希少金属を使用するため高価。下回りをぶつけるなど不注意で壊さないように注意したい

【原因】マフラー警告灯が点灯したときは触媒コンバーターに深刻な不具合を起こしたことが原因

マフラー警告灯が点灯するのは、触媒コンバーターの不具合が疑われます。

警告灯の色には赤色と黄色があり、赤色の場合はそのまま運転するのは危険ですので、ただちに走行を中止し、速やかな点検・修理が必要となります。

黄色の場合は走行に注意が必要で、なるべく早く点検・修理に入れることをおすすめします。

触媒コンバーターとは、エンジンから発生する排気ガスに含まれる有害排気成分を浄化する装置のことで、エキゾーストマニホールドからマフラーの間に装着され、排気ガスに含まれる炭化水素(HC)、一酸化炭素(CO)、窒素酸化物(NOx)といった大気汚染物質を除去します。

触媒コンバーターは中央部が膨らんだ筒型をしており、内部構造はセラミックス製のハニカム(蜂の巣)構造体の中にパラジウムやプラチナ、ロジウムなどの希少金属をペースト状にして塗布されています。

【解決方法】高額な触媒コンバーターを交換する以外に修理方法はない

触媒コンバーターの不具合によりマフラー警告灯が点灯した場合は、新品もしくは程度の良い中古の触媒コンバーターにASSY交換することで修理します。

通常の使用では触媒コンバーターが壊れることはまず考えられませんが、触媒コンバーターは大変デリケートなパーツであり、車体の下側をぶつけると衝撃で壊れてしまうことがあります。

エンジンの不調で排気ガスの中に未燃焼燃料が含まれた状態になると、構造体が詰って加熱状態となり、触媒コンバーターの金属が溶けてしまいます。

そうなると修理はできないため、触媒コンバーターをASSY(アッセンブリー:複数のパーツが組み上がった状態で交換するパーツ)するしか修理方法はありません。

車種によっても異なりますが、触媒コンバーターは部品代だけで14万円以上と大変高価なパーツであり、工賃を合わせた修理代は17万円以上となります。

不注意から触媒コンバーターを壊すようなことがないように注意しましょう。

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柴 健太郎

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警告灯点灯 の原因一覧

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※原因は症状から過去の事例を参考にしたもので、不具合の原因を断定するものではありません。
※修理内容は修理工場での作業事例を説明するもので自己修理を推奨するものではありません。

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