エアコンのランプが点滅 原因を解決する方法
POINT
- 不具合があると「A/C」ボタンを点滅させて知らせる。
- 外気温センサーの故障をはじめ、不具合の原因は複数考えられる。
- テスターで不具合箇所を特定して修理する。
エアコンのランプ=「A/C」ボタンの点滅はエアコンシステム不具合の合図
クルマのエアコンは、空調スイッチ類の中にある「A/C」ボタンを押すことで作動します。このボタンが押されていなくて「A/C」ボタンのランプが消えている時は、風が出ていてもエアコン自体は動いていない「送風」状態になっています。
正常な状態ではエアコンを付けた時に「A/C」ボタンのランプが点灯しますが、ランプが点滅している場合はエアコンに何らかのトラブルが発生しています。
というのも、多くのクルマはエアコンに不具合が発生したことが分かりづらいので、不具合がある際に「A/C」ボタンのランプを点滅させる構造になっているのです。車種によっては「A/C」ボタンのランプではなく、「AUTO」ボタンのランプや液晶などに表示される「AUTO」等の文字が点滅することもあります。
点滅の主な原因として考えられるのは、
■オートエアコンの制御を行う外気温センサーの故障
■ガスの圧縮を行うコンプレッサーの故障
■熱を車外に放出するコンデンサーの故障
■内部に空気を流して空気を冷やすエバボレーターの故障
などになります。
テスターで不具合箇所を特定して部品交換
エアコンにトラブルが発生していることを知らせるサインが出たら、まずはOBD2(車載式故障診断装置)テスターを車両に接続して原因を特定することからはじめます。テスターに表示されるエラーコードで不具合箇所がわかったら、その部分に異常が発生していることを確認します。
不具合が確認できたら、該当パーツを交換。外気温センサーは一般的に工賃込みで1万
?1万5000円程度、コンプレッサーは車種によって価格に大きな差があり、最低でも工賃込みで5万円は見ておきたいところ。コンデンサーは工賃込みで3万?5万円程度必要になります。
カーエアコンには多くの部品が使われていて、ものによっては部品交換に手間がかかるため、工賃が高くなります。
(高橋 満)
エアコンの不具合は重大事故の要因にも!?
技術力の高い修理工場に早めに修理を依頼しておくことで、
結果として安く済む可能性が高いです。
カープレミアガレージは東証プライム上場企業のプレミア
グループが厳しい基準で加入している安心できるお店です。