ラムダセンサーの故障の症状・原因・修理内容

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記事監修:柴 健太郎

プレミアモビリティサービス株式会社 執行役員/一般財団法人日本技能研修機構(JATTO)理事

ラムダセンサーの故障とは?

ラムダセンサーは、排気ガス内の残留酸素濃度を測定するためのセンサーで、主にエンジンと排気ガスを浄化する触媒コンバーターの間に設置されています。ラムダセンサーに不具合があると、エンジン警告灯が点灯する、エンジン不調やアイドリング不良、燃費悪化といった症状が発生します。排気ガスの残留酸素濃度を測定するセンサーは、他にもO2センサーと呼称されるものもあります。O2=酸素を測定するセンサーなので、ラムダセンサーも大きなカテゴライズとしてはO2センサーとなります。ただし自動車部品としては、それぞれが役割ごとに区別されていて、O2センサーは残留酸素があるかないかの二択でセンシングしているのに対し、ラムダセンサーはどれだけの量の酸素が残留しているかをセンシングするセンサーとなります。

ラムダセンサーの故障の原因

高温となる排気ガスに晒されるラムダセンサーは、経年劣化や付着する汚れの影響により、正確な残留酸素濃度を測定できなくなります。それをECU(エンジンコントロールユニット)がセンサー異常を認識すると、警告灯を点灯させます。また残留酸素濃度は、ECUが最適な燃料供給量を決定してるための重要な要素のひとつなので、ラムダセンサーが正確に残留酸素濃度を測定できていないと不適格な制御となってしまうので、エンジン不調や燃費の悪化などに繋がります。

ラムダセンサーの故障の修理内容と費用相場

修理を行う際は、ラムダセンサーの交換となります。また交換時には、ECUにラムダセンサーに関連するエラーコード(エンジン診断機で見ることができる、エンジン異常部の記録)が残っているので、その履歴を診断機で消去し再学習させる必要があります。このプロセスを経ないと警告灯が点灯したままの状態となることが多いので、設備の整った整備工場での交換をおすすめします。 (坪内英樹)

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この記事の監修

柴 健太郎

プレミアモビリティサービス株式会社 執行役員
一般財団法人日本技能研修機構(JATTO)理事

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