バッテリー の故障・不具合について
目次
POINT
- 2〜5年でバッテリーは寿命を迎える。寿命を迎えたバッテリーはエンジンがかかりにくい、ヘッドライトが暗くなるなどの症状が現れる。
- バッテリー上がりを起こした場合は、救援車とブースターケーブルでつなぐか、充電器で充電する
- 自力でエンジンの再始動ができない場合はJAFや整備工場に救援を依頼する
- 走行中にバッテリー警告灯が点灯した場合はオルタネーターやVベルト、バッテリーに以上が発生した可能性が考えられる。その場合は安全な場所にクルマを停めてプロの判断を仰ぐ
- バッテリー交換をDIYで行う場合はメモリーバックアップが必要になる。作業に自信がない人はディーラーや整備工場に交換作業を依頼する
最も多い不具合の原因はバッテリーの寿命。購入から2〜5年で新品交換をおすすめ
バッテリーに不具合が発生すると、バッテリーの警告灯が点灯することがあります。
バッテリーの不具合の原因のほとんどはバッテリーの寿命ですが、充電系の異常によりバッテリーの電圧が低下することによる不具合もあります。
よくある症状は、セルモーターの回りが弱くなる・エンジンがかかりにくくなる・ヘッドライトが暗くなる・パワーウィンドウの開閉スピードが遅くなる・アイドリングストップが機能しなくなる、などがあります。バッテリーの電圧は、一般的な乗用車が12V、ディーゼルエンジンの一部の商用車やオフロード車で24V、欧州車に多いマイルドハイブリッドの一部に48Vが採用されています。
バッテリーは、使っているうちに、内部の金属部品や薬剤が徐々に劣化していき、標準2〜3年で寿命を迎えます。
バッテリー上がりはブースターケーブルや充電器があれば再始動。走行中にバッテリー警告灯が点灯した場合は要注意
ヘッドライトや室内灯の消し忘れによる、バッテリー上がりも多いクルマのトラブルです。バッテリーが上がってしまったときは、近くに救援してくれる車がいれば、ブースターケーブル(ジャンプケーブル)を使ってエンジンの再始動を試みることができます。近くに救援車がいない場合は、JAFや加入している自動車保険などのロードサービスを呼びましょう。
また、自宅の駐車場などでバッテリーが上がってしまったときは、市販のバッテリー充電器を使ってしばらく充電してからエンジンを掛け、その後バッテリーに電気を十分に蓄えるためにドライブをすることで解決できます。しかし、それでもすぐにバッテリーが上がってしまうときは、バッテリーが寿命を迎えた可能性大です。
走行中にバッテリー警告灯が点灯した場合は、エアコンやオーディオなどの電装アクセサリーのスイッチを切り、安全な場所にクルマを止めてください。しばらくしても警告灯が消灯しない場合や、何らかの異常を感じたときは、、JAFやロードサービス、整備工場に連絡しましょう。
警告灯が点灯する原因には、オルタネーターやVベルト、あるいはバッテリー本体に不具合が発生した可能性が考えられます。
バッテリー交換はDIYでも作業できるが、現代のクルマはメモリーバックアップを忘れずに!
寿命を迎えたバッテリーは、車種ごとに設定されたバッテリーを購入し、交換となりますが、最近のクルマでは、バッテリーを取り外したときに、ECUなどのコンピューターが初期状態になってしまうため、メモリーバックアップなどの作業を行う必要があります。安易に交換しないように注意してください。
バッテリー交換費用の相場は、クルマによって大きな差がありますが、工賃込みで2万〜7万円程度となっています。