ブレーキマスターシリンダーの故障の症状・原因・修理内容

記事監修:柴 健太郎

プレミアモビリティサービス株式会社 執行役員/一般財団法人日本技能研修機構(JATTO)理事

ブレーキマスターシリンダーの故障とは?

ブレーキマスターシリンダーとは、ブレーキペダルの踏力を油圧に変換してブレーキの制動力を生み出す装置です。ブレーキマスターシリンダーの構造は、筒型の本体の中にブレーキフルードという作動油が満たされており、ペダルからピストンを介して圧力が加わると油圧によって配管の先にあるもうひとつのピストンを押し出してブレーキを作動させます。ブレーキマスターシリンダーに不具合があると、ブレーキマスター本体からオイル(ブレーキフルード)漏れやにじみが生じます。 ブレーキマスターシリンダーは一般的にエンジンルーム内にある運転席側のバルクヘッド部分に備わりますが、右ハンドルの輸入車のほとんどが助手席側に備わります(VWなど国産車と同じ位置に備わる車種もあります)。ブレーキマスターシリンダーは内部構造のピストンやコイルバネ、カップゴム、スナップリングなどをセットにしたブレーキマスターシリンダーカップキットという補修パーツを設定していることが一般的です。ブレーキマスターシリンダー本体の寿命は長いのですが、10年・10万km程度でオーバーホールするのが一般的です。

ブレーキマスターシリンダーの故障の原因

ブレーキマスターシリンダーは長期間の使用で内部のカップゴムが劣化し、ブレーキフルードのシーリングが甘くなってオイル漏れやにじみを生じさせます。また、長期間使用していないクルマはカップゴムが内部で固着してしまい、ブレーキマスターシリンダーが正常に機能しなくなることがあります。

ブレーキマスターシリンダーの故障の修理内容と費用相場

ブレーキマスターシリンダーの不具合によるオイル漏れ・にじみは、ブレーキマスターシリンダーカップキットを用いてオーバーホールで修理します。 (山崎 龍)

費用相場 Case1

ブレーキ修理の交換パーツが「ブレーキマスターシリンダー」の場合には、一般パーツ利用をして、平均的に57,250円の費用が掛かります。

一般パーツ利用 カープレミアパーツ利用
金額

平均:57,250 円

(16,140 円~273,600 円)

平均:35,120 円

(14,980 円~77,630 円)

交換パーツ ブレーキマスターシリンダー

※費用相場は部品代に工賃等を含んだ最終的な金額の目安です。
※クルマの状態により最終的な金額は異なる場合があります。

※交換した部品数によってケースを分けて表示しています。

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※実際の点検で原因が異なると費用が発生する可能性があります。

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この記事の監修

柴 健太郎

プレミアモビリティサービス株式会社 執行役員
一般財団法人日本技能研修機構(JATTO)理事

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