まっすぐ走らない 原因を解決する方法
POINT
- 車がまっすぐ走らない場合、深刻なのは「ホイールハブベアリングの不具合」。
- 放置すると最悪の場合、タイヤが回らず走行不能になることもある。
- アライメントの狂いはタイヤの偏摩耗や直進性の悪化をもたらす。
ホイールハブベアリングの不具合が原因の場合は深刻
ホイールハブベアリングとはクルマの足回りを構成する部品の1つ。クルマにタイヤ(正確にはホイール)を装着する金属部分をハブと言い、このハブにベアリングを使用することからホイールハブベアリング、またはハブベアリングと言います。
タイヤを縁石などにぶつけてベアリング内の部品を損傷したり、ベアリング内のグリスが劣化するとタイヤにガタつきが出て、まっすぐ走らなくなります。またハンドル操作に異音がしたり、振動が出たり、ブレーキ時に異音がすることもあります。
そのまま放置すると、最悪の場合はベアリングが焼き付いて、タイヤが回らなくなるため走行不能になります。もし走行中にタイヤが回らなくなればかなり危険です。そのためまっすぐ走らなかったり、ゴーっという異音がスピードに比例して高まる場合は、放置せずにできるだけ早く対処してください。整備費用は部品代と工賃で4万円前後です。
アライメントの調整不具合が理由の場合もある
アライメント(ホイールアライメント)とは4つのタイヤ(ホイール)の上下・左右それぞれの向きや角度を指す言葉です。クルマのタイヤは実は地面に対して水平・垂直方向に微妙に角度が付けられています。車体に対する4つのホイールの角度や向き、位置をメーカーの基準値に合わせるよう調整することをアライメント調整といいます。
アライメントは点検整備やタイヤ交換等の際にも調整してもらえますが、例えばタイヤを縁石にぶつけたりするとアライメントが狂うことがあります。そうなるとまっすぐ走ることができません。放置すると片方のタイヤだけ、もしくはタイヤの一部部分だけ極端な摩耗(偏摩耗)を引き起こし、タイヤの寿命を縮めてしまいます。整備費用は5000円前後です。
(籠島康弘)
足回りの不具合は重大事故の要因にも!?
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