内気温センサー故障の症状・原因・修理内容

記事監修:柴 健太郎

プレミアモビリティサービス株式会社 執行役員/一般財団法人日本技能研修機構(JATTO)理事

内気温センサー故障とは?

内気温センサーは、その名のとおり車内の温度をモニターするためのセンサーです。内気温センサーに不具合があると、エアコンの温度調節が効かない、エアコンが冷えないなどの症状が発生します。内気温センサーが測定した室内の温度を基準にして、ドライバーが設定したエアコン設定温度に室内温度がなるようにエアコンを稼動させたり、停止させたりします。オートエアコンにはなくてはならないセンサーといえます(ちなみにマニュアルエアコンでは装着されていることはほとんどありません)。

内気温センサー故障の原因

内気温センサーは、サーミスタという温度により抵抗値を変化させる電子部品を使って、室内の温度を正確に測定しています。そのサーミスタが経年劣化などで正確な抵抗値(正確な温度を測定)をできなくなっているのが原因となります。正確な室内温度が把握できていないため、エアコンの設定温度を変えても、温度や風量の調整ができなくなっているのです。

内気温センサー故障の修理内容と費用相場

内気温センサーの修理は、新品部品に交換することで修理できます。ちなみに修理を行う際には、エアコンの他の部分の不具合で温度調整ができなくなっていないかも確認する必要があります。内気温センサー以外にも、不具合があれば温度調整が効かなくなる部品があるからです。内気温センサーの不具合と断定できてはじめて部品発注となるので、修理には最低でも2?3日を要するのが一般的です。 (坪内英樹)

費用相場 Case1

エアコン修理の交換パーツが「内気温センサー」の場合には、一般パーツ利用をして、平均的に13,560円の費用が掛かります。

一般パーツ利用 カープレミアパーツ利用
金額

平均:13,560 円

(4,340 円~39,000 円)

平均:10,850 円

(3,470 円~31,200 円)

交換パーツ 内気温センサー

※費用相場は部品代に工賃等を含んだ最終的な金額の目安です。
※クルマの状態により最終的な金額は異なる場合があります。

※交換した部品数によってケースを分けて表示しています。

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※実際の点検で原因が異なると費用が発生する可能性があります。

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この記事の監修

柴 健太郎

プレミアモビリティサービス株式会社 執行役員
一般財団法人日本技能研修機構(JATTO)理事

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