操作パネルが起動・反応しない 原因を解決する方法
POINT
- エアコンを制御するコントロールユニットに不具合が起こると、操作パネルが正しく表示されないケースがある。
- また、エアコン操作パネル自体に不具合がある可能性も高い。
- 修理費用の目安は工賃込みで、エアコンコントロールユニット交換が5万円〜6万円程度、エアコン操作パネル交換が4万5000円〜5万円程度。
コントロールユニットは操作パネルも制御している
温度設定や風量調節を行うエアコンの操作パネル。エンジンをかけても操作パネルに何の表示も出なかったり、操作をしても反応しない場合は、多くはエアコンコントロールユニットに不具合があるケースです。
エアコンコントロールユニットは乗員のパネルを操作に合わせて冷媒が流れる量を調整し、車内の温度を適切に保っています。そしてオートエアコンではセンサーが車内や車外の温度を測り、風量やどの吹出口から風を出すかなどもコントロールしています。これらの制御はコントロールユニットに組み込まれたコンピュータが行ないますが、ユニットに不具合が起こるとエアコン操作パネルを正しく作動できなくなったり、乗員のパネル操作をコントロールユニットが処理できず、エアコンの関連部位を正しく動かせなくなったりします。
エアコンコントロールユニットを交換する場合、平均すると費用は工賃込みで5万円〜6万円程度になります。
操作パネル自体が壊れているケースもある
操作パネルに何の表示も出ない場合、コントロールユニットではなく操作パネル自体に不具合がある可能性もあります。
操作パネルの不具合はいくつかの理由が考えられます。ほかのボタンは正常なのに一つのボタンだけ調子が悪い時はボタンの接点不良。エアコンのスイッチ類がすべて動作しない場合はヒューズが飛んでいるケースを疑いましょう。
また、パネル全体が暗くて表示がほとんど見えないという場合は、パネルのライトが切れている可能性もあります。
エアコン操作パネルを交換する場合、平均すると費用は4万5000円〜5万円程度になります。
（高橋 満）
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