エアコンが冷えない の原因一覧

エアコンが冷えない の故障・不具合の症状一覧を表示しています。該当の症状を選択して、修理方法を確認しましょう。

※原因は症状から過去の事例を参考にしたもので、不具合の原因を断定するものではありません。
※修理内容は修理工場での作業事例を説明するもので自己修理を推奨するものではありません。

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  • エアコンコンプレッサー本体(一式)不具合

    よくある度:

    星3
    • エアコンが冷えない
    • 異音

    エアコンコンプレッサーに不具合があると、異音(うなり音やガラガラ音)が出たり、冷気が出なくなったり、エアコンガスが漏れたりといった症状が生じます。エアコンコンプレッサーは、エアコンガス(冷媒)の圧力を高めるための装置で、エンジンの回転をプーリー(滑車)とVベルト(ファンベルト)で伝えることで作動しています。エアコンプレッサー側のプーリーには電磁式のクラッチが備わり、エアコン作動時のみコンプレッサーに力が伝わるようになっていて、パワーロスや燃費の悪化を防いでいます。

  • エアコンガス・オイル不具合

    よくある度:

    星3
    • エアコンが冷えない
    • 異音

    エアコンガスやエアコンオイルに不具合があると、エアコンから冷気が出ない、異音が生じる、白煙が出てくるなどの症状が発生します。エアコンガスは冷気を作るために必要となるガスで、エアコンオイルはエアコンガスと共にエアコン内を循環し、主にエアコンコンプレッサーの潤滑を行ないます。エアコンガスには大気圧以上の圧力が掛かった状態でエアコン内を循環しているので、エアコンの部品やそれを繋ぐ配管の接続部のシール(ガスやオイルを堰き止めるゴム製パーツ)に不具合があると、外に漏れ出してしまいます。

  • エアコンコンデンサー不具合

    よくある度:

    星3
    • エアコンが冷えない
    • 異音

    エアコンコンデンサーに不具合があると、エアコンから冷気が出なくなるなどの症状が生じます。コンデンサーはコンプレッサーで圧力が高まったエアコンガスを冷却するためのパーツとなります。なぜ冷却が必要かといえば、コンプレッサーで圧縮することで、エアコンガスが高温になってしまうからです。コンデンサーは、冷却用の細かなフィンの付いた細いエアコンガス通路となっていて、ラジエーターの前に設置され、走行風などの風が当たることで熱を放出し、エアコンガスの温度を下げてくれます。

  • エアコンエバポレーター不具合

    よくある度:

    星3
    • エアコンが冷えない
    • 異音

    エアコンエバポレーターに不具合があると、エアコンの送風口から冷気が出ない、異音が発生するなどの症状が生じます。エバポレーターの役割は、エキスパンションバルブのノズルから噴射されたことで温度が急降下するエアコンガスの冷たさを、ブロアファンが作り出した風に伝えるというものです。エバポレーター内は低温、ブロアファンが作る風は温度が高いという環境なので、エバポレーター表面には結露が発生します。結露で発生する水はドレンチューブから車外に排出されています。

  • エアコンエキスパンションバルブ不具合

    よくある度:

    星3
    • エアコンが冷えない
    • 異音

    エアコンエキスパンションバルブに不具合があると、エアコンから冷気が出ないなどの症状が生じます。また間接的にエアコンコンプレッサーが動かなくなることもあります。エキスパンションバルブは冷気を作り出す要の部品で、コンプレッサーで圧力を高め、それにより半液体化したエアコンガスがエキスパンションバルブの細いノズルからエバポレーター(室内の空気を冷やす部品)内に噴射させることで、急激な気化と共に圧力低下が発生し、その際の気化熱などで低温を作り出しています。

  • エアコンパイプ不具合

    よくある度:

    星1
    • エアコンが冷えない

    エアコンパイプに不具合があると、エアコンガス漏れが発生し、エアコンから冷気が出ないという症状が生じます。エアコンパイプは、エアコンガスを循環させるための通路で、アルミ製のパイプでできています。パイプは、コンプレッサー→コンデンサー→レシーバー→エクスパンションまでがエアコンガスの圧力が高く、高圧側と区別されます。それに対してエバポレーター→コンプレッサー間は低圧側と呼ばれます。高圧側と低圧側はパイプの太さでも区別でき、高圧側エアコンパイプの方が、パイプ径が太くなっています。

  • エアコンレシーバー不具合

    よくある度:

    星1
    • エアコンが冷えない
    • 異音

    エアコンレシーバーに不具合があると、エアコンから冷風が出ない、異音が発生するなどの症状が生じます。エアコンレシーバーは、エアコンコンデンサー(圧縮されたことで高温となったエアコンガスを冷却する装置)とエキスパンションバルブ(エアコンガスを細いノズルから噴射させる装置)の間に設置されます。エアコンレシーバーは、エアコンガス圧を一定に慣らすことと、不純物や水分を取り除く濾過機能などが主な役割となります。内部の状態を覗き見ることができる窓(サイトグラス)が付いているタイプも多く、エアコンガスやオイルの量を確認できます。きます。

  • エアコンコントロールユニット不具合

    よくある度:

    星2
    • エアコンが冷えない
    • 風量調節が効かない
    • ヒーターが効かない
    • 操作パネルが起動・反応しない
    • 温度調節が効かない

  • A/C高圧ホース不具合

    よくある度:

    星1
    • エアコンが冷えない

  • 各部ハーネス不具合

    よくある度:

    星1
    • エアコンが冷えない

  • ヒーターホース・パイプ不具合

    よくある度:

    星1
    • エアコンが冷えない
    • ヒーターが効かない

  • A/C低圧ホース不具合

    よくある度:

    星1
    • エアコンが冷えない

  • マグネットクラッチ不具合

    よくある度:

    星1
    • エアコンが冷えない

  • エアコン圧力スイッチ不具合

    よくある度:

    星1
    • エアコンが冷えない

  • サーミスタ不具合

    よくある度:

    星1
    • エアコンが冷えない

  • 内気温センサー不具合

    よくある度:

    星1
    • エアコンが冷えない
    • 温度調節が効かない

エアコンが冷えない を解決する方法

POINT

  • エアコンから冷気が出ない場合、まずガスやオイルが不足していることが考えられる。この場合、補充で対応できるので修理費用はそこまで高くない。
  • ガス漏れの場合は漏れている箇所を特定し、対策を取ると安心。
  • エバポレーターなどが壊れてしまった場合、修理費用が高額になるケースもある。

ガス漏れが原因の場合、修理費用は高くない

カーエアコンは内部のガスが循環することで冷風を送る仕組み。このガスが少なくなったり、コンプレッサーの潤滑と気密性を高めてガス漏れを防ぐ役割を担うエアコンオイルが少なくなっても冷たい風が出なくなります。この場合は不足したガスやオイルを補充することに。費用は工賃込みで5000円〜6000円程度になります。

エアコンガス漏れの原因がガスの通路の接続部にあるOリングの劣化だった場合、合わせてOリングも交換します。Oリングは安価なので、費用は工賃込みで3000円〜4000円程度になります。

エアコンをONにしても冷たい風が出ない原因がエアコンコンプレッサーのトラブルだった場合、コンプレッサーの本体(ASSY)交換に。ASSY交換になると、修理費用は5万円から9万円程度になります。

エアコン内部に入った不純物が故障の原因になる

現在は多くのクルマでオートエアコンが標準装備になっています。インパネにあるパネルを含むコントロールユニットが故障した場合は、ユニット交換になります。車種により費用は異なりますが、平均すると5万円〜6万円程度になります。

エキスパンションバルブやエバポレーターなど、カーエアコンの要となる部分が故障すると冷気を発生させられなくなります。故障の多くは内部に入り込んだ不純物が原因。これらは部品交換で対応します。

車種により部品代や工賃はかなり変わってきますが、一般的な修理費用はエキスパンションバルブで1万5000円〜2万円前後、エバポレーターで7万円〜8万円程度となります。

他にもコンデンサーやハーネス、ホース、パイプなどに不具合があることも考えられます。エアコンは夏以外でも使うため、おかしいなと思ったら早めに修理を依頼してください。
(高橋 満)