パーキングブレーキ効かない 原因を解決する方法
POINT
- パーキングブレーキが利かなくなるのは、電動パーキングアクチュエーター、パーキングブレーキペダル、パーキングブレーキワイヤー、ブレーキドラムの故障が原因
- 電動パーキングブレーキやパーキングブレーキペダルの故障はASSY交換で修理
- パーキングブレーキワイヤーは調整で直ることが多い
【原因】パーキングブレーキの故障はこのパーツの不具合で起こる
パーキングブレーキが効かなくなるのは、電動パーキングアクチュエーター、パーキングブレーキペダル、パーキングブレーキワイヤーの不具合が原因です。
電動パーキングアクチュエーターとは、近年、採用が増えている電動式パーキングブレーキ搭載車に備わる電装パーツで、パーキングブレーキのロックやリリースを制御します。
パーキングブレーキのボタンやスイッチを操作すると、電動パーキングアクチュエーターに電気信号として伝わり、内蔵された電気モーターがワイヤーを引っ張ったり緩めたりして、後輪ブレーキのロックや解除を行います。
パーキングブレーキペダルとは、電動ではない通常のパーキングブレーキを作動させるためのペダルで、運転席フロアのブレーキペダルの左側に位置するペダルです。
パーキングブレーキワイヤーとは、パーキングブレーキレバーやパーキングブレーキペダルと後輪のブレーキを繋ぐワイヤーのことで、その張力でブレーキパッドもしくはブレーキシューを締め付けて制動力を発生させます。
【解決方法】電動パーキングアクチュエーターやパーキングブレーキはASSY交換、パーキングブレーキワイヤーは調整で対応
電動パーキングアクチュエーターが故障すると電動パーキングブレーキが利かなくなります。
パーキングブレーキがかけられない状態なら、そのまま修理工場にクルマを持ち込むことができますが、パーキングブレーキがかかった状態で解除できないときは、取扱説明書に記載がある、緊急解除スイッチを押してロックを解除し、速やかに修理工場へクルマを持ち込むようにしましょう。
電動パーキングアクチュエーターの故障は一般的には新品もしくは程度の良い中古品でASSY(アッセンブリー:複数のパーツが組み上がった状態で交換するパーツ)交換で対応します。
電動パーキングアクチュエーターの修理費用は新品を使った場合、車種によっても異なりますが、部品と工賃をあわせて8〜20万円になります。
パーキングブレーキペダルに不具合があると、ペダルを踏んでもロックができない、あるいはロックが外れないという症状が現れます。
パーキングブレーキペダル故障の原因は、ギアの摩耗やガタツキ、錆やグリスの劣化などで、清掃やグリスアップで修理できない場合はASSY交換で対応します。
パーキングブレーキワイヤーの不具合は、緩んだワイヤーの張りを調整することで機能を回復させますが、ワイヤーが経年劣化で伸びてしまったり、錆が酷い場合にはワイヤーを新品に交換します。
ブレーキの不具合は重大事故の要因にも!?
技術力の高い修理工場に早めに修理を依頼しておくことで、
結果として安く済む可能性が高いです。
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