アラウンドビューカメラの表示不具合 原因を解決する方法
POINT
- アラウンドビューカメラは前後左右4つのカメラ映像を合成し、ひとつの映像としてディスプレイに表示する機能。どれかひとつのカメラに不具合があると俯瞰映像が正しく表示されなくなる。
- カメラを交換すると、修理費用は工賃込みで4万5000円〜5万円程度。
- 稀にカメラの配線や接触不良で映像が正しく表示されないこともある。
一つのカメラに不具合があると俯瞰映像を正しく表示できない
アラウンドビューカメラの表示に不具合がある場合、ブラインドスポットカメラに原因がある可能性があります。
この機能はフロント、リア、左右、計4つのカメラが捉えた映像をひとつの映像として合成し、自車を俯瞰から見たような映像で周囲の安全を確認できる機能です。パノラミックビューモニター、アラウンドビューモニター、マルチビューカメラシステム、360°ビューモニターなど、メーカーにより呼称が違います。
それぞれのカメラが捉えた映像は歪み方などが異なるため、映像処理ユニットがそれぞれの映像を補正して、一枚の映像としてディスプレイに出力しています。
飛び石でフロントカメラが壊れたり、サイドミラーを電柱などで損傷するなどして、ブラインドスポットカメラに不具合があると映像を正しく取得できず、俯瞰映像の一箇所の映像が表示されなかったり、極端に暗い状態になります。
ブラインドスポットカメラを交換する場合、修理費用は車種によって異なりますが一般的に工賃込みで5万円以上はかかるようです。
稀に配線の断線が原因で映像が乱れることも
その他の原因として、稀にカメラの配線が断線や接触不良を起こしているケースもあります。この場合は断線や接触部を直すことで問題は解決します。もし映像処理ユニットに不具合が発生していたら、本体(ASSY)交換が必要になります。
なお、アラウンドビューカメラの映像は中央部にあるクルマの画像から放射状に4本の線が斜めに延びていると思います。これは前後左右それぞれのカメラ映像の境界線で、故障ではありません。最新のアラウンドビューカメラではこの線がなくなっています。
(高橋 満)
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