ABSコントロールユニットの故障の症状・原因・修理内容
よくある度:
ABSコントロールユニットの故障とは?
ABSコントロールユニットとは、車輪速センサーから伝えられるパルスを測定し、ドライバーがブレーキペダルを踏んだ際に、実際の速度とタイヤ回転数の差をモニターし、必要に応じて油圧回路の減圧バルブを開いてブレーキを弱め、その操作を短時間のうちに繰り返すことでタイヤがロックされることを防ぎ、制動距離を短くするための機器です。 ABSコントロールユニットに不具合があると、「ブー」という異音が発生し、ブレーキ警告灯が点灯することがあります。 ABSコントロールユニットは、ブレーキと接続される金属製のパイプが伸びた金属製の箱(ハイドロユニット)に樹脂製の油圧制御ユニット(コントロールユニット)が組み合わされています。 ハイドロユニットは油圧を制御する円筒形の管が複数並んでおり、コントロールユニットの中には、各管に対応する油圧を制御するソレノイドバルブと制御ECUが内蔵されています。 ABSコントロールユニットの装着場所は、エンジンルーム内のマスターシリンダーの反対側に位置するバルクヘッド付近が一般的なようです。 ABSコントロールユニットの寿命はとくに設定されていませんが、一般的な使用環境では10年・10万km程度は問題なく使用できるようです。
ABSコントロールユニットの故障の原因
ABSコントロールユニットの不具合は、コントロールユニット内部基板などの電気系故障の可能性が高く、次に考えられる原因はハイドロユニットの機械的な故障です。
ABSコントロールユニットの故障の修理内容と費用相場
ABSコントロールユニットが故障した場合は、新品もしくはリビルト品、程度の良い中古品を使用して本体(ASSY=アッセンブリー:複数のパーツが組み上がった状態で一式交換するパーツ)交換するのがディーラーなどでは一般的な修理方法です。 しかしながら、ABSコントロールユニットの部品代は新品の場合は高価で、高級車や輸入車では30万円以上の修理代がかかることもあります。その場合は分解修理や中古部品での修理を請け負ってくれる整備工場に依頼することを検討しても良いでしょう。 (山崎 龍)
費用相場 Case1
ブレーキ修理の交換パーツが「ABSコントロールユニット」の場合には、一般パーツ利用をして、平均的に127,980円の費用が掛かります。
一般パーツ利用 | カープレミアパーツ利用 | |
---|---|---|
金額 |
平均:127,980 円 (42,200 円~354,860 円) |
平均:102,390 円 (33,760 円~283,890 円) |
交換パーツ | ABSコントロールユニット |
※費用相場は部品代に工賃等を含んだ最終的な金額の目安です。
※クルマの状態により最終的な金額は異なる場合があります。
※交換した部品数によってケースを分けて表示しています。
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※実際の点検で原因が異なると費用が発生する可能性があります。
ABSコントロールユニットの故障は重大事故の要因にも!?
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