ディスクローターの故障の症状・原因・修理内容

ディスクローターの故障とは？

ディスクローターに不具合があると「ガガガガ」「クックック」などという異音とともにペダルに振動が発生します。また、ブレーキを踏むと「キーキー」という異音が発生することもあります。場合によっては、ブレーキが効きづらくなり、制動距離が延びて危険な状態となります。ディスクブレーキはブレーキキャリパーに組み込まれたブレーキパッドを車輪とともに回転するディスクローターに、ブレーキピストンで両側から押しつけることで制動力を発生させるブレーキシステムです。ディスクローターはその名の通り、金属もしくはカーボン製の円盤型をしています。国産車での寿命はおおよそ10万kmないしはそれ以上ですが、輸入車の場合は高性能なブレーキパッドを装着していることから、パッド交換2回に1度の頻度でディスクローターの交換が必要となる車種が多くなっています。

ディスクローターの故障の原因

ディスクローターはブレーキパッドとの摩擦によって制動力を得るため、徐々に削られていきやがては消耗して寿命を迎えます。走行中にディスクローターとパッドの間に砂やゴミが入りこむことがあり、偏摩耗によってレコード盤のような傷がつくことがあります。そうなるとパッドとの接触面が減ってブレーキが効きづらくなります。なお、使用限界を超えたディスクローターは、熱によって歪みやクラックが出ることもあります。

ディスクローターの故障の修理内容と費用相場