マフラーがグラグラする 原因を解決する方法

マフラーがグラグラするのイメージ

記事監修:柴 健太郎

プレミアモビリティサービス株式会社 執行役員/一般財団法人日本技能研修機構(JATTO)理事

POINT

  • マフラーがグラグラするのはマフラーブラケット
  • ハンガーの不具合が原因
  • マフラーブラケット
  • ハンガーが腐食や経年劣化を起こすとマフラーを正しく固定できなくなる
  • マフラーがグラグラしたらマフラーブラケット
  • ハンガーを交換することで修理は完了する

【原因】マフラーがグラグラする原因とは?

マフラーがグラグラする原因は、マフラーブラケット・ハンガーの不具合が原因です。

マフラーとは、消音器とも呼ばれるパーツで、エンジンから排出された排気ガスの温度と圧力を低くすることで排気音を低減し、パイプの取り回しを調整することでエンジンの出力やトルク特性を決定します。マフラーはエンジン本体から伸びたエキゾーストマニホールドより後ろ側に装着され、エキゾーストパイプ、O2センサー、触媒コンバーター、サブマフラーやプリマフラー、メインマフラーといった複数のパイプで構成されています。

マフラーハンガー・ブラケットとは、マフラー本体を車体に取り付けるのに使用されるパーツです。マフラーブラケットはマフラーを支える金具であり、マフラーハンガー(吊りゴム)はマフラーブラケットにマフラーを固定するための強化ゴム製のパーツです。形状は車種によっても若干異なりますが、マフラーブラケットは棒状、マフラーハンガーは小判型のゴム部品にマフラーや金具を通すための穴が開いています。複数のマフラーブラケットとハンガーを組み合わせて使用することでマフラーを固定します。

【解決方法】腐食したマフラーブラケット、経年劣化したマフラーハンガーを交換することで修理

マフラーがグラグラして正しく車体に固定できなくなるのは、マフラーブラケット・ハンガーが長期間の使用による腐食や経年劣化で本来の機能が損なわれたことが原因です。

鉄製のマフラーブラケットは、降雪地域では凍結防止剤の影響でサビが進行しやすく、腐食した状態で放置すると走行中の振動でマフラーが脱落する恐れがあります。ゴム製のマフラーハンガーは、その素材の宿命からオゾンなどによる酸化劣化や紫外線などの放射劣化、寒暖の差などで物性が低下し、徐々に弾力性を失って、やがては亀裂や破損などを起こします。マフラーブラケットの破損と同じく、マフラーハンガーが破損すると走行中に振動でマフラーが落下する危険性があります。

マフラーブラケット ・ハンガーの不具合でマフラーがグラグラし出したら、早急に新品に交換する必要があります。また、定期点検でマフラーブラケットの腐食やマフラーハンガーの亀裂などが見つかったのなら、早めにパーツを交換することをおすすめします。

(山崎 龍)

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柴 健太郎

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※原因は症状から過去の事例を参考にしたもので、不具合の原因を断定するものではありません。
※修理内容は修理工場での作業事例を説明するもので自己修理を推奨するものではありません。

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