エアークリーナーエレメント故障の症状・原因・修理内容

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記事監修:柴 健太郎

プレミアモビリティサービス株式会社 執行役員/一般財団法人日本技能研修機構(JATTO)理事

エアークリーナーエレメント故障とは?

エアクリーナーエレメントとは、空気中に漂う塵や埃をろ過するためのフィルターのことです。エンジンは空気にガソリンを混ぜた混合気を燃焼させることで動力を生み出します。吸い込んだ空気に異物が混じっていると、シリンダー内部を傷つけてしまいエンジンの寿命が短くなります。そこでエンジン保護のためにエアクリーナーエレメントが必要となります。 エアクリーナーエレメント(エアフィルター)に詰まりなどの不具合があると、エンジンへ適切な量の空気が供給されず不調につながります。エンジン系の警告灯が点灯することもあります。 エアクリーナーエレメントには、純正品として採用される樹脂製のエアクリーナーボックスに装着する四角い板状のものと、社外品に多いキノコ型のものがあります。エアクリーナーエレメントの材質は、純正品はフィルター部分が波折りされた紙製(乾式)、社外品はスポンジ製(湿式)のものが多く、後者は集塵のためにオイルが薄く塗布されています。 寿命はそれぞれ純正品が2〜3万km、社外品は純正品よりも寿命は短く5,000〜10,000kmで清掃が必要になり、スポンジが劣化したら新品に交換します。

エアークリーナーエレメント故障の原因

エアクリーナーエレメントは走行距離の増加とともに、フィルターが塵やホコリで目詰まりを起こし、吸気効率が悪くなります。 吸気効率が低下したフィルターエレメントを使い続けると、必要な吸気が得られずエンジンが本来の性能を発揮できないばかりか、不調を招く恐れがあります。また、社外品のエアクリーナーエレメントは時間経過とともにフィルターのスポンジが劣化することがあります。 スポンジが劣化するとボロボロに崩れ、吸気と一緒に破片がエンジン内部に混入することがあり、故障の原因となることがあります。

エアークリーナーエレメント故障の修理内容と費用相場

交換時期を迎えたエアクリーナーエレメントは新品に交換します。エアクリーナーエレメントの交換は純正形状のものなら工具を使わずに簡単にできる作業ですが、自信のない人は整備工場に作業を依頼することを推奨します。 (山崎 龍)

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※実際の点検で原因が異なると費用が発生する可能性があります。

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この記事の監修

柴 健太郎

プレミアモビリティサービス株式会社 執行役員
一般財団法人日本技能研修機構(JATTO)理事

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