異音(「シュー」という異音) 原因を解決する方法
POINT
- ブレーキ操作時の「シュー」という空気が抜けるような異音はブレーキブースターの不具合が原因
- ブレーキブースターがエア漏れを起こすと負圧を維持できなくなってブレーキペダルが重くなる
- ブレーキブースターの不具合は亀裂や穿孔のあるバキュームホースの交換、もしくはエア漏れを起こした本体を交換する
ブレーキブースターからのエア漏れが原因
ブレーキ操作時に「シュー」という空気が抜けるような異音がした場合は、ブレーキブースター(マスターバック)の不具合が疑われます。
ブレーキブースターとは、ブレーキペダルの踏力をアシストして、小さな力でブレーキマスターシリンダーのピストンを押せるようにする真空倍力装置のことです。ブレーキブースターはエンジンルーム左右の隔壁に備わります。エンジンのインテークパイプとブレーキブースターを接続するバキュームホースに穴が開く、あるいはブレーキブースターが密閉性を損なってエンジンの負圧を維持できない状態になると、ブレーキの作動時に「シュー」という異音を発生させることがあります。
ブレーキブースターがエア漏れを起こすと、負圧を使ってブレーキペダルの踏力をアシストできなくなるので、ブレーキを何度か使っているうちにだんだんペダルが重くなります。また、ブレーキブースターの抵抗がなくなってペダルが沈み込んだり、ペダルの根本で「コツコツ」「ボコボコ」「ギー」などの異音がすることがあります。
【解決方法】ブレーキブースター本体もしくはバキュームホースの交換
ブレーキブースターから「シュー」という空気が漏れる音がしたときは、危険ですので整備工場で早急に修理を行う必要があります。
ブレーキブースターの不具合がバキュームホースの亀裂や穿孔にある場合は、新品のホースに交換することでエア漏れはなくなります。ですが、不具合がブレーキブースター本体にある場合は、新品もしくは程度の良い中古品で本体一式(ASSYアッセンブリー:複数のパーツが組み上がった状態で交換するパーツ)を交換しなければなりません。
修理費用は車種によってまちまちですが、バキュームホースの交換だけなら数千円?1万円ほど、ブレーキブースター本体の交換で2?10万円ほどかかります。
ブレーキの不具合は重大事故の要因にも!?
技術力の高い修理工場に早めに修理を依頼しておくことで、
結果として安く済む可能性が高いです。
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