電動ウォーターポンプの故障の症状・原因・修理内容
よくある度:
電動ウォーターポンプの故障とは?
電動ウォーターポンプとは冷却水を循環させるためのポンプ=ウォーターポンプのうち電動のものを指します。電動ウォーターポンプに不具合があると、警告灯が点灯したり、冷却水が漏れたり、冷却水がオーバーヒート、もしくはオーバークールするなどの不具合が生じます。冷却水を循環させるためのポンプ=ウォーターポンプは、これまでエンジンの動力を利用して作動させる、いわゆる機械式が一般的でしたが、昨今、それを電動化した電動ウォーターポンプを採用するメーカーも出てきています。電動化することでのメリットは、エンジンのパワーロスの低減や、緻密な冷却水温管理ができるようになるといったものがあります。
電動ウォーターポンプの故障の原因
冷却水漏れについては機械式も電動も同様で、本体の合わせ面やインペラー(水を循環させる羽根)の軸に付くガスケットやシールが経年劣化し、漏れが発生します。警告灯が点灯したり、オーバーヒート、オーバークールが発生したりする原因は電気的なものが要因です。ECU(エンジンコントロールユニット)からの指令どおりにインペラーを回転させるモーターが回らず、それをエラーとして記録されると警告灯が点灯する他、ECUの指示より回らなければオーバーヒート、多く回っているとオーバークールが発生します。
電動ウォーターポンプの故障の修理内容と費用相場
警告灯が点灯していたり、オーバーヒートかオーバークールとなっていたりする場合は、診断機に掛け、電動ウォーターポンプの不具合によるものなのかを特定します。原因が電動ウォーターポンプと特定できたら、新品部品に交換し、冷却水の補充とエア抜き(冷却水路内に空気溜まりがあると、冷却機能を損なうので必ず行う作業となります)を行います。車種によっては新しい部品に交換後、診断機を使ってECUを調整する作業が必要となることもあります。 (坪内英樹)
費用相場 Case1
エンジン修理の交換パーツが「電動ウォーターポンプ」の場合には、一般パーツ利用をして、平均的に40,460円の費用が掛かります。
一般パーツ利用 | カープレミアパーツ利用 | |
---|---|---|
金額 |
平均:40,460 円 (18,780 円~99,140 円) |
平均:38,840 円 (16,570 円~87,590 円) |
交換パーツ | 電動ウォーターポンプ |
※費用相場は部品代に工賃等を含んだ最終的な金額の目安です。
※クルマの状態により最終的な金額は異なる場合があります。
※交換した部品数によってケースを分けて表示しています。
費用相場 Case2
エンジン修理の交換パーツが「電動ウォーターポンプ、サーモスタット」の場合には、一般パーツ利用をして、平均的に52,670円の費用が掛かります。
一般パーツ利用 | カープレミアパーツ利用 | |
---|---|---|
金額 |
平均:52,670 円 (41,490 円~59,900 円) |
平均:42,140 円 (33,190 円~47,920 円) |
交換パーツ | 電動ウォーターポンプ、サーモスタット |
※費用相場は部品代に工賃等を含んだ最終的な金額の目安です。
※クルマの状態により最終的な金額は異なる場合があります。
※交換した部品数によってケースを分けて表示しています。
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※実際の点検で原因が異なると費用が発生する可能性があります。
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