フューエルプレッシャレギュレーター故障の症状・原因・修理内容

記事監修:柴 健太郎

プレミアモビリティサービス株式会社 執行役員/一般財団法人日本技能研修機構(JATTO)理事

フューエルプレッシャレギュレーター故障とは?

フューエルプレッシャーレギュレーターはエンジンに供給される燃料の圧力を制御するパーツで、タンクからエンジンに燃料を圧送する燃料ポンプとインジェクター(エンジンに備わる燃料噴射装置)の間に設置されています。フューエルプレッシャーレギュレーターに不具合があると、エンジンが掛からない、エンジンが掛かりにくい、エンジンに力がない、エンジンの回転が重い、マフラーから黒煙が出る、燃費が悪いといった症状が出ます。燃料に掛かった圧力を燃圧(フューエルプレッシャー)と言いますが、エンジンに最適な量の燃料を供給するには、フューエルプレッシャーレギュレーターによる燃圧の管理が非常に重要な要素となります。

フューエルプレッシャレギュレーター故障の原因

フューエルプレッシャーレギュレーターは、バネの反力とエンジンから発生する負圧により、ポンプから圧送される燃料の圧力を設定値に調整しています。バネは経年劣化するので、使っていくうちに反力が弱まります。反力が弱まると燃圧が保てずエンジンに供給すべき燃料の量が減ってしまいます。これが原因でエンジンの始動不良やエンジン性能の低下を招きます。エンジンからの負圧はゴムホースでフューエルプレッシャーレギュレーターに接続されています。経年劣化によりゴムホースに亀裂が生じると適正な負圧が掛からなくなり、設定よりも多くの燃料が供給されてしまいます。これが原因でエンジンの回転上昇が重くなったり、マフラーから黒煙が出たり、燃費が悪くなるなどの症状が出ます。

フューエルプレッシャレギュレーター故障の修理内容と費用相場

修理を行う場合は、フューエルプレッシャーレギュレーター、もしくはゴムホースを症状に合わせて新品に交換します。部品を交換することで復調してくれれば、それで修理完了となります。ちなみに燃圧が低くなっているケースでは燃料を圧送してくれるフューエルポンプが原因とも思えますが、フューエルポンプは徐々に壊れることは稀で、突然機能しなくなり燃料を全く圧送してくれなくなることが一般的です。燃圧の上昇や低下の場合は、フューエルプレッシャーレギュレーターの修理で問題は解決されます。 (坪内英樹)

費用相場 Case1

エンジン修理の交換パーツが「フューエルプレッシャレギュレーター」の場合には、一般パーツ利用をして、平均的に33,020円の費用が掛かります。

一般パーツ利用 カープレミアパーツ利用
金額

平均:33,020 円

(29,550 円~58,330 円)

平均:29,150 円

(21,140 円~37,150 円)

交換パーツ フューエルプレッシャレギュレーター

※費用相場は部品代に工賃等を含んだ最終的な金額の目安です。
※クルマの状態により最終的な金額は異なる場合があります。

※交換した部品数によってケースを分けて表示しています。

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※実際の点検で原因が異なると費用が発生する可能性があります。

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この記事の監修

柴 健太郎

プレミアモビリティサービス株式会社 執行役員
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